アイドル界の大物が集う@JAM Field Vol.7

2015年2月 4日(水) 01:22 | アイドル

リリスクは楽しかったし、GEMはかわいかったし、callmeの美杜ちゃんは美しすぎたし、PASSPO☆の杏ちゃんのMCは笑ったし、ひめキュンには圧倒された。
そんな2月1日の@JAM Field Vol.7のこと。
場所は渋谷のO-EAST。アイドル界の大物が集まった(だけど一般の知名度はほとんどなさそうな)格調高い対バンイベントです。

新人、実力派、異端、ラップ、卒業、王道

オープニングアクトはアイドルネッサンス。ちゃんと見るのは初めて。まだデビューして1年に満たない新人で、実年齢以上に幼い感じに映りました。
Base Ball Bearのカバーをしていたのは知っていましたが、この日のライブでは岡村靖幸さんの歌を歌ったり、新曲は大江千里さんのカバーだったりと、ソニー系の楽曲をいろいろ歌ってるんですね。これで渡辺美里さんとかTM NETWORKにも手を出したらおじさん釣られちゃいそうです。

開演は予定の14時を回っていました。出演者が全員ステージに集合したのですが、個人的に気になったのはlyrical schoolとcallme(Dorothy Little Happyの派生ユニット)の並び。アイドル大好きなリリスクのリーダーの彩夏さんの真横にドロシーのメンバーがいたのですが、彩夏さんはドロシーが好きすぎるのかわざとそちらを見ないようにしていて、3人がおじぎをしているときだけここぞとばかりにガン見しているように映りました。たぶん僕の考えすぎです。

イベント本編のトップを飾るのは愛乙女★DOLL。以前に秋葉原のタワレコへ行ったときに偶然インストアライブを見たことがあって、実力の高さに驚かされたのですが、広いステージでもそのスキルを発揮してくれました。
振り付けが先日見たDoll☆Elementsに似てた気がしたのですが、ダンスの先生が同じなんでしょうかね。

ゆるめるモ!は去年の@JAM EXPO以来。見た目も楽曲もパフォーマンスもとんがったグループで、今回もメンバーのあのさんが客席にダイブしていました。
「NNN」という曲がたまらなくよかった。アイドルというジャンルで、こんなにアンビエントなポストロック風の音が鳴るのは初めて。魅入ってしまいました。

lyrical schoolはTIF(東京アイドルフェスティバル)で何回か見たくらいで、大きなステージで見るのは初めてです。さすがはアイドルラップの先駆者。貫録すら感じさせる実力。6人が奏でる言葉に安心して身を委ねることができました。ただ楽しいだけの30分でした。

GALETTeは去年のTIFの野外ステージを遠目に見てて、曲がよかったので前から気になっていました。このライブを最後に保坂朱乃さんが卒業したのですが、悲壮感に包まれることなく、びしっとかっこよく決めてくれました。
3人になったGALETTeは期間限定でParty Rocketsのメンバーがひとり参加するとのこと。北九州と仙台のメジャーアイドルがコラボするなんて、すごい時代です。

GEMは去年の@JAM 2014以来だと思います。今回出演するアイドルの中では最多の10人組ということで、ステージは迫力があったし、なによりメンバーがかわいい。そう言いながらメンバーの名前をいまだに誰も知らなかったりするので、今度調べておこうと思います。

アイドルのトレンドをなぞる怒濤の4組

ここでゲイのアイドルユニット「二丁ハロ」が登場。持ち時間はアイドルの半分の15分。ユニット名からモーニング娘でもカバーするのかなと思ったら、歌ったのはなんとBiSの「nerve」でした。
イントロから最高潮に盛り上がる観客たち。アイドルネッサンスの水色のTシャツを着たファンも、虎ガーもパッセンもアプガのファンもひめキュンのファンも、みんなが例の振りで踊る。「nerve」は全アイドルヲタの共通言語です。音楽の力ってすごい。

後半のトップはcallme。アイドル内にもファンが多いDorothy Little Happyの、今年高校を卒業する3人による派生ユニットです。音楽もビジュアルもドロシーとは異なるイメージを打ち出していて、いつもは黒髪ロングの3人がショートボブのウィッグを付けて登場しました。メイクもいつもより目元をぱっちりさせた感じで、ピチカート・ファイヴ時代の野宮真貴さんを思わせるような雰囲気でした。
このときの富永美杜さんの美しさがもうレジェンドクラスで、ドロシーのときとはまた違ったとびきりのかわいさでした。いよいよみもちゃんがアイドルファンを飛び越えて、全国のお茶の間に見つかってしまうかも。
そのみもちゃんがなんと曲も作ったそうで、こちらもドロシーとは違うアダルトな曲調。早坂香美さんによる振り付けはアイドルって感じでした。
今回は15分だけの出番でしたが、春には大きな箱でワンマンライブをやるとのことで、ドロシーの派生ユニットにとどまらない本格的な活動をするようです。

ここからは1月の「夢のアイドルミュージアム」にも出演した体育会系なグループが4組続きます。
アップアップガールズ(仮)はあいかわらずのアスリート体型。今回が初めての新曲をやったり、ライブの定番曲「UPPER ROCK」でいろんなアイドルのファンをがっつり盛り上げたりと、誰よりも対バンの場数を踏んできた貫録がありました。

アプガで暖まったところでのベイビーレイズJAPAN。たぶんファンの年齢層がいちばん若く、虎ガー(ベイビーレイズのファン)の運動量もパッセン(PASSPO☆のファン)と双璧です。最後に歌った「JUMP」では前の方で軽くモッシュが起きていました。

PASSPO☆は、ちょうどライブの前日が最年少の玉井杏奈さんの20歳の誕生日ということで、客席みんなで紫のサイリウムを振って祝いました。
そのあとの杏ちゃんのMCが最高でした。「20歳になったら細胞は増えないらしい」という話から始まり、「なちゅはもう胸が大きくならないし、みおは背が伸びない」とメンバーをいじる。MCが終わって次の曲の位置につくときに岩村さんの胸をつかんで、「本当に胸小さいね」と追い打ち。こういうことをお客さんの前で普通にやっちゃうのがPASSPO☆の好きなところです。
この日のライブは時間が押していたこともあり、どのアイドルも曲間のトークが告知くらいしかなかったけど、唯一MCで笑わせてくれたのが杏ちゃんでした。本当にこの子は抜群のセンスを持ってる。
最後の2曲の「向日葵」「I」ではいつものようにというか、パッセンを中心にモッシュが起きていました。ライブが始まってから6時間近く経つのに、みんな元気です。

この日のトリはひめキュンフルーツ缶でした。対バンでもおなじみの、MCを一切はさまずに超高速楽曲を歌い踊るストロングスタイル。ほかのグループと比べて明らかに爆音のオケと、それに懸命に抗うかのような5人のボーカル。迫力がありました。「アンダンテ」「キラーチューン」は本当に盛り上がります。
EDMからロックという、現代のアイドル(ただしAKB系を除く)のトレンドをなぞった、@JAMのトリを飾るのにふさわしいステージでした。
実はアルバムの音源を持ってるくせにひめキュンのことはあまり知らなくて、さっき少し調べたんですけど、メンバーが思ったより若くてびっくりしました。センターの真依ちゃんはまだ17歳なんですね。勝手に21歳くらいだと思っていました。

アイドリング!!!へのどよめき

ライブ後には、「@JAM 2015」が5月末に開催されることと、そのライブになんとアイドリング!!!が出演するという告知がありました。
僕はアイドリングのファンとしてひとりでテンションが上がっていたのですが、実際のところアイドリングの文字と写真がモニターに映し出されたときの反応はなんとも微妙なもので、場内は軽くざわめいていました。そもそもアイドリングのファンは@JAMにほとんど来ていない(裏ではどる☆NEOのリリースイベントとニコはちライブがあったので、多くのアイドリングファンは土浦か六本木に出かけたか自宅でニコ生を見ていた)というのもありますが、現状のアイドル界におけるアイドリングの立ち位置ってやっぱりそうなんだという現実を目の当たりにして、さびしい気持ちになりました。そのあとに乙女新党、SUPER☆GiRLS、でんぱ組.incの出演が発表されたときに好意的な歓声があったのとは対照的です。

微妙な空気の半分くらいは、ネットでよく指摘されているような、アイドリングファンを語る一部の観客がTIFなどの対バンで客席の最前列を占拠したうえ、その場所をほかのアイドルのファンに対して金銭で売買しているらしいという行いに対してでしょうか。金銭のやり取りが本当にあったかどうかは知りませんが、僕も実際に過去のライブで、客が両手と両足を広げて最前列をふさぐ行為を間近に見たことがあって、本気で腹が立ちました。アイドリングが@JAMのような大きなイベントに出られるのはファンとしてうれしいと思う一方で、こうした客の行為に対するネットでの悪評を見ると不安もあります。
ただ、@JAM 2015のチケットがさっそく今回の会場で販売されていて、自分も買いましたが2桁後半の整理番号だったので、1~2桁の良番のチケットを手に入れた人はほぼ確実にライブに行くと思われます。アイドリングのライブに出入りする悪質な客に良番のチケットが渡りさえしなければ、少なくとも次回のライブではアイドリングのファンが叩かれることはないので、その点では少し安心しています。万一悪質な客がいたら、その汚い手足をどかして前に割り込むなど、自分もできる限りのアクションを起こしたいとは思っています。

アイドリング!!!のホームページでは、さっそく@JAMに出演するメンバー10人が載っていました。名前が出ている外岡さんや河村さんや大川さんは、少なくとも5月末まではアイドリングの一員として活動するということですね。ベテラン勢の中で名前のない横山さん、酒井さん、三宅さんあたりはどうなるでしょうか。横山さんはソロ活動との兼ね合いかもしれませんが。
それにしても@JAMにアイドリングが呼ばれるのは意外でした。アイドリングのスタッフはTIFの主催者でもあるし、アイドリングが出なくてもZeppは埋まると思うので。ここは@JAMの中の人がアイドリングの活動やパフォーマンスを評価してくれてるからだと、前向きな意味でとらえたいと思います。
去年の@JAM 2014も楽しかったので、今年も期待しています。

アイドルファンと「光り物」

アイドリングのライブにはよく行きますが、ほかのアイドルのライブはこういう対バンでしかほとんど見ることがありません。
いろんなアイドルを見ていて興味深いのが、ファンがペンライトを持って応援するグループと、ほとんど持たないグループがあること。
一般人にもよく知られているAKB48やももいろクローバーZは前者です。モーニング娘。やアイドリングも。今回の@JAMに出たアイドルでは、アップアップガールズ(仮)やPASSPO☆などのファンが光る棒を持っていました。
逆に、ペンライトを持たないファンはゆるめるモ!やベイビーレイズJAPANなど。
おそらく一般の認識は「アイドルオタクといえばサイリウム」で、去年の夏にはロックインジャパンにアイドルが出演する際に、ファンが光り物を振るのを禁止したことも話題になっていました。でもそんなことをしなくても、アイドルのファンがペンライトなりサイリウムなりを振るスタイルは減ってきているように見えます。アイドルとJ-POPの邂逅が、楽曲だけでなく観覧のスタイルにも表れているのでしょうか。
でもおもしろいもので、前奏や間奏のMIXとか、Aメロで4小節の終わりにメンバーの名前をコールするのとか、Bメロやサビでのかけ声の作法、落ちサビでのケチャといった慣習は、ペンライトを使わないタイプのアイドルファンにも共通していたりします。これってたぶん、アイドルに興味がない人にとっては光り物と同じくらい抵抗を感じる要素だと思います。いわゆるヲタ芸のような極端なものでなくても、「曲中に観客がみんなそろってお決まりのコールをする」ってだけでも異様といえば異様な光景ですからね。

ちなみに自分はひとりで来ているのと、かなりの引っ込み思案な性格なもので、ライブはいつもおとなしく見ています。
もしかしたら、アイドルのライブにおけるあの独特の風習が新規ファンの敷居を上げているかもしれませんが、別に光る棒を振ることも声を出すことも義務ではないので、周りの迷惑にならないのであれば、みんなそれぞれ好きなスタイルでライブを楽しめばいいと思います。

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