シルバーにくびったけな毎日

2011年5月 4日(水) 10:00 | 日記

CFDという投資の手法がありまして、簡単に言えばFXと同じことを株価指数とか商品先物とかでやっちゃおうよという取引で、むしろCFDの方がFXを包括する概念だったりします。

FXは対象が為替だけだから、ふたつの通貨のレートだけを見ていればいいのですが、たとえば「NYダウを対象とするCFD」の場合は、損益がNYダウとドル円の為替レートの値動きの掛け算で求めるから、FXよりややこしいわけです。CFDがFXみたいに広まらない理由はそのあたりでしょう。仕事柄、CFDを取り扱う金融機関の方に会うこともありますが、いまだに仕組みを完全には理解できていません。

震災の直後に極端な円高になったとき、これはチャンスだとFXで豪ドルを買ったら案の定値上がりして、おいしい思いをしました。このあぶく銭を、別の方法でさらにふくらませてやろうと思って、このCFDというやつを試してみました。
本来なら、本業でお世話になっている某社あたりで口座を作るべきところですが、面倒なのでいつも使っているSBI証券でそのまま手続きしてしまいました。

株価指数や商品価格などいろいろ見比べて、選んだ投資対象は「銀」。
なぜメジャーな投資対象である金やプラチナではなく、あえて銀にしたかというと、値動きが極端だったから。2年そこそこで3倍に値上がりしていて、震災前から1か月で見ても15%増。以前、仕事の取材であるエコノミストの方が「短期間で価格が3倍になるのはバブル」と言っていたのを思い出し、

「銀価格はピークが近い。近いうちにバブルは終わり、震災前の価格に戻るはず」

と考え、銀のショート(空売り)を注文したのが4月12日のことでした。

当初は軽い気持ちでした。FXで増えたお金を証拠金として、さらに数万円増やすことができればラッキーだと思っていました。
間違いの始まりは、投資可能な最小単位が大きいことでした。FXのドル円なら1万ドル、つまり81万円程度であり、レバレッジ10倍なら8.1万円の証拠金があればいいのですが、銀CFDはそのおよそ4倍、330万円を動かすことになります。証拠金を100万円積んでもレバ3.3倍という世界です。ちゃんと調べてからポジションを建てるべきでした。
加えて、値動きがとにかく大きい。1日で5%の上下なんて当たり前。ドルが一日で5円も動くことはめったにないのですが、銀価格は毎日がそんな調子です。
最悪なのは、僕がバブルのピークだと決めつけたところから、さらに値上がりを続けたこと。具体的には、僕が売りポジションを建てた4月12日時点で1トロイオンスあたり40ドルだった銀先物価格が、わずか2週間で49ドルにまで上がったのです。
この時点での含み損は70万円オーバー。一介のサラリーマンには大きすぎる額です。ロスカットが怖いので証拠金を積み増しながら、これはバブルなんだ、遠くない未来に30ドル台前半まで下がるはず、そうなれば50万円ゲットだぜ、そう信じつつも長期戦を覚悟していました。

そしたら、なんと。
きのうの深夜に、40ドル台まで急落しているではありませんか。品川から帰ってパソコンを見てびっくり仰天ですよ。取引画面を開いたら、ちょっと前にマイナス70万円だったのが、わずかマイナス5万円に。いや5万円ってぜんぜん「わずか」じゃないですね。感覚がまひしてる。やばいわ。

今は出先なので、携帯で銀価格を見ていますが、41ドル前後で推移しているようです。
そんな銀相場の狂いっぷりを表しているのがこれ。

Day's Range: 40.85 - 48.58

1日で20%近く変動する相場。もう十分スリルを味わったから、とっとと35ドルに戻ってもらって、決済して40万増やして楽になりたい。
問題は、SBIだと携帯でCFDの取引ができないこと。パソコンなんて持ってきてないし、もし明日銀価格が急落したらどうしよう。

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