アイドルの涙を見て笑うということ

2012年8月26日(日) 02:05 | アイドル

さっきニコニコ生放送で、でんぱ組.incとBiSのライブを再放送で見ていました。
なにげにBiSは曲がいいですよね。衣裳とか振り付けとかは練られてないのに、楽曲とPVはものすごい労力をかけて作ってる。今回のライブは女性限定でしたが、かなり盛り上がっている様子でした。ゆっふぃーかわいい。

今回のライブについてネットで調べてみたら、メンバーのヒラノノゾミさんが前日に何かやらかしたみたいで、かなりひどいことを言われていたようでした。今日のライブでもMCのときに泣き出してしまって、ライブ中もあまり元気がありませんでした。
きのうの夜にニコニコ生放送のホラー企画に出演して、ガチで泣いてたいへんだったそうで。
生放送の一部がニコニコ動画にあがっていたので見てみました。途中からだったのでどんないきさつがあったかはよくわかりませんが、確かにのぞしゃんは子供みたいに泣いていて、最後にはスタジオの外で背中を向けてすねていました。もともとネガティブな性格なうえ、めちゃめちゃ恐がりか霊感がめちゃめちゃ強いかどちらかなのでしょうか、気持ちが切れてしまったようです。
彼女がああいうキャラだということは、スタッフもメンバーも当然わかっているわけで、プー・ルイさんが子供をあやすようになぐさめていました。ファンの人も「ああ、またやってるよ」という感じだったのではないでしょうか。
たぶんのぞしゃんを叩いていたのは、たまたまニコ生を見たBiSのことを知らない人、あまり興味がない人なのでしょう。そういう人たちは何をしたってBiSのファンになるわけではないので放っておけばいいのですが、のぞしゃん本人は視聴者のコメントをめちゃめちゃ気にして、かなり落ち込んでいるみたいです。

困ったことに、僕たちはテレビでアイドルがガチで泣くシーンは見慣れています。アイドリング大相撲で尾島さんに負けて号泣する大川さんや、肝試しで怖がって号泣する橋本さんや、「アミトーク」のMCがうまくいかなかったからと突然号泣する菊地さんや、ドッジボールで尾島さんに負けて号泣する野元さんを見て大笑いする大人たちの姿をしょっちゅう見ているので、それが普通の感覚になってしまっています。
だから今回のヒラノノゾミさんを見ても、ただひたすらおもしろいだけでした。アイドルを夢見て田舎から出てきた20歳の女の子がリアルに怖がって鼻水をすすりながら泣く姿と、それをなだめる仲間たちの姿は、当初の企画はどこかにすっとんでしまったかもしれないけれど、これはこれで十分に楽しめるエンターテイメントでした。僕の見方がひねくれているだけかもしれませんが。

今回のBiSの状況に似ているのが、この前のTIF前夜祭におけるスパガの勝田さんです。勝田さんも前夜祭のオンエア後、心ない人たちにかなり叩かれたようです。あんなことで腹を立てたり気分が悪くなったりして、しかもその気持ちを外に向かって表明せずにいられないなんて、とてもかわいそうな人たちです。そんな調子だと日常生活でも毎日怒ってばっかりで、いつか脳の血管が切れてしまうのではないでしょうか。それとも「誰かを叩いていないと死んじゃう病」というかわいそうな病気にでもかかっているのでしょうか。不憫ですね。
まあだからといって、若い女の子が本気で怖がったり悔しがったりして泣いているのを見て、手を叩いて笑うというのも人としてどうかと思います。ただアイドリングにしろニコ生にしろ、メディアというフィルターを通したエンターテイメントのコンテンツとして(横文字ばっかで気持ち悪いな)視聴者に提供しているものなので、遠慮なく笑ってしまえばいいんじゃないかと思っています。何も反応がなかったり、ネガティブなことを言われるより、楽しんでもらえた方が演者にとってもいいと思いますし。

とここまで書いてきて、自分がアイドリングを長年見続けてきたからアイドルが泣くところを見てもなんとも思わないのではなく、「もともと女性が泣く姿を見てもなんとも思わない」からではないか、ということに気づきました。これまで目の前でリアルに女性に泣かれたことは何度かありましたが、特に心が動いたりするようなことはありませんでした。これって普通なんですかね。世の男性は「やばい、どうしよう」って動揺するものなんですかね。素朴な疑問です。

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