Windows10のメジャーアップデートに右往左往した話

2019年12月 3日(火) 21:54 | 日記

自宅のパソコンは、2011年に買った自作のWindows7のマシンを2016年にWindows10に無償でアップデートして、そのままCPUとマザーボードを新調して現在に至ります。
だから2011年当時の設定やら一部のドライバーソフトやらがずっと残っています。たまにクリーンインストールしたくなるのですが、設定し直す手間を考えたらとても無理です。

パソコンを新しく組み立てていろいろ苦労した話(2016年12月9日)
※実際に組み立てたのは2016年7月でした

ところで、今振り返ると2011年当時もずいぶん苦労していたんですね。自作パソコンは自己責任なところがたいへんです。下記の記事の写真にあるように裏配線をしていないところが、2016年と違って自作に慣れていない初々しさがあります。

パソコン完成(2011年5月7日)
最新鋭じゃない方がいい場合もある(2011年5月15日)
ようやくパソコンが完成しました(2011年5月22日)

Windows10は半年に1回くらいのペースでメジャーアップデートがあります。最新バージョンは「1909」ですが、僕のパソコンはつい先日まで長らく「1803」のままでした。
あえてアップデートを避けていたのではなく、トラブルのためにアップデートができなかったという事情がありました。
今回の日記は、どうやってそのトラブルを乗り越えてアップデートに至ったかという話です。

「UEFIファームウェアのディスクレイアウトがサポートされていません」

話は今から1年半前の、2018年5月にさかのぼります。
Windows10を「1803」にアップデートしたあとに、システムディスクをいろいろ操作したところ作業中にブルースクリーンが発生し、パソコンが立ち上がらなくなりました。

こんな夜中にパソコンが壊れかけて焦りまくった話(2018年5月2日)

その後なんとか復旧に成功しましたが、それ以来Windowsのメジャーアップデートをしようとすると、必ず失敗するようになりました(通常の月次アップデートは問題なくできました)。
そのときのWindow Updateのメッセージが、

「UEFIファームウェアのディスクレイアウトがサポートされていません」

でした。
いろいろ調べてみると、解決方法らしいものはネットで見つかるのですが、もし失敗したらまた夜中まで復旧作業に追われてしまうという恐怖と、そのリスクに備えてシステムのバックアップをして、万一のときにはシステムディスクの入れ替えをするとなると、まとまった時間を空けなければいけないのがめんどうだということで、最近までずっとアップデートから逃げていました。
それが「1803」のサポートが終了する関係で、「アップデートに失敗しました」のメッセージが何度も表示されるようになってうっとうしかったこともあり、さすがにそろそろどうにかしようと重い腰を上げたのが、去る12月1日のことでした。

インターネットとは実にすばらしいもので、この1年半の間にも、Windowsのアップデートに関する新しい知見をたくさんの人が残してくれています。この知見を活用すれば、きっと滞りなくアップデートできるはずだと確信に至ったため、12月1日の午後3時半頃に、意を決して作業を開始しました。

システムディスクをMBRからGPTに変換したいのに

何がまずかったかというと、システムファイルが格納されているディスクの形式が、Windows10の新しいバージョンに対応していないということです。

システムディスクにはM.2のSSDを使っていて、そのディスクは「MBR」という形式でした。先に書いたように、もとのシステムディスクは2011年のWindows7で、それをWindows10にアップデートして、さらにM.2のSSDにクローンしたものを3年以上使い続けていました。そのため、ディスクの形式はおそらく2011年当時のままだったと思われます。
以前はシステムディスクの形式がMBRでも問題なかったのでしょうが、最近は「GPT」という形式でないと、Windowsのメジャーアップデートができないようです。

だから最初の作業は、システムディスクの形式をMBRからGPTに変換することとなります。
インターネットをいろいろ調べてみると、変換はコマンドラインで謎の文字列を打ち込むだけでちょちょいのちょいでできるようです。
このあたりのサイトを参考にしました。

Windows 10 ハードディスクドライブ(HDD)のデータを削除せずにレガシBIOSをUEFIモードに変換する

ところが、やってみたところ以下のようなメッセージが出て、変換に失敗しました。

Disk layout validation failed for disk 0

どうやらシステムが起動している間の変換は無理っぽい。
ということは、外部ディスクで起動するWindows PEで作業するしかなさそうです。

WinPEどころかBIOSも見当たらない!

というわけで、1年半前にOSのトラブルから復旧させたときにも使った「EaseUS Partition Master」の起動ディスク入りのUSBメモリーからパソコンを立ち上げます。
ところが。

いくら待っても、画面は真っ暗闇のまま。メインの4Kモニターも、サブモニターとして使っているテレビも。
いったんリセットして普通に起動させて、もう一度USBメモリーを挿した状態で再起動させても、やっぱり画面は真っ黒。
もしかしたらBIOSの起動ディスクの設定に問題があると思い、いったんBIOSの画面を出そうと思ったけれど、BIOSも出てこない。起動直後にいくらDelキーを押しても、いくらF2キーを押しても。

思い返せば、ここ最近はパソコンを起動させるとき、今までなら最初にBIOSが立ち上がって「ASUS」のロゴが表示されていたのに、最近はいきなりWindowsの画面になっておかしいなぁと気になっていました。これもシステムディスクの形式に起因する不具合のひとつだと思っていました。

なぜBIOSが立ち上がらないのか。なぜWindows PEも立ち上がらないのか。困った。本当に困った。
と、ここでようやく思い出しました。

さかのぼること5か月。モニターを新調したときのことです。

4KディスプレイとスケーリングとDisplayPort(2019年6月30日)

詳細は過去の日記に書いていますが、パソコンとモニターを接続する規格のひとつであるDisplayPortには、DVIやHDMIでは発生しない「モニターの電源をオフにすると、パソコンがモニターを認識しなくなる」という困った仕様があり、寝るときなどにモニターの電源を切るといろいろと困ったことが起きました。
その現象を軽減するために取った苦肉の策が、

「モニターとパソコンを、DisplayPortだけでなくDVIにも接続する」

という方法でした。
モニターにはDVI端子が最初からなく、空きはHDMIのみで、パソコン側ではHDMIをテレビにつないでサブモニターにしていたのでDVI端子しか空いていなかったために、わざわざDVIとHDMIの変換アダプターを買ったりもしました。
普段はDVI接続(モニターにとってはHDMI接続)をOSの設定で非表示にしているので、ケーブルを3本つないでいてもモニターは2つという仕様です。
このややこしい設定が、混乱の原因でした。

BIOSやWindows PEを立ち上げた時点ではDVI接続が生きていて、DVIが優先されるために、HDMIもDisplayPortも映像の出力がなされていなかったということです。
しかも間が悪いことに、モニターの設定を「DisplayPortのみ表示」にしており、設定を変えなければパソコンと接続したHDMI(DVI)の映像が表示されない状態でした。

設定を変えてHDMIを有効にしたところ、BIOSもEaseUS Partition Masterも表示されました。
このことに気づくまで約20分。無駄な時間でした。ぜんぶDisplayPortのせいだ。

GPTへの変換もOSのアップデートもスムーズに進行

Windows10を最新バージョンにアップデートするための最初の関門、システムディスクをMBRからGPTに変換する準備がこれでようやく整いました。
あとはもう祈るだけ。実は事前に新品のM.2のSSDを買っていて、万一に備えてシステムディスクのクローンを作ってから作業を進めることもできたのですが、インターネットでみなさんが書いていた「MBR→GPTの変換は簡単にできる」という情報を信頼して、バックアップなしで変換することにしました。

ブルースクリーンは見たくない。お願いだからうまくいってほしい。そんな祈りが通じて、ものの2~3分で変換は無事に完了しました。
システムディスクのレイアウトを見ると、システム領域の前に、今まではなかった「EFIシステムパーティション」が作られていました。
これで問題なく、Windows10のメジャーアップデートができるはずです。

Windowsも問題なく起動しました。あとはアップデート。これまでは幾度となく失敗を繰り返してきたのが、あっさりと「1903」へのアップデートに成功しました。
その後間髪入れずに、最新版の「1909」にアップデート。1年半の苦難を経て、ついに僕のWindowsは時代に追いつきました。

システムディスクとディスプレイの扱いには気をつけよう

今回の僕の経験はかなりレアケースだと思います。最近はパソコンを自作する人自体減っているようですし、OSをインストールしたSSDに別のパーティションを追加したあとでOS部分の領域を広げようとディスクレイアウトを変更するという使い方もレアでしょうし、1台のモニターと1台のパソコンを2本のケーブルで接続するという使い方もかなりレアだと思われます。
だから今回の僕の経験を参考にできる人はほとんどいないと思いますが、もしかしたら日本国内でひとりかふたりは同じ悩みを抱えることになるかもしれないので、こうして記録に残しておくことにました。

あとは3年以上使い倒したシステムディスクのSSDを、この前買ってきた新品と取り替えれば完璧です。M.2は交換がたいへんなところがつらいですね。年内にやれればいいのですが。

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