不運の鈴
2017年8月13日(日) 23:52 | 日記
5月の大型連休には関西へ行くのが通例になっていまして、今年の5月5日には豊中の服部緑地で「祝春一番」というライブを見に行き、翌6日は京都を散歩していました。
今回書くのは、京都で起きた世にも奇妙なできごとと、その奇妙さから訣別するためにきのう起こした行動に関することです。
京都は学生時代に暮らした街ですが、いまだに行ったことのない場所がたくさんあります。今回は出町柳から叡山電鉄に乗って終点の鞍馬まで行って、鞍馬寺から山道を歩いて貴船神社にいたる旅を楽しんできました。
観光仕様の電車。座席が外側を向いています。精華大を越えるとほぼ山の風景です。
鞍馬駅を降りて、ケーブルカーに乗って鞍馬寺へ行きます。外国人観光客の姿もありました。せっかくなので大きな画像を載せてみます。以下、画像をクリックすると拡大します。
ここから山道を延々と歩きます。
1時間半かけて歩いて、ようやく貴船神社に着きました。
神社に絵馬コーナーがあったのでのぞいてみると、「モラハラ夫と無事に離婚できました」というなかなか重たい報告がありました。
世の中から不幸な人がひとり減り、不幸になるべくしてなる人間がひとり増えたことを喜びながら、僕もその幸運にあやかろうと、神社の売店でちょっとしたグッズを買うことにしました。この判断が、後に数々の不幸を引き起こすことになるとは知らずに。
幸運をもたらすはずだった鈴。その上品で澄んだ音からは、とても不幸なんて連想できません。いろんな色の鈴が売っていた中で紫を選んだのは、好きなアイドルの担当カラーが紫だから。縁起がよくないので、どこの誰とは書きません。
不幸は鈴を買ったとたんに訪れました。長いこと山道を歩いてのどがかわいていたので、近くの自動販売機で水を買うために510円を入れたのですが、お釣りの400円が出てきません。誰かのいたずらで、お釣りの出口にコインが差し込まれていました。
余談ですが、貴船神社から貴船口駅に向かうバスの中には、愛乙女☆DOLLの朝比奈花恋さんにそっくりな人が、友達の女性とふたりで乗っていました。らぶどるはこの日は東京でライブがあったので本人ではないのですが、双子の姉妹かというくらいそっくりでした。
そんなこんなで東京に帰ってきまして、貴船神社の鈴はパソコンのラックに吊すことにしました。
自販機のことはたまたまで、この先は幸運がやってくるだろうと期待したのですが、その後もいろいろな不幸が僕を襲いました。思いつく限りでは以下のとおりです。
・絶対に録画したかったテレビ番組の録画に失敗
・旅先でバイクが再起不能の故障
・いまだに治らない口内炎が舌にできた
・某アイドルの全席指定のワンマンライブの座席が、かなり早くチケットを買ったのに良くない席だった(これは鈴を買う前のことですが)
もちろん悪いことばかりではなく、いいこともいろいろあったのですが、高速道路でバイクのエンジンが止まったときにはさすがに呪われてると思いました。オーバーヒートに気づかずにエンジンを高回転で回し続けた自分も悪いのですが。
普段はオカルトや占いの類はまるっきり信じてなくて、星座占いや血液型占いなんて気にしたことすら一度もないのですが、鈴を買ったタイミングと、嫌なことが立て続けに起きたタイミングが一致したのはさすがに気持ち悪かったので、問題の鈴を手放すことにしました。わざわざ京都の神社で買ってきた鈴を、壊れても汚れてもいないのに捨ててしまうのはもったいないのですが。
実はおとといから高浜市の実家に来ていまして、鈴は市内のとある公園の木に吊しました。
たまたま僕との相性が悪かっただけかもしれないので、これからはこの鈴が誰かにとっての幸運のお守りになってくれることを願います。