銀CFDに振り回される男の子のお話

2011年9月27日(火) 02:11 | 日記

5月のはじめに「銀CFDでもうけたぜー」などとつるピカハゲ丸のごとく喜んでいたのが、ずいぶん昔のことのように思えます。
あれから4か月あまり。ドルが暴落し、ポンドがもっと暴落し、ひっそりとトルコリラも暴落し、今はユーロが100円を切ろうかという勢い。複数の通貨をロングで持っている僕にとっては嫌がらせのような相場です。明けない夜はない、130円を超えないポンドはない、50円を超えないトルコリラはないという偉人の言葉が僕にとってのかすかな灯火です。
それで、株安のときは金が売れるというのが定説でして、実際に金がものすごく値上がりしていたわけですね。ほんの数日前には1トロイオンスが1800ドルを超えていたり。プラチナもほぼ同じような価格で、同じような値動きをしていました。

そして銀です。
4月の終わりには銀だけが異常な値上がりをして、その後急激に値下がりしました。銀は市場規模が大きくないので、もともと金やプラチナより値動きが大きいのですが、ここ2か月ほどの相場は、銀の値動きの傾向はだいたい金と同じでした。
この間、ドルもユーロもあいかわらずがたがたで、株価も冴えず、明るい見通しが立たない状況でした。この状況では金が買われやすくなるのがセオリーのため、しばらくは銀も大きな落ち込みはないだろうと思っていました。
実は、5月に銀CFDでひともうけしたあとに、7月に38ドルのショートポジションを建てていました。再び35ドル台まで落ちることを期待していたのですが、為替市場があんな状態になったために銀は値上がりし、とても短期的に利益を狙える状況ではありませんでした。上は43ドル、下は40ドルあたりでしばらく推移していました。

このポジションはしばらく塩漬けかとあきらめていたところに、貴金属の相場がにわかに動き出したのが先週後半のことでした。
22日の深夜(日付は23日)のこと。40ドル付近でうろうろしていた銀は、いきなり36ドル台に下落していました。決済すれば10万円の利益が確定するという状況で、少しだけ迷いましたが、目の前のニンジンの誘惑に負けてしまい、決済。10万円は決して小さい額ではない、というか僕にとっては大金です。「また銀でもうけたぜー!」とひとりでつるピカハゲ丸状態でした。
ところが、次の日起きて銀価格を見てみると、前日よりさらに値下がりしているではありませんか。34ドル台。もう少し我慢すれば、利益は2倍以上にふくらんだのに…。

夜、外出先から帰ると、銀は33ドル台まで落ちていました。
僕は決断しました。今度はショートではなくロングだと。
金もプラチナも値下がりしているけれど、アメリカやヨーロッパの経済が悪いままで変化がない状況で、貴金属の価格が下がり続けることは考えにくい。確かに金の1900ドルは買われすぎだと思うけど、短期的には高値で安定するはず。銀も同じ。すぐに36~37ドルあたりまで値を戻すのでは。そうすればまたまた10万円ゲット。もうけたぜー!
そんな身勝手かつ近視眼的な妄想に支配された僕のゴキゲンな脳にマウスのクリックを止める制御装置などあろうはずもなく、欲望のおもむくまま、33ドルロングを1枚ポチってしまいました。

ところが、その日のうちに銀は30ドルまで急落。銀は一時的な値下がりではなく、もっと大きな波に飲み込まれてしまった様子。ああ嫌な予感。
週が明けて月曜日。ちまたではユーロや金の急激な値下がりが騒がれていましたが、銀の落ち込みはそれに輪をかけてひどく、一時は26ドル台まで下落しました。含み損50万円というレッドゾーンです。3営業日で一気に3割も落ちるという、なんてスリリングなジェットコースター。もし今日まで38ドルのショートを持っていて、底値の26ドル台で決済できれば、90万円の利益が確定しました。でもそんな仮の話をしたところでむなしさと悔しさがこみあげるだけ。なにより僕が向き合うべきなのは「33ドルのロングポジションを建てている」という現実です。

でも含み損という話でいえば、今年の4月はもっとひどくて、40ドルのショートで49ドル台、含み損が70万円を超えたときは確かにあせりました。でも、過去のチャートを見れば、40ドルオーバーの領域は明らかにバブルであり、近いうちに必ず急降下するという確信があったので、不安より自信の方が勝っていました。
では、現在の28ドル台はどう判断できるでしょうか。10分足と週足のチャートを見てみましょう。

〈10分足〉
10分足

〈週足〉
週足
10分足を見るとここからの反発を期待したくなるのですが、週足を見ると、28ドルでもまだ高い水準だと判断できます。ほんの1年前は20ドルそこそこだったわけですから、そのあたりまで値を戻すことは十分に考えられます。というより、そうなるのが自然でしょう。
この先、銀価格が20~25ドルあたりで張り付かれると、僕の33ドルロングは終了です。いつ来るか分からない異常な相場を待つほかなくなってしまいます。
そんなわけで、含み損の額は4月のときより少ないのですが、気持ちのあせりは当時の比ではありません。かなりびびってます。後悔しています。どうして目先の10万円ほしさに、ロングなんてしてしまったのだろう…。銀価格を見るのが怖いと思ったのは、今日が初めてでした。

ただこんなことを書いている間にも銀相場は動いていて、この日記を書こうと思ったときに28ドル台だった銀価格は、なんと30ドルを超えました。あいかわらず激しい値動き。でも、ちょっとだけ気が楽になりました。
銀の値動きは本当に読めません。これ以上銀と付き合うのは体に毒です。とにかく、一瞬でいいから35ドルを超えてもらいたい。そして早く決済して楽になりたいです。

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