元風俗誌編集者の会合

2013年12月24日(火) 02:47 | 日記

忘年会
風俗情報誌の編集者をしていたときの同僚と忘年会をしました。
メンバーの内訳は、名古屋で働いていたときの先輩が3人と後輩がひとり。先輩のうちひとりは名古屋の会社を一度辞めたあとに関東の支社に入社したのですが、そのときの後輩が3人。以上が全員男で、自分を含む8人のうち7人が編集者で、ひとりがカメラマン。あとは、その先輩の妻とお友達の女性。全部で10人でした。
8人のうち、今も同じ会社で働いているのはひとりだけ。僕も辞めてもうすぐ10年だし、先輩たちはさらに前に辞めています。別の場所で編集者やライターをしている人もいれば、まるっきり違う業界で働いている人もいます。中にはアダルトビデオ業界で名の知れた方もいたりします。

当時いた会社は、絵に描いたようなブラック企業でした。そもそも反社会的勢力とずぶずぶな関係でした。デザイナーチームのトップが某ヤクザの菱形の紋章入りカレンダーのデザインをしていたり、カメラマンチームのトップ以下3人のカメラマンが某大物組長の還暦を記念した写真を撮影しに事務所に行ったり、ほかにもここには書けないおもしろエピソードがふたつほどあるのですが、当時の僕はそういう会社に所属していた、ある意味「構成員」と言っても差し支えない身分でした。
それでもまともな会社組織ならよかったのですが、拘束時間がクソみたいに長いのに超安月給で残業代ゼロ。今思い出しても腹が立ちます。どれだけ汚い言葉を並べても足りないくらいです。僕がブラック企業や労働問題に人一倍厳しいのは、自分がそういう経験をしてきたからです。

そんなクソ会社だから人の入れ替わりが激しく、入ったばかりの社員が突然来なくなるのは日常茶飯事だったし、人の道を踏み外しかけていた人もいました。テレクラでの淫行で逮捕されて新聞に名前が載ってクビになった人(後に冤罪であることが判明したので、即刻クビにした会社の方がクズですが)。取材先の風俗嬢に強引に迫って嫌がられて、店長にチクられたのが会社にばれてクビになった人。薬をやったせいか目の焦点が定まらずに一日中ぼーっとしていて、次の日から会社に来なくなった人。帰宅したあとに薬をキメて毎晩のように会社にいたずら電話をかけてきて、あまりにしつこいので会社に呼び出したところ明らかにやばい顔つきをしていて、いきなり暴れ回ったあげくその日にクビになった人。ほかの会社ではなかなかお目にかかれないような人たちが何人もいました。
だからもうちょっとやそっとじゃ驚かないと思っていたのに、僕の1か月後に入社してつい最近まで働いていた後輩が、女子高生を盗撮していたのがばれてクビになったことを知ったときは衝撃でした。

そういう集団の中で何年も働いてこられた人たちですから、みんな普通ではありません。みんな刺激的なエピソードをたくさん持っています。まずコミュニケーション能力が高いし、普段の行動も、それを説明するときの言葉のチョイスも独特のセンスがあっておもしろい。
自分も刺激を受けてばかりじゃいられない、刺激を与える側になりたいと思いました。やっぱり人間の価値は汎用性より独創性だよな、とあらためて気づかされました。若い頃のように、もっとネタになるような生き方をしたいと思いを新たにしました。

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