「幻のフォークライブ傑作集/加川良ライブ/中津川フォークジャンボリー'71」というレコードを買いました

2010年1月11日(月) 23:11 | フォーク

加川良ライブ/中津川フォークジャンボリー'71
ひさびさにアナログ盤を買ってみました。
ディスクユニオン新宿本館の地下1階で見つけたレコードです。
「幻のフォークライブ傑作集」というタイトルで、内容は加川良さんが1971年の中津川フォークジャンボリーで歌ったときのライブ音源。
こんなレコードが出ていたなんて、知りませんでした。

帰って「日本フォーク紀コンプリート」という本で調べてみると、このレコードはSMSという会社から1978年に出された、URCレコードに保管されていた音源を初めてレコード化したものだということ。制作にはURCを立ち上げた秦政明さんも関わったそうです。
「幻のフォークライブ傑作集」のシリーズは、加川良さんのほかにも、高田渡さんや岡林信康さんや五つの赤い風船などが中津川で歌った音源が出ているそうです。フォークジャンボリー以外のライブ、たとえば高石友也さんや遠藤賢司さんのワンマンライブ、さらには泉谷しげるさんのライブ盤まで出ていたりします。
ただし、このシリーズはほとんどCD化されていません。作品のラインナップを見ると、このまま人知れず埋もれてしまうのはあまりに惜しいと思うのですが…。

加川良さんのレコードの話に戻ります。

A-1 姫松園
A-2 教訓I
A-3 僕とボビー・マギー
A-4 求めます
A-5 お前と俺

B-1 ウサギとカメ
B-2 木枯らしエレジー
B-3 教訓III
B-4 戦争しましょう
B-5 伝道

大半の曲の音源はすでにCDなどで持っているのですが、聴いたことがなかったのがB面の「ウサギとカメ」と「教訓III」。この2曲のために、中古のアナログ盤に1050円も払いました。いや、CD化されていないアルバムが1050円というのは、むしろ安いというべきかもしれませんね。

「ウサギとカメ」は、「もしもしカメよ…」で始まる童謡の、ちょっとエロい替え歌でした。曲の前のMCも含めて、良さんのちょっと意外な一面が見えました。
「教訓III」は、良さん本人による「教訓I」の替え歌なのかなと思っていたら、岩井宏さんがバンジョーを弾いていたこと以外は「教訓I」と全く同じでした。歌の前に「先に『教訓II』を歌われましたので、『教訓III』で勝負したいと思います」と言ったことで、A面の「教訓I」と区別する意味でも、タイトルの表記が「教訓III」になったものと思われます。
蛇足ですが、「教訓II」はなぎら健壱さんが歌った「教訓I」の替え歌です。

意外だったのが、A面の「僕とボビー・マギー」。これは加川良さんではなく、中川五郎さんの歌です。良さんのステージの最中に五郎さんを呼んで、まるで良さんのライブに呼ばれたゲストのような感じで五郎さんが歌っているんですよね。この曲そのものの音源はずっと前から持っているのですが、歌の前にこういうやりとりがあったなんて知りませんでした。

「求めます」「木枯らしエレジー」(加川良さんのセカンドアルバムに入っている「こがらし・えれじぃ」と同じ曲)、「戦争しましょう」と「伝道」の4曲も、フォークジャンボリーでの音源を聴くのはこれが初めてです。同じステージで歌った「ゼニの効用力について」は収録されなかったんですね。
A面の「姫松園」や「教訓I」「お前と俺」は、CD化されているフォークジャンボリーのライブ盤でも聴くことができますが、このレコードにはCDには収録されていない良さんの語りが入っていて、当時の中津川の空気をより鮮明に伝えてくれます。

ジャケットや盤の状態があまり良くないのが残念ですが、それを差し引いてもいい買い物だったと思います。

コメント

幻のフォークライブ傑作集全25枚のうち23枚は持っています。もちろん加川良ライブも持っています。自分としては遠藤賢司リサイタルがかなり好きです。他にも名盤がたくさんあります。CD にはならないでしょうけどね。

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