なんとなく渋谷から自由が丘まで歩いてきた
2021年1月31日(日) 23:59 | 日記
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
新型コロナウイルスでいろいろたいへんな時期ですが、なんとか元気で生きています。今年もよろしくお願いします。
愛知から東京に引っ越してきて15年が過ぎました。プライベートでも仕事でも都内のいろいろな場所を訪れてきましたが、なにせ東京都は人口1400万人、23区内だけでも950万人という大都市であり、この15年の間にほとんど行ったことがない場所もたくさん残っています。
僕もいつまで東京に住むかわからないので、いつか東京を離れたときに「あそこへ行っておけばよかった」と思い残すことがないように、時間があるときは都内の街や観光地を積極的に巡ろうと思います。電車の中では声を発さず、駅から出たら無言で外を歩くだけなので、新型コロナの感染の拡大には寄与しません。
というわけで、今日は都内の街巡りの第1弾。個人的に今までまるっきり縁がなかった、東急東横線の沿線を軽く歩いてみました。渋谷から出発して、目的地は自由が丘です。
新型コロナウイルスのせいでライブやイベントがなくなり、ここ1年ほど休日は家に引きこもりがちだったので、運動不足の解消も兼ねています。
14:08 渋谷駅新南口
渋谷駅までは電車で来ました。新南口で降りたのも、もしかしたら初めてかもしれません。
ここからしばらく山手線に沿って南へ歩き、歩道橋で山手線を越えて代官山へ向かいます。山手線と東急の間の高級住宅街は小高い丘になっていました。さすがは「山」という地名だけあります。渋谷も「谷」なので、名前が示すとおり土地に高低差があります。
14:27 代官山駅
シャレオツな街、代官山です。初めて来ました。ここから先、中目黒以外の駅はすべて今日初めて訪れる場所です。
代官山駅の周りには飲食店やファッションの店がたくさんあるのですが、とにかくアルファベットが多い。大半が英語で、フランスやスペインなどラテン系の単語から取った店名も目立ちました。都内だと横田基地がある福生市の国道16号添いの次ぐらいに英語が多いかもしれません。
そんなシャレオツなはずの街なんですけど、こういう汚い落書きを見ると引いてしまいます。ダサい。絶望的にダサい。隣駅の渋谷でもよく見かけるのですが、代官山にもたくさんありました。
街の住人に対して、15年前と同じ嫌がらせをいまだにやっているのかとあきれてしまうのですが、実はこういう落書きの文字にもはやり廃りがあったりするんですかね。「これが今流行の書体」「これは5年前にはやった書体だけど今は古い」とか、見る人が見たらわかるのでしょうか。
我々のような一般人にしてみたら、興味や知識がない人にとっての「演歌はどれも同じに聞こえる」みたいな感覚です。
代官山駅前では、郵便ポストに書かれた落書きを消している人たちがいました。書くのは簡単だけど、消すのは何倍もたいへんです。街の景観を守る仕事をする人たちを尊敬します。
代官山駅の近くの大通りでも、落書きを消す人たちの姿を見ました。
公共物に落書きをする人間は、景観を汚し、人に迷惑をかけることの何が楽しいのか、理解に苦しみますね。
あの手の落書きは、僕が住む武蔵境駅の周辺ではほとんど見かけません。いいことです。
14:52 中目黒駅
中目黒にはプライベートで1回、仕事で1回来たことがあります。
プライベートでは、2015年にアイドリング!!!がキンケロ・シアターで演劇をやっていたのを見に行きました。舞台の演出はラサール石井さんでした。
中目黒といえば目黒川。両岸の景色がとても上品です。
駅前は代官山とは違って、庶民的なチェーン店も多いのですが。
駅前の商店街。奥に見える45階建ての高層マンションと、下町っぽさを感じる街並みの対比がまさに東京です。
15:14 祐天寺駅
駅前には商店街、周りは住宅街。典型的な東京23区の私鉄沿線の風景でした。
15:28 学芸大学駅
大学がないのに駅名はそのままでおなじみの学芸大学駅です。
ナゴヤ球場前駅がナゴヤドームのオープンと中日ドラゴンズの本拠地の移転に伴って、ナゴヤ球場は今もあるのに山王駅になったことを思うと、なんで変えないんだろうといつも思ってしまいます。駅名を変えたら駅前のいろいろな「学芸大学店」も名前を変えなきゃいけなくなって影響が大きいのもわかりますが、でも名が体を表さないのは公共性の高い鉄道駅としてはよろしくないと個人的には思っています。
開業当初の「碑文谷駅」でいいと思うんですけどね。かっこいいし。
駅周辺の風景は、ひとつ前の祐天寺駅と似た印象でした。
学芸大学駅から少し歩いた先にある、碑文谷公園の池。補正なしで撮ったら暗く写ってしまいました。だんだん日が傾いてきました。
このあたりから、足の裏が痛くなってきました。たくさん歩く日は厚手の靴下にすべきでした。旅行やライブの日はいつもそうしているのに、ひさしぶりだったので忘れていました。
15:56 都立大学駅
写真がぶれてしまいましたが、都立大学駅です。ここも先ほどの学芸大学駅と同じく、名が体を表さない駅です。
駅を出て、気になったのがこれ。樹木と自転車だけが整然と並ぶ、ほかの場所では見たことがない光景でした。
三鷹駅から武蔵野中央公園へ向かう遊歩道がそうだったように、昔はここに鉄道が敷かれていたのかなと思ったら、そういうわけではないみたいです。
東京都が整備した散歩道のようですね。
この看板には、都立大学駅が開業した当初は「柿の木坂駅」だったと書かれていました、もう大学はないんだし、すごくいい駅名だから戻せばいいのにと思いました。
都立大学駅から自由が丘駅へ向かう途中、足の裏に続いて、太もものあたりも痛くなってきました。意識的に早足で歩いてきたのですが、それにしても2時間そこそこ歩いただけで足が痛いなんて、どんだけ運動不足なんだよって思いました。それなりに歩く機会が多かった1年前は、ここまでひどくはありませんでした。
16:20 自由が丘駅
今回の目的地、自由が丘駅に着きました。
東急のターミナル駅ということで、駅前の商店街の規模はかなり大きく、知ってる駅でたとえるなら蒲田と同じくらいでしょうか。
規模のわりに、デパートや家電量販店のような大型店舗がないのがちょっと不便かもと思いましたが、電車で渋谷まですぐに出られるので、この街はこれでいいのかもしれません。
ここまで、祐天寺駅でのトイレ休憩以外は一度も座ることなく、写真を撮るときと信号待ち以外はずっと早足で歩いてきました。
渋谷から自由が丘までの営業キロ数は7キロほどですが、線路に沿って歩いたわけでもなく、駅の周りを散策したりもしたので、たぶん合計で10キロ以上歩いたと思います。それなりにいい運動になりました。
次回は東急の別の路線を歩いてみようと思います。