ともだち始め

2010年1月26日(火) 23:22 | フォーク

ともだち始め
某ネットオークションで買った「ともだち始め」というアルバム。2枚組で、1枚めは西岡たかしさん、2枚めは泉谷しげるさんが歌っています。オリジナルはエレックレコードから1973年に発売されました。
写真の右下にあるのがCDで、大きい方はLP盤です。

レコードは、1998年の夏か秋に買ったと記憶しています。同時期に買った「初期の泉谷しげる・メモリアル」とともにMDにダビングして、自宅でよく聴いていました。当時は両方ともCD化されておらず、曲を聴くためには中古のLPを買うしかありませんでした。プレミア価格がついているかと思いましたが、確か両方とも1500円か2000円程度だったと思います。
このアルバムをウォークマンで聴きたくなったので、最近CD化されたアルバムを買うことにしました。
オークションで買ったCDはデッドストックで、送料込みで1000円ちょっと。最近、ポニーキャニオンから新たにCDが発売されたために、旧盤となったバップのCDの在庫が余ってしまったのでしょうか。それを業者がまとめて安く買って、オークションで売りさばくというビジネスモデルでしょうか。何にせよ、新品同然の2枚組のアルバムを1000円で買えたのはありがたいことです。

さて、この「ともだち始め」というアルバム、2枚組ではあるものの、西岡さんと泉谷さんのソロアルバムといっても差し支えない内容です。ただ、泉谷さんのアルバムには西岡さんが演奏で参加していて、さらに両方のアルバムで中川イサトさんがギターを弾いています。
1998年当時、五つの赤い風船のオリジナルアルバムはすべて持っていました(「モニュメント」「ボクは広野に一人居る」やビクターのSFシリーズなどのベスト盤的な作品や、ライブ盤「ゲームは終わり」は除きます)。西岡さんのソロアルバム「満員の木」もありました。当時、僕が最もよく聴いていたのが五つの赤い風船でした。
そんな西岡さんのソロ作「ともだち始め」の存在を知ったのは、確か「日本フォーク紀」という本だったと思います。この本はつい最近「日本フォーク紀コンプリート」としてリメイクされましたが、日本のフォークを語るうえでの貴重な資料として、長らく中古市場でプレミア価格がついていました。
(参考…日本フォーク紀コンプリート
ただ、このアルバムに興味を持ったのは西岡さんの存在より、泉谷しげるさんの「おー脳」という曲が収録されていたことでした。とてもテレビでは流せないような内容の歌だということを知り、どうしても原曲を聴いてみたかったのです(ちなみに「初期の泉谷しげる・メモリアル」のLPを買ったのも同様の理由で、「戦争小唄」という曲が聴きたかったからです)。
実際に聴いてみると、「おー脳」も確かにいいのですが、1曲めの「春夏秋冬」のギターがとてもいい感じです。オリジナルアルバムの「春夏秋冬」より、こちらの方が好きです。イサトさんと西岡さんの演奏で、アルバム全体がブルージーな雰囲気になっています。

そして、西岡たかしさんです。
2曲めの「風言葉」が好きなんですよね。春の風のような明るくてやさしいメロディと歌詞が、風船時代とはまた違った形で表現されていて、すごく心地よくなります。そうかと思えば、6曲めの「てきとうな話」のように、冷たい北風のように突き刺さるメロディがあったり。とても深みのあるアルバムです。

余談ですが、僕はこのアルバム以外に、西岡さんのソロでは「スープ」「ライブ・夢商人(ゆめあきんど)」のLPを持っています。いずれも1999年当時はCDでリリースされていませんでした。名曲「上野市」などが入ったとてもいいアルバムで、こちらも最近になってCDで復刻されました。
一方で、五つの赤い風船の「おとぎばなし」などのCDは廃盤になっていて、入手しづらいみたいなんですよね。中古市場では定価以上の価格で売られているようです。どうしてポニーキャニオンは再発しないんでしょうね。何か事情があるのでしょうか。

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