自分を評価するのはいつも、自分以外の「誰か」だから

2009年3月 1日(日) 04:31 | 日記

サイトのプロフィール欄にGmailのメールアドレスを載せているため、ときどき読者の方からメールをいただくことがあります。
先日、とても意外な方からメールが届きました。
5年前まで働いていた職場の後輩からです。
偶然このサイトを見つけて、びっくりしてメールを書いたとのことでした。

このサイトにたどり着いたのも偶然なら、それが僕の日記だと気づいたことも偶然です。いくらサイト上で顔をさらしているといっても、5年前に数か月いっしょに働いただけの先輩を、あの小さな写真を見て思い出せるなんて。それだけ、僕の存在が強く印象に残っているということでしょうか。

その職場とは、ひとつ前の日記に書いた「DEEPの佐伯代表と関係の深い会社」のことです。僕たちはそこで風俗情報誌の編集者として働いていました。
後輩が入社した頃の僕は、すでにモチベーションが最低な状態でした。労働時間と仕事の量は増えるばかりで、精神的に余裕がありませんでした。文句や愚痴は他人の聞こえる場所で言うべきではないのですが、そんな最低限の気づかいすらできないほど心がすり減っていました。僕のネガティブな発言や行動で、後輩たちに嫌な思いをさせてしまったことは少なくなかったと思います。
そんなこんなで僕は2004年3月に退社したわけですが、「自由になりたい」という思いが強すぎたため、後輩たちに何のお詫びもあいさつもせず、逃げるように辞めてしまいました。
当時の後輩たちには合わせる顔なんてない、そう思っていたところに後輩からメールが届いて、しかもそこには過去の僕の仕事を評価していたと書かれていて、救われる思いがしました。

自分のことを客観的に見ようとすると、どうしても欠点ばかりが目についてしまいます。でもほかの人から見れば、こんな僕でもいいところ、評価できるところがあるみたいです。低いモチベーションの中でも最低限のこだわりというか、自分らしさを発揮できるように工夫してきたつもりですが、決して無駄ではなかったようです。
だから、今の僕が取り組んでいることも、自分自身ではどれひとつとして満足していないのですが、もしかしたらそれを高く評価してくれる人がどこかにいるのかもしれません。

ウェブで日記を書き始めて、もうすぐ5年になります。
こうしてだらだらと日記を書き続けることも、今回のように懐かしい人からメールをいただくようなことがあると、この日記が惰性や自己満足の産物というだけではなく、それなりに意味のある営みだったんだな、と思います。

コメント

フォーキーさん、連日の投稿すみません 笑

>この日記が惰性や自己満足の産物というだけではなく、それなりに意味のある営みだったんだな、と思います。

とても有意義なサイトだと思います。
私がブログ始めた理由はフォーキーさんのブログの影響ありますよ。

文章がお上手なので、私もこんな風に伝えたいな!と思って、近づけるように自分なりにブログ書いています。ほとんど、自己満足な世界ですけど。笑

100万アクセスくらいあっても不思議じゃないブログと個人的に思っています。

こういった意見もフォーキーさんが言うところの自分を評価するのはいつも、自分以外の誰かだから。に該当すると思います。

フォーキーさんのブログを読んでいて、いつも思うことは非常に読みやすいブログだなぁという点です。どんな人が読んでも読み応えがあると思います。私はフォーキーさんのブログを発見できて、幸せ者ですよ。笑

そんなにほめていただくと、なんだか申し訳ない気分になってしまいます(笑)。

僕がウェブで日記を書いているのは、自分の考えていることが誰かに共感してもらえたり、何かを考えるきっかけになったりしたらうれしい、という思いがあるからです。
楽しいことや面白いことはみんなに伝えたくなるし、悲しいことやつらいことも、伝え方によっては、同じような思いをしている人の励みになることがあるかもしれない。
どんな形であれ、ひとりでも多くの人に何かいい影響を与えることができたらうれしいと思います。

たぶんネットに限らず、何かを伝える、表現するという行為はすべて、そうした意志が込められていると思います。

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