幸せってどこにあるんだろう

2013年8月19日(月) 00:15 | 日記

うちの母親が「毎日ストレスがたまる」ともらしていました。
目の前に嫁さん(弟の妻)がいるのによくそんなこと言えるなあと思いましたが、原因は嫁さんではないようでした。
「家政婦じゃないんだから」
父親が定年退職してずいぶん経ちました。「夫が毎日家にいる生活」がストレスだと言うのです。

実家は父親と母親のふたり暮らしにトイプードルが一匹。弟夫婦がすぐ近くに住んでいて、ふたりの子供はまだ小さいので、母親がときどき孫の世話をしています。一見すると「孫をかわいがる悠々自適な老夫婦」なんですけど、少なくとも母親の心中はそんなに穏やかなものではないようです。
家事やら何やら、家のことはほとんどすべて母親がやってきました。母親にしてみれば、父親が退職して、おたがい収入がゼロになったんだから、家事も分担してやるべきだと思っているのでしょう。でも、40年も続けてきた習慣は簡単には変わりません。
嫁さんがいなくなったあと、「年金が満額もらえるようになったら、ひとりで暮らしたい」なんて、冗談だか本気だかわからないことを言っていました。

こういう状況はうちだけかと思っていたら、そうでもないようです。
実家のすぐ近くに住む、うちと同じくらいの子供ふたりを育てたお母さんが、夫が定年退職してから1年で急激にやせてしまったそうです。母親によると、これまで家にいなかった夫が毎日いるようになって、それがものすごいストレスになっているみたいです。
妻に同窓会の誘いがあったそうですが、それを聞いた夫が「どこへ行くんだ」と難癖をつけて、行くのを許さなかったそうです。自分が家にいて、妻がひとりで出かけるのが気に入らないのでしょうか。
妻の立場で考えると、これから自由に老後を楽しめると思っていたのに、なぜこれまで以上に夫に拘束されなきゃいけないのか、今までの40年間は何だったんだってことです。そりゃストレスでやせるよって話です。

これと似た話は、僕の母親にもありました。
両親が結婚したばかりの頃に、やはり母親のもとに母校の同窓会の誘いがあったのですが、父親が嫉妬のためかどうか知りませんが、同窓会へ行くのを許さなかったそうです。当然、母親は昔の友達と疎遠になり、今でも友達らしい友達なんてひとりもいません。
その後も夫婦関係は決して良好ではなく、いつも我慢するのは母親の方。普通の人だったらとっくにキレて離婚してると思います。そんな状況に追い込まれながら、「子供を育てることは親の責任」という強い意志で僕らを最後まで育てあげ、そのおかげで今の自分があります。

結婚して嫌な思いをさせられて、子供が生まれて苦労して、子供が離れて夫が定年退職してもストレスから逃れられない。
そんな母親の姿を見てきたから、仮に自分が誰かと結婚したとして、相手を幸せにできる自信があるかと言われると、とてもそんなことは言えません。

自分は父親と違って、相手が知らない友達と会うことはぜんぜん嫌ではありません。それが女性であろうと男性であろうと。相手を疑ったり、まして拘束したりすることは絶対にあり得ない。家事だって全部任せたりはしない。
だけど、夫婦生活はそれだけで円滑に進むわけじゃありません。自覚がないまま相手を傷つけるようなことを言ったり、相手が嫌がるような行動を取ったりすれば、そんなつもりじゃないのに相手にストレスを与えてしまいます。今思うと、これまで僕が仲良くしてきた人が離れてしまったのは、僕が気づかないうちに相手にいろいろと嫌な思いをさせてしまい、それが積み重なっていったのが一因だったんでしょうね。
僕の思いやりのなさは、幼い頃からたくさんの人に指摘されてきました。「三つ子の魂百まで」ってやつです。今後も同じことを繰り返さないという自信はありません。

家族の幸せって何なんでしょうかね。
幸せそうな結婚生活を送っている人は、僕の周りにいないわけではありません。でも、僕の血縁関係者はことごとくうまくいっていません。夫婦のどちらかが一方的にストレスをため込んだり、離婚してしまったり。そういう姿を見ると、自分と、いつか得られるかもしれないパートナーに幸せが訪れる気がまったくしないのです。

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