楽園ベイベー

2011年11月22日(火) 14:56 | 日記


五条通りの南側、鴨川と高瀬川の間に、「五條楽園歌舞練場」と書かれた黄色い看板がありました。夜になるとそこだけぼんやりと光っていて、何なんだろうと気になっていたのですが、特に調べたりすることなく大学の4年間を終えました。

ここがどんな施設なのかを知ったのは、大学を出て半年経ったとき。当時、僕は名古屋のライター事務所にいたのですが、どんないきさつか忘れましたが京都の「五条楽園」について原稿を書くことになりました。
そのときに出版社からFAXで送られてきた資料を見て初めて、あの看板の向こう側が「裏風俗」のスポットであることを知りました。
行ってもいない五条楽園の体験談をつづった僕の原稿、確か雑誌は「特冊新鮮組」だったと記憶しているのですが、もともと別の記事の穴埋め用だったからなのか、日の目を見ることはありませんでした。。
いずれにしても、僕にとってあの原稿は記念すべき「風俗記者デビュー」であり、五条楽園という地は僕にとって聖地といえるわけです。入ったことないけど。

そんな五条楽園の看板が、消えてしまいました。本来なら、冒頭の写真の位置に見えるはずなのに。
ウィキペディアによると、去年の秋に地域一帯の店舗が摘発されて営業停止となり、再開のめども立たない状態のようです。規制強化の波は、古都の片隅でひっそり生き残ってきた遊郭まで飲み込んでしまいました。ああなんという味気ない世の中。
ただ、せっかくマイ聖地を巡礼しにきたのに営業してなくて残念という気持ちより、きのうクライアントの方に「こっちへ行くと裏風俗があるんですよぉ」なんてドヤ顔で言い放ってしまったことが悔やまれます。

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