Windowsのシステムディスクの交換はOSの標準機能が最強だったという話

2020年12月31日(木) 22:21 | 日記

SSDの換装自体はわりとあっさり成功

先日、自作パソコンのM.2のSSDを換装しました。
換装を思い立ったのは1年前で、交換用のSSDもそのときに買いました。ところが、市販のソフトを使って新しいSSDにシステムディスクのクローンを作成したところ、なぜか失敗してWindowsが起動せず、その後何度か挑戦しても無理でした。そこで今回初めてやり方を変えて挑戦したところ、1年越しでようやく成功したという話です。

メーカー製のパソコンだと何年かしたら買い替えるのが普通なので、システムディスクの換装は普通はしません。ただ、買い替えるたびに必要なソフトを入れ直したり環境設定をやり直したりする必要があり、なかなかたいへんです。
僕のデスクトップパソコンは自作で、もともと2011年に買ったものを、2016年にOSとマザーボードとCPUをアップグレードして今も使っています。パソコンを買い直さずにアップグレードを続けていけば、ソフトを入れ直さなくてすむので楽です。とはいえ、CPUやマザーボードだけでなく、グラフィックボード、メモリー、電源ユニット、冷却装置やハードディスク、SSD、光学ドライブなどのハードウェアは物理的な寿命があるので、定期的に入れ替える必要があります。
CPUやマザーボードは単に取り替えるだけでいいし、最近のWindowsは優秀なのでトラブルなくスムーズに交換できるのですが、システムディスクが入ったSSDの交換は、データのコピーがうまくいかないと起動すらままならず、正しい手順でやらないといけません。

「システムディスクの換装に失敗したときの市販のソフト」については詳しい言及を避けますが、2018年に書いた日記のリンクを貼っておきます。このときに使ったのと同じソフトです。

こんな夜中にパソコンが壊れかけて焦りまくった話

有料のソフトを使ってSSDのクローンを作ってもだめなのに、どうすればいいのかと思っていろいろ調べてみたところ、「ソフトなしでSSDの換装ができる」という情報がありました。僕が見つけて参考にしたサイトはこちらです。

【Windows10】OS標準機能だけでSSDクローン作製する方法。「バックアップと復元」を使えばソフトなしで引越し可能 | ARUTORA

こちらで紹介されている手順に沿ってやってみたら、あっさり換装に成功しました。
システムディスクを交換するだけなら、Windowsの標準機能が最強でした。今まで何をやってきたんだろうという話です。

移動させると消えてしまう回復パーティション

問題はここからです。SSDを換装するのは目的の半分で、もう半分の目的は、システムディスク(Cドライブ)の容量を増やすことです。これがなかなかたいへんでした。

換装前のSSDのパーティションはこんな感じになっていました。
旧システムディスク
交換前のSSDを交換後に認識させたためにドライブレターがありませんが、左から2番めの135.17GBの領域がシステムディスク(Cドライブ)でした。Cドライブの右隣に回復パーティションが550MB。その右側には102.48GBの未割り当ての領域がありますが、以前はここをDドライブとして、ドキュメントファイル(デスクトップなど)やページングファイル、Tempファイルなどのデータ置き場として使っていました。換装前にDドライブは別のSSDに移行しました。
換装直後のSSDも同じ構成ですが、全体の容量が500GBなので、右の「未割り当て」の部分が旧SSDより大きくなっています。

Windows10のシステムディスクとして135GBの領域があれば現状で問題はないのですが、大量のソフトをインストールしようとすると、この容量ではとても足りません。数年後にいきなりPCゲームにはまる可能性もゼロではないので、Cドライブはもう少し増やした方がいいと思い、換装後のSSDはCドライブの容量を大きく取ることにしました。
そのためには、「回復パーティション」の場所を右側に移動させる必要があります。

ところが、どうやらシステムディスクのパーティションの移動はWindowsの標準の機能だけでは難しいので、ここでは前述の市販のソフトの力を借りることになります。
もしまた失敗して起動しなくなれば、そのときは前のSSDに戻せばいいということで、勇気を出して回復パーティションの移動を試みます。

移動自体はできました。Windowsも起動しました。しかし、Windowsの「ディスクの管理」で移動後のパーティションを見てみると、そこは「回復パーティション」ではなく、ドライブレターがないただの「ベーシック データ パーティション」となっていました。

ドライブレターを付与して、フォルダーのオプションから「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外して中身を確かめたら、必要なファイルは入っていたので、データの移動自体はうまくいっていました。OSが回復パーティションを正しく認識していないだけのようでした。

コマンドラインから回復パーティションを認識させる

別に「回復パーティション」は必須というわけではなく、なくてもWindowsは動くようですが、上述のように2018年にパーティションの移動に失敗してからしばらく、OSの大型アップデートができなくなってしまった経験があるので、システムディスクは正しい状態に保つことを心がけています。

回復パーティションを認識させる方法は、下記のサイトを参考にしました。

Windows 10の回復パーティションを新しく作る [クソゲ~製作所]

PowerShellから(コマンドプロンプトでも可)「DiskPart」を起動させて、該当するパーティションを選択した状態で、

set id="de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac"
gpt attributes=0x8000000000000001

のふたつのコマンドを入力したら、無事に回復パーティションができました。

以上の手順を経て、新しいSSDのパーティションはこんなふうになりました。
新システムディスク

まだ容量に余裕はあるのですが、Cドライブの容量をぴったり400GBにそろえたかったので、あえて64GBほど余らせています。

最後に、旧SSDの情報を「CrystalDiskInfo」でチェックしてみたところ、以下のようになりました。
systemdisk_smart.png

まだまだ使えそうでもったいない感じもしますが、2017年からほぼ休まず起動させ続けたので(実際には3万時間以上動き続けていたはず)、早めに交換することは決して悪くないと思います。

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