在りし日の高田渡

2010年3月15日(月) 23:56 | フォーク

高田渡
ものすごく今さらなのですが、先月NHK教育で放送された「知る楽こだわり人物伝」という番組の、高田渡さんを特集した回を4回まとめて見たところです。
渡さんの実兄が語る子供の頃のエピソードや、「コーヒーブルース」を歌う若い頃の渡さん、あるいは生涯最後のライブの映像など、僕の知らない渡さんの姿がありました。
渡さんが亡くなったのが2005年の春で、僕が武蔵野に引っ越したのが同じ年の秋。たった半年の違いで、渡さんに会うことがかなわなかったんだよなぁ、なんてことをあらためて思って、しんみりしてしまいました。

普段は地面をはいつくばっている人たちが、誰かと話すときに目線だけ高くして、自分と同じ地面をはいつくばっている人たちを見下ろすような言葉を吐く。最近、そんな人が増えてきた気がします。ワーキングプアが派遣労働者や無職の人を見下して、気分だけは権力者あるいは支配者になったつもりで憂さを晴らす。そんなことをしても、みんな不幸になるだけなのに。
高田渡という歌い手は、そうした弱い人の目線で、同じ境遇の人に対して、いつも同じ目線で語りかけていました。嘆いたり、励ましたり、時には偉い方々に向かってつばを吐いてみたり。
今のような時代にこそ、たくさんの人が渡さんの歌に触れてほしいと思います。

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