パソコンの故障に関するまとめ

2012年1月24日(火) 00:52 | 日記

年末からパソコンの故障に悩まされてきました。
年末年始はずっとパソコンにかかりきりでしたが、年が明けて1週間して、ようやく最大の問題が解決しました。
結論を言うと、元凶はいわゆる「カーネル41病」という、Windows 7そのものが抱える問題でした。OSの電源の制御に問題があって、ある条件下において突然電源が落ちたり、フリーズを起こすという現象です。結果的にはBIOSの設定を変えるだけで不具合は発生しなくなったのですが、そこに行き着くまでにものすごい時間と労力とお金を費やしてしまいました。

ここであらためて故障の内容と経過、対策とその効果についてまとめてみたいと思います。
僕のパソコンに発生した「システムディスクを認識しなくなる」「電源が突然落ちる」「突然フリーズする」という問題は、決して特殊なものではありません。同様の環境下において同様に起こりうる問題であり、今まさに悩まされている人もいると思います。以下の症状にあてはまる方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

まず、パソコンのスペックは以下のとおりです。

OS…Windows 7 Ultimate 64bit SP1
CPU…Core i7 2600K(20~30%程度オーバークロック)
マザーボード…ASUS P8P67 Deluxe
グラフィックカード…Radeon HD6850(Sapphire製)
メモリー…A-DATA AX3U1600GC4G9-2G(4GB×4枚)
電源…サイズ SPCR2-750P(80PLUSシルバー、750W)
旧システムディスク(SSD)…Micron RealSSD C400(128GB)
新システムディスク(SSD)…Intel 510 Series SSDSC2MH120A2K5(120GB)
光学ドライブ…パイオニア BDR-S06J(BD-R/RE書き込み対応)
動画キャプチャー関連…アースソフト PT2、同PV4
サウンドカード…AUDIOTRAK PRODIGY 7.1e X-Fi Audio
その他…Dataram RAMDisk使用(メモリー2GBをRAMディスクに割り当てる)

次に、僕のパソコンに何が起きたか、どのように解決したかについて、順を追って説明します。

1. ブルースクリーンが頻発。強制再起動後、BIOSがシステムファイルが入っているSSDを認識しない。一度電源を落とし、再び電源を入れると認識するが、起動後数時間で突然マウスのクリックやキーボード操作を受け付けなくなり、エラーを告げるウィンドウが出たと思ったら1分ほどでブルースクリーンに。
(参考…最悪のクリスマスプレゼント

トラブルに見舞われたのは、12月24日の夕方のことでした。前日の夜まで普通に機能していたパソコンが、突然動かなくなっていたのです。
この間にしたことといえば、24日午前のWindows Defenderの定義ファイルの更新のみ。今思えば、Defenderの定義ファイルごときでシステムが落ちるはずがないのですが、そのときはほかに原因が考えられなかったため、どうにかしてアップデート前の状態に戻そうとしました。ところが、バックアップ用のハードディスクディスクの容量の問題なのか何なのか、直前のシステムバックアップが残っておらず、復元を断念。別の方法で直らないものかと、試行錯誤の日々が始まりました。

2. 原因がわからず、とりあえずBIOSをアップデートしたものの状況は変わらず、SSDの故障を疑ってシステムディスクをHDDにコピーするが、今度は別の症状が表れる。

買ってから半年以上が経つので、ドライバーソフトもいろいろとアップデートされているはず。新しいドライバーを入れれば直るかもしれない。そう考えて、システムと直結するグラフィックボードのドライバーや、SATA関連のドライバーを最新版に差し替えました。
マザーボードのBIOSも更新しました。しかし、状況はよくなりません。
次にSSDの故障を疑い、システムディスクを交換しました。すると、1で示したブルースクリーンは出なくなりましたが、今度は「突然フリーズする」「突然電源が落ちる」「別のエラー画面が出る」という現象が多発するようになりました。
(参考…システムディスクを替えてもフリーズするパソコン)。

「別のエラー画面」とはこれのこと。ステータスコードは「0xc000000e」です。
111228_075238.jpg
今思えば、「BIOS更新」という行動が悲劇の始まりでした。この時点では、何がSSDの故障による問題と、何がBIOS更新による問題なのかを区別することができなかったため、不調の原因を突き止めるまで大きな遠回りを強いられることになりました。

3. ネットで調べたところ、1の症状の原因はSSDの故障が原因らしい。新しいSSDを購入してシステムディスクを入れ替えるが、それでも不具合が頻発する。
(参考…SSDの交換が終わりました

1の症状について、ブルースクリーン時に生成されるDUMPファイルの記述をもとにネットで調べてみると、この症状はSSDが損傷したときに発生することが分かりました。やはりSSDの故障が不具合の原因のようです。
SSDはHDDと比較して読み込みスピードが桁違いに速く、すべてにおいて快適で、もはやシステムディスクをHDDに戻すなんて考えられないのですが、一方でHDDより寿命が短いというデメリットがあります。それでも普通に使うぶんには3年くらいは持つという話だったし、SSDへの書き込みを減らして寿命を少しでも延ばすため、TEMPフォルダーをRAMディスクに移すなど、いろいろと手は打ったつもりだったのですが、僕のSSDはわずか8か月で壊れてしまいました。
新しいSSDにシステムをコピーし、これでようやく直るかと思いきや、「突然フリーズ」と「突然電源が落ちる」という2つの症状だけは消えませんでした。
(参考…あいかわらず頻繁に落ちるパソコン

この時点で12月31日。故障発生から1週間。パソコンが直らないまま年越しです。

4. グラフィックカード、電源ユニットを交換しても効果なし。メモリーもどうやら異常なし。マザーボードの故障を疑い、同じマザーボードを買って取り替えたが、効果なし。

この間、グラフィックカードを替えてみたり、電源を替えてみたりもしたのですが、徒労でした(前のパソコンを捨てずに取っておいたので、パーツが一式余っていたのです)。
メモリーについては「Memtest86+」というソフトを使って診断したところ、異常が認められませんでした。
ここまでやってだめならマザーボードの交換しかないと考え、元日から秋葉原に出向いて、現在使っているものと同じ「P8P67 Deluxe」を買いました。
パソコンの自作の経験がある人なら分かると思いますが、マザーボードを交換するのは、新しいパソコンを1台組み立てるのと同じことです。めちゃめちゃ面倒な作業です。
(参考…とりあえず修理完了

しかし、それでも直りませんでした。
(参考…また電源がいきなり落ちました

5. OSの不具合を疑い、いちばんやりたくなかったWindowsのクリーンインストールをしたものの、これも効果なし。

1月2日深夜。故障発生から9日め。いちばんやりたくなかった、どうしても避けたかった(結果的にしなくてもよかった)最終手段を試すことにしました。
OSのクリーンインストールです。
(参考…最後の手段

安全のため、いきなりSSDを使うのではなく、まずは古いHDDにインストールして、様子を見ることにしました。その結果、なんとなくうまくいきそうだったので、あらためて新しいSSDにシステムディスクをコピーしました。
しかし、うまくいっているように見えたのは最初だけでした。1月3日と4日の二日間は、パソコンを故障以前の環境に戻すため、まっさらなOSにいろんなソフトウェアをインストールする必要があったから、わりと頻繁にパソコンを再起動し、電源を長い時間つけっぱなしにする機会がありませんでした。
問題が発生したのは5日の早朝。主要なプログラムのインストールが終わり、テレビの録画や動画のエンコードのためにパソコンをつけたままにしておいたら、寝ている間にフリーズしていたのです。
(参考…またフリーズしたよ

OSのクリーンインストールすら意味がなかったという現実に、途方にくれるばかりでした。

6. イベントのエラーログに残っていた「kernel-power 41」というキーワードで検索して、ようやくこの問題の解決策に行き当たる。BIOSの「SpeedStep」を「無効」にすると、フリーズなどの症状は発生しなくなった。

パソコンが直らないまま、正月休みが終わってしまいました。
電気系統に問題がある可能性が濃厚だったため、あらためてBIOSの設定を見直すことにしました。マザーボードを交換したとき、オーバークロックのクロック倍率のみ変更し、その他のBIOSの設定は出荷状態のままだったことを思い出し、使わないデバイスを無効にしたり、CPUの電圧設定を「Auto」から具体的な数値に変更。それでも効果はありません。
ここで、もう一度イベントのエラーログを確認してみます。これまではエラーコードと、原因となるファイル名にしか注目しませんでしたが、ログに書かれていた「kernel-power 41」という記述があやしいと思い、検索してみると、たくさんのサイトがヒットしました。
どうやらこれ、Windows 7においては有名なエラーで、「カーネル41病」という通称までつけられていました。Wikipediaの「Windows 7」のページにすら載っている情報でしたが、検索するまで全く知りませんでした。
「カーネル41病」の症状はまさに、再現性のないシャットダウン・強制再起動とフリーズ。その解決方法として書かれていた中のひとつが「電源の管理」の設定で、USBの節電に関する機能をすべてオフにすると直ることがあるらしい。僕もやってみたのですが、だめでした。
もうひとつの方法として、「SpeedStep」の無効化というのがありました。電源の制御に関する項目のひとつで、BIOS上でこれを無効にしたところ、ようやく問題が解決しました。

ここまでたどり着くのに、故障発生から2週間。1月7日のことでした。
結果的には、SSDの交換とBIOSの設定変更だけですべての問題は解決しました。
おそらくBIOSをアップデートしたときに、知らないうちに「SpeedStep」に関する設定が付け加わったか、「有効」にされたのでしょう。BIOSはむやみにアップデートするものではありませんね。うかつでした。

しかし、僕とパソコンとの戦いは、実はまだ終わっていません。
今度は別の問題に悩まされています。OSのクリーンインストールさえしなければ、悩む必要のない問題でした。無駄な遠回りが、新しいトラブルを生んでしまいました。
この話はまた別の機会に。

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