ホンダがF1から撤退

2008年12月 6日(土) 15:09 | スポーツ

本田技研は5日、東京・青山の本社で緊急記者会見を行い、福井威夫社長から正式に2008年でのF1撤退を発表した。撤退の理由としては、金融危機と各国経済の急速な悪化から、経営効率の再配分が必要、としている。(オートスポーツWEB)

僕がF1を見始めた1990年には、ホンダはトップチームのエンジンサプライヤーでした。92年にチャンピオンをルノーエンジンに明け渡し、ホンダは撤退しましたが、それ以降も無限エンジンを通じてF1に関わり続けました。「無限ホンダ」としては、リジェやジョーダンで何度か優勝しました。
2000年にホンダは正式にF1に復帰し、BARやジョーダン、スーパーアグリにエンジンを供給しました。
2006年からは38年ぶりにコンストラクターとして参戦。同年、ジェンソン・バトンが優勝し、エンジンサプライヤーとしては14年ぶり、コンストラクターとしては39年ぶりの優勝となりました。
ここ2年は成績が低迷していましたが、まさか突然、このタイミングで撤退するとは驚きました。よほどお金が厳しかったんでしょうね。
MotoGPには来年も参戦するとのことです。こちらはF1と違ってコンスタントに優勝していますし、日本以外の国ではF1よりバイクの方が人気が高いことも多く、そもそもホンダの二輪車の世界シェアは四輪よりはるかに高いので、費用対効果はこちらの方が高く、優先順位をつけるとF1の方がどうしても下になってしまうのでしょう。

現時点では、来年春までに売却先が見つかりそうな状況なので、チーム数が減ることはなさそうです。
問題はドライバーです。このままバトンが新チームに乗るのか、あるいはもっとギャラの安い、スポンサーを持ち込んでくれるドライバーを選ぶのか。もっとも、他の有力チームはドライバーがすべて決定しているので、選択肢はほとんどないわけですが。
いずれにしても、バトンにはこのまま終わってほしくないですね。2004年のBARで見せた、「速いマシンをより速く走らせる」という能力はトップクラスですから。「速くないマシンをそこそこ走らせる」という能力では、ドライビングもマシン開発力もバリチェロに劣るようですが。

ただ、この撤退を受けて、F1全体で経費削減を意識しすぎるあまり、エンジンのワンメイク化への流れが強まることを懸念します。やっぱりフェラーリとメルセデスとBMWとルノーとトヨタがやり合うからF1は面白いわけで。来年はそこにホンダが加わらないことが、つくづく残念です。

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