春一番の思い出

2011年5月12日(木) 01:30 | フォーク

手ぬぐい
遅くなりましたが、今年も大阪の服部緑地で開催された「祝春一番2011」について書きます。
このライブは2006年から毎年見に行ってまして、今年で6年めになります。
1971年に第1回が開催されてから、今年でなんと40周年。会場で買った手ぬぐいにも「40」という文字が見えます。今回も出演した大塚まさじさんや中川イサトさん、中川五郎さん、加川良さんは、第1回から今までほぼ毎回参加しています。

ずっと東京にいると、東京の価値観になじんでしまって、いつの間にか「東京イコール日本」という錯覚に陥ってしまいます。
関西には、東京とは違った価値観や常識があります。たまに大阪や京都へ行くと、東京のだめなところ、間違っているところ、ゆがんでいるところが見えてきます。春一の出演者の言葉や奏でる音楽、会場全体の空気に触れると、特にその思いを強くします。
別に、大阪が正しくて東京が悪いと思っているわけではありません。大阪と東京のどちらに住みたいかと言われたら、迷わず東京を選びます。大阪には僕の好きな文化がたくさんありますが、僕の肌に合わない文化もたくさんあります。ただ、東京のメディアや企業、あるいは個人が「自分が日本の中心なんだ」というふるまいをして、それがやたらと鼻につくことが多いんですよね。東京に来る前は、今以上にそういう思いを強く抱いていました。
日本の中にはいろんな文化があり、いろんな価値観があり、いろんな人がいるということを肌で感じたいために、こうして毎年「春一番」を見に行くわけです。

今年は東日本大震災があり、福島の原発がたいへんなことになりました。
春一番のステージは東京と違って、東京電力や財界に対して及び腰なマスコミやレコード会社はいません。害悪は容赦なく叩く。当たり前のことが、当たり前のように行われていました。
ステージに立った遠藤ミチロウさんは福島出身。石原慎太郎を再選させた東京都民に失望したと言っていました。東京都民のひとりとして、申し訳ない気持ちになりました。
ハイライトは三宅伸治さんのステージ。春一ではめったにないアンコールが起きたのは、三宅さんに歌ってほしい歌があったからだと思います。
RCサクセションの「サマータイム・ブルース」。
清志郎さんが生きてたら、どんな言葉で歌っていたでしょうか。

宮里ひろしさんは2年ぶりに見ましたが、今回も楽しませていただきました。
おくむらひでまろさんの酔っ払いぶりには、往年の高田渡さんを思い出しました。
加川良さん、あいかわらずかっこいいです。良さんのステージでは、いとうたかおさんも1曲だけ参加しました。
客席では、歌い終わった加川良さんや、この日は出番のなかった大塚まさじさんが、お客さんのサインに応じていました。
中川五郎さんとミチロウさんが談笑している姿もありました。
いつもの春一の風景でした。
今年はスケジュールの都合で1日しか見られませんでしたが、来年はもっとたくさんの歌を聴ければと思います。

最後に、こちらが過去5年分の春一のレポートです。興味があったらぜひご一読ください。

祝春一番2006・3日目レポート(2006年5月6日)
5月4日、「祝春一番2007」を見る(2007年5月18日)
あらためて「祝春一番2008」第3日のこと(2008年5月10日)
「祝春一番」5月3日のレポート(2009年5月8日)
「祝春一番」5月5日のレポート(2009年5月9日)
祝春一番、初日のラストはあの名曲でした(2010年5月1日)

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