AKBを襲った犯人はファンじゃなかった

2014年5月27日(火) 01:22 | アイドル

アイドルグループAKB48のメンバーらが岩手県滝沢市で25日に行われた「握手会」中に男に切りつけられた事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された青森県十和田市の無職、梅田悟容疑者(24)が岩手県警盛岡西署の調べに「人が多く集まる場所で人を殺そうと思った。誰でもよかった」と供述していることが分かった。
(中略)
梅田容疑者はAKB48の熱烈なファンではないとみられる。容疑を認め、取り調べに素直に応じているという。
(毎日新聞)

まずは川栄さんと入山さんが無事退院したそうで、本当によかったです。
AKB劇場の支配人の湯浅さんによれば、犯人の刃物をスタッフが素手でつかんで止めたとのことで、結果的に警備体制が不十分だったことは否めないとしても、スタッフはやれるだけのことはやったと思います。メンバーを殺そうとしていた犯人に対して、実際の被害を骨折や裂傷にくいとどめることができたのは不幸中の幸いでした。

さて、きのう僕は「握手会を壊した犯人の心理を解き明かしてほしい」というタイトルで日記を書きました。
しかし、一日経って明らかになったのは、犯人はどうやらAKBのファンではなかったということ。
事件が起きた時点では、犯人像を「声優の田村ゆかりさんのライブで物を投げつけた人間」と同類だと考えていました。つまり、自分にとって都合のいいアイドル像を勝手に期待しておいて、実際の行動がそこから少しでもずれたら勝手にキレるようなタイプ。
ところが、犯人の動機はまるっきり違っていたようです。
タイプとしてはおそらく、秋葉原の無差別殺人の犯人などと同じ枠。社会全体に対して何か強烈な恨みを抱いていたのではないかと想像します。
「誰でもよかった」などと供述しているようですが、おそらくはAKBに対して「成功者の象徴」として異常な羨望と妬みの感情を抱き、そうした存在を攻撃することで、社会という抽象的な対象への復讐心を満たすとともに、「自分のような社会に虐げられた存在でも、社会を脅かすことができる」ということを示したかったのではないでしょうか。

そういう相手に対して、AKBとしてはどうすることもできません。
相手がファンではなく「ただの異常な犯罪者」であれば、メンバーのあの言動がまずかったのではないかとか、そういう「犯罪を誘発しないための心構え」みたいなものは一切読み取れません。
単純に、AKBがアイドルの中でいちばん売れてるから。それだけの理由で標的となってしまった。そんなの防ぎようがない。しかも、たまたま川栄さんと入山さんが狙われやすい位置にいた。運が悪かったとしかいえない、これ以上ない悲劇。最悪の事態にならなくて本当によかった。

今回の事件を受けて、劇場公演や握手会などのイベントはしばらく中止するようです。
メンバーの安全と精神のケアが何よりも優先されるべきですから、安全と安心を確保できるまでは、メンバーをファンの前に出すのは控えた方がいいと思います。

こんな悲惨な事件の裏側でも、日本の全国各地では毎日のようにアイドルのイベントが行われています。
アイドリング!!!も28日に新曲をリリースするのに伴って、今週の水曜から日曜まで握手会などのイベントを連日行います。
あんなことがもう二度と起きないように、警備体制を可能な限り厳重にしてもらいたいと思います。

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