女医言いたいだけちゃうんか

2012年2月11日(土) 02:23 | 日記

このニュースを最初に見たとき、率直に「気持ち悪い」と思いました。見出しが。

東京女子医大の女医ら3人逮捕=保険金を水増し請求、詐欺容疑-警視庁

交通事故で接骨院に通った期間を水増しし、保険金などをだまし取ったとして、警視庁交通捜査課と杉並署は10日までに、詐欺容疑で東京女子医科大の内科医石井まどか(32)=東京都荒川区東尾久=、叔父で元接骨院経営の小林一道(57)=中野区大和町=両容疑者ら3人を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認めている。
(時事通信)

同じ事件を、全国紙はどのように報じたのでしょうか。ネットで検索して、見出しだけ取り出してみます。

東京女子医大の女性医師ら3人逮捕 保険金詐取の疑い(朝日新聞)

東京女子医大の女性医師、接骨院通院詐欺に関与(読売新聞)

保険金詐取容疑:東京女子医大医師ら逮捕 通院日数水増し(毎日新聞)

通院日数偽り保険金詐取容疑 警視庁、医師ら3人逮捕(日本経済新聞)

朝日と読売は、見出しで医師の性別を明示しています。毎日と日経は単に「医師」としています。

保険金詐欺の容疑者である医師が女性か男性かは、わりとどうでもいい情報だと思うんですけどね。
これがセクハラのような、性別と容疑が密接に関わるようなケースであれば、性別は重要な情報になるのかもしれませんが。
もし「医師の中で女性の割合は極端に低い」とか、「詐欺をはたらくのは圧倒的に女性が少ない」という事実があれば、容疑者の性別を前面に出すことはレアケースとして意味が出てくるのですが、実際に女医さんは少なくないですし、女性の詐欺師が極端に少ないという事実もないはずです。

だとすると、時事や朝日や読売が見出しで「女医」もしくは「女性医師」と表記したのは、何か別の意図があったのでしょう。
そのへんを想像すると、とてもいやーな気分になるんですよね。
考えすぎかもしれないけど、「旧態依然の男尊女卑的な価値観が無意識的ににじみ出た感じ」がしてしまって。だってきっと、容疑者が男性だったら「男性医師」とは書かないでしょう。
それか、新聞社の整理部のオヤジが「女医」ってとこで興奮しちゃって、ついつい見出しにスケベ心が表れてしまったのか。たぶんそうなんでしょう。「お前女医言いたいだけちゃうんか」と突っ込んでおきます。

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