10年代から見た90年代が新鮮だった渋はちライブ

2013年12月22日(日) 00:40 | アイドル

3日前の12月18日に行われたアイドリング!!!の渋はちライブは、「アイドルソングカバーライブ」と題して、1990年代の曲をカバーするという特別企画でした。
以前に80年代のカバーをやったとき、あまり有名ではない曲ばかり歌ったことでファンから苦言も聞かれました。僕はその場にいなかったのですが、あとでセットリストを見たら、若い人は知らないかもしれないけど個人的にはけっこう好きな曲が多くて、これは次の90年代は絶対にいかないとまずいと思って、1週間前の渋はちライブの日にチケットを買いました。

遅いタイミングでチケットを買ったので、席は2階の後ろの方でした。
近くに関係者席があって、背中になにやらロックンロールな英単語が書いてある黒いコートを着た女の子が入ってくるのを見かけました。もしかしてと思ったらやっぱり古橋さんでした。実にわかりやすい。隣には関谷さんもいました。こちらはガーリーなファッションでした。
近くには大柄の男性の姿があって、帰りには古橋さんがあいさつをしていたので、松竹芸能のスタッフかなと思ったのですが、あとでその方が安田大サーカスのクロちゃんだったことを知りました。松竹芸能の大先輩にしてKSDDの第一人者。楽しんでおられたようでなによりです。

ライブの1曲めはまさかの「青いイナズマ」。なんとSMAPで来ました。90年代だからてっきりフジテレビが生んだアイドルの先輩で来ると思ったのに。この日は最後までCoCoもribbonもQlairも中嶋美智代も堀川早苗もチェキッ娘も歌いませんでした。すぐ隣の劇場で公演をしている東京パフォーマンスドールの初代の方の曲もありませんでした。期待したのになぁ。
男性の曲だから原曲より2音ほどキーを上げていましたが、それでもAメロは低くて歌いづらそうな感じでした。もう少し上げてもよかったのでは。

ここからは女性の曲が続きます。
これは外せないだろうと思っていた、SPEEDの「White Love」。SPEEDに憧れていたという河村さんが島袋寛子さんのパートで、三宅さんが今井絵理子さんのパートでした。河村さんが14歳当時の寛子さんより歌がうまいのは驚かなかったのですが、むしろ三宅さんの声が当時の寛子さんみたいでした。
あとのふたりは橘さんと石田さんでした。ふたりともアイドリングの曲を歌うときよりうまく歌えていました。
90年代のヒット曲って、素人がカラオケで歌うことを意識して作られていたんでしょうね。メロディラインが複雑じゃないから音を取りやすいし、テンポもそんなに速くないし。同じ人がそれぞれの曲を歌うことで、2010年代と1990年代のアイドルソングがどれくらい違うかがよくわかりました。この試みはおもしろい。
次に来たのはなんとdeeps。アイドリングNEOにも楽曲を提供している伊秩さんつながりです。まさかそう来るとは。歌ったのは大川さんと倉田さんと伊藤さんで、「LOVING YOU」という曲。これも歌いやすそうな曲調でした。
続いてブラックビスケッツの「タイミング」。ビビアン・スーさんのパートはレイアちゃん。はまってました。

JUDY AND MARYの「そばかす」は伊藤さんのソロ。アイドル縛りってわけじゃないんですね。でも普通にかわいかったです。さすがに高音部はつらそうでしたけど。
そして僕が「さすが森さん」とうなったのが、朝日さんが歌った未来玲可さんの「海とあなたの物語」。90年代のJ-POPを席巻した小室哲哉さんの曲の中で、安室奈美恵さんや華原朋美さん、よりアイドルっぽく行くなら鈴木あみさんで行けばいいところを、あえての未来玲可という選択。この曲を本人が歌ったところは見たことがないのですが、テレビCMか何かでしょっちゅう流れていたのでサビは覚えています。あらためて聞いてみるといい曲です。朝日さんの声質とも合ってます。会場の反応はちょっと微妙でしたが、自分はひそかに大満足でした。
TIFのジャンボリーでもいつも思いますが、やっぱり森ディレクターの選曲は信頼できます。
次は石田さんが歌う、LINDBIRGの「今すぐKiss Me」。そういえばボーカルの渡瀬マキさんは元アイドル。石田さんのハスキーな声が曲にマッチしてたし、動きがいちいちかわいいし、アイドルとして満点のステージでした。

再びメンバー10人がステージに集合します。そしてこれも外せない、モーニング娘。の「LOVEマシーン」。アイドリングがこの曲を歌うと妙にゆっくりに聞こえたのは、最近の楽曲が「サマーライオン」にしても「シャウト!!!」にしても、BPMが早い曲が多いからでしょうか。アイドリングに限らず、最近のアイドルの楽曲はやたらとBPMが早い曲が多い気がします。1999年当時はすごく盛り上がる曲だと思っていたのに、時代が変わると同じ曲を聴いても感じ方が変わるんですね。自分自身に驚きながらステージを見ていました。
ラスト前の曲は、小泉今日子さんの「あなたに会えてよかった」。いい曲です。
今回のカバー曲の振り付けはたぶんこの日限りのオリジナル。この曲ではサビの「あなたに会えてよかったね」のところで、10人いるメンバーがふたりずつペアになったりして、実にアイドルっぽい。昔のアイドリングのCS放送でオープニングにカバー曲を歌っていたのを思い出して、懐かしくなりました。

最後の曲はアイドリングの「職業:アイドル。」。ファンはここぞとばかりに盛り上がっていました。やっぱりアイドリングの曲はBPMが速い。この曲は2008年だからちょっと古いんですけどね。最後に持ち歌を歌ったことで、今と昔の楽曲の違いがあらためてよくわかりました。

僕もみんなも知ってる曲が多かった90年代スペシャル。前回の80年代カバーで、森さんもやりすぎたと思ったのでしょうか。でも個人的にはもっとマニアックな選曲も見たいので、次はぜひ遠慮なくリミッターを外してほしいと思います。
アイドリングのメンバーにとって、普段歌わない曲でお客さんを楽しませようとする試みはいい経験になると思います。ファン以外が見に来るイベントでは、お客さんが知らない楽曲を聞かせてファンを獲得しなければいけないので、どんな表情や動きをすれば見る人のハートをがっちりつかめるかを知っておくことは大切です。
僕が見た限りでは、今回の渋はちライブの10人は、歌も振りもうまくできていました。何より、10年代のアイドルが歌う90年代の楽曲を聞くことでいろいろな発見ができました。期待していた以上に楽しいライブでした。

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