2013年7月某日 アイドリング!!!#10XX

2013年2月10日(日) 23:51 | アイドル

※今日の日記は100%妄想でお送りします。

升野「ガンバリング!」

スタッフのまばらな拍手が響くフジテレビV5スタジオ。時刻は19時をまわったところ。5本撮りの5本め。観客席にはディレクターやプロデューサーがぽつんと座っているだけ。

升野「さあ、今日のガンバリングはひさしぶりのドッジボールロワイアルです。尾島さん、意気込みを聞かせてください」

尾島「いやー、もうね、こんなザコなんて一瞬で蹴散らしてやりますよ。楽勝ですよ」

酒井「ザコとはなんだ! 先輩だぞ!」

升野「楽に勝つと書いて楽勝。もしくは楽しく勝つと書いて楽勝。みなさんなめられてますよ。いいんですか三宅さん?」

三宅「なめられてたまるかぁ!」

升野「さぁ、それでは皆さん準備をお願いします。…あ、尾島さんそっちじゃないですよ」

尾島「え、私が当てる役じゃないんですか?」

升野「違います。尾島さんもコートに入ってください。さあ、今日はひさしぶりのドッジボールということで、アイドリング!!!が誇る、あの伝説の殺戮マシーンに来てもらっています。ドッジボールといえばあの人しかいないでしょう」

ざわつく20人のメンバー。信じられないといった表情で、隣の伊藤さんと目を合わせる倉田さん。

升野「それでは、お願いします!」

スタジオの照明が落とされ、メンバーの視線が舞台袖に集まる。つぶらな瞳を大きく見開いた倉田さんの目線の先にいたのは。

メンバー「きゃああああああ!」

升野「日本一ブルマが似合う40歳独身、伝説の殺戮マシーンこと森ディレクターです!」

いつもなら拒絶するだけの倉田さんが、普段見せないような怖い表情で森Dを見る。伊藤さんも後藤さんも尾島さんも魂の抜けたような顔で、いつものようなオーバーリアクションが取れない。

升野「もう何回もこのかっこうで出てるのに、いつまで経ってもメンバーになじまないですね森さん。外岡さん、ドン引きじゃないですか。いつもお世話になってる人なのに」

外岡「いやぁ…気持ち悪い…無理…」

森D「なんだ、お前ら文句あるのか!」

升野「さあみなさん、今日のドッジボールロワイアルは森さんが相手です。5分間逃げ続けたらみなさんの勝ち。森さんがおいしいお寿司をおごってくれます。ただし全滅したら恐ろしい恥ゲームが待っています」

河村「森さんだったら勝てそう」

升野「森さんもう年だから、たぶん最初の1分でばてると思います。これたぶんアイドリング!!!が勝つな。いいんですか森さん。…それでは始めましょう。用意!」

開始のゴングが鳴り響く。誰もが森Dの最初の一投に集中する中、突然森Dの後ろからものすごい勢いでボールが飛んでくる。

森D「いてっ!」

升野「おっと、何が起きたんでしょうか。あっ、あれは!」

現れたのは覆面姿の女性。ゆっくりドッジボールのコートに近づくと、かごに積まれたボールを手に取り、小柄な体からとてつもない剛速球を繰り出す。ボールは河村さんの足に直撃し、誰もいない観客席へと転がっていく。

升野「あ、あれは、もしかして、あの伝説の!」

逃げることも忘れ、ただ呆然と立ち尽くすメンバーの中で、誰よりも早く覆面姿の女性のもとに駆け寄る倉田さん。2個めのボールを取ろうとしたその手が止まり、その場に座り込む覆面女性。

「ずっと待ってたんやで」

覆面女性に抱きついて泣き出す倉田さん。
後ろから尾島さんが覆面を外しにかかる。みんながよく知ってる顔が現れる。
コートの中で腰が抜けて動けない伊藤さん、人目をはばからず泣きじゃくる。

「お前、来るなら来るって言えよ」

笑顔の尾島さん。その目は潤んでいる。

「本物なん? なんか前よりやせてんけど。なあ本物なん?」

いまだ信じられないといった様子の大川さん。

「おいおい! 今日の朝に『収録がんばって』ってメールが来たばかりやんか。いつから東京におるの?」

大きな目をさらに大きく見開く後藤さん。
それを制するようにおもむろに立ち上がり、カメラの前に立つ女の子。

「みなさんおひさしぶりです。アイドリング!!!24号野元愛です。今日からまた、アイドリング!!!のメンバーとしてみんなといっしょにがんばっていきたいと思います」

野元さんのもとに駆け寄るメンバー。みんな収録のことを忘れて大騒ぎだ。

升野「ちょっと待ってください。野元さん、知らないうちに卒業したと思ったら予告もなしにいきなりスタジオに来て、今日からまたメンバーとしてがんばりますなんて、そんな都合のいい話がありますか?」

朝日「いいじゃないですか!」

升野「よくないですよ。本当はみなさん、20人になってしっくりきてるのに、なんだよ戻ってきやがったよこいつ、って思ってるんでしょ?」

朝日「思ってない!」

升野「わかりました。それじゃあここはあれで決めましょう。緊急企画! 24号野元はアイドリング!!!に復帰できるのか? ドッジボールバトルロワイアル!!!」

朝日「もう何でですか! 必要ありますかこの企画!」

森本アナ「これから野元さんには、アイドリングに復帰するための試練に挑んでいただきます。今から5分以内にメンバー全員を当てることができたら、アイドリング!!!への復帰を認めます。ただし失敗したら、即刻大阪へ帰っていただきます」

倉田「当たる! すぐ当たる!」

升野「だめですよ倉田さん。いいですか、くれぐれもまじめにやってくださいよ。ちゃんとテレビ的に盛り上がることを考えてくださいね。僕は茶番が大嫌いです」

菊地「ちょっと、今までどれだけ茶番やってきたと思ってるんですか」

しぶしぶコートに集まる、野元さん以外の20人のメンバー。

升野「ドッジボールバトルロワイヤル、用意、スタート!」

目を真っ赤にしながら、鋭いボールを投げ続ける野元さん。申し訳程度によけるふりをしながら、次々に当てられていくメンバー。

升野「もう、簡単に当たりすぎ。ちゃんと真剣によけてくださいよ」

河村「まな、がんばれー!」

升野「だめだこいつら聞いちゃいねぇ」

残り1分。コートに残されたのは尾島さんただひとり。勝負ごとになると燃える性分の尾島さん。野元さんの速球を器用によけ続ける。

橘「はよ当たれや!」

菊地「もう、今日はそういうテレビ的なやついらないから」

野元さんもさすがに疲れたのか、ボールに勢いはなく、コントロールも効かない。淡々とよけ続ける尾島さん。

升野「あと30秒! さあ、尾島さんこのまま逃げ切ってしまうのか」

尾島さんが当たれば野元さんがアイドリング!!!に復帰する。しかし尾島さん、最後まで野元さんの剛速球をよけ切ってしまう。
その場に座り込んで、声を出さずに泣き出す野元さん。

大川「おい尾島! お前どうすんねん」

升野「尾島さんすごいね。この空気でよくやり切ったね。バラエティ的には大正解なんだけど…全員当たるっていう段取りだったから…これどうやって処理しよう」

朝日「もういいじゃないですか復帰ってことで」

升野「いいですか? はい、わかりました。じゃあ、野元さん、復帰おめでとう!」

遠藤「軽っ!」

升野「じゃあ最後に野元さん、カメラに向かってあいさつをお願いします」

野元「……」

涙で言葉にならない野元さん。涙が止まらない4期生と5期生。

升野「はい、というわけで、今日からアイドリング!!!は21人でお送りします!」
デス野元ゲーム
今日は、野元さんの17歳の誕生日です。

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