友人の結婚

2008年6月23日(月) 01:22 | 日記

結婚式
自分の思い通りに生きることって、簡単なようでなかなかできないものだと思います。
特に、自分のやろうとしていることが個性的すぎて、他人になかなか理解されない場合。
たいていの人は、孤独に耐えきれなくなると思います。
だけど、そんなことは構わず、悠々と自分の生き方を貫いている人がいます。
もちろん、本人の中には悩みや葛藤や恐怖、その他いろいろな迷いがあったと思います。でも、そんな感情に打ち勝つことができたからこそ、今日の彼の姿があるのです。

「ありふれた大人になりたくない」
少年時代に、多くの人が一度は考えることです。
自分の過去を振り返ると、この思いが人一倍強く、むしろ自分の足かせにすらなっていました。
「ありふれた人間と関わるくらいなら孤独を選ぶ」などという生意気な考えを持っていた僕は、高校時代は心を閉ざしてしまい、友達はあまりいませんでした。
数少ない友達は、どこかとがったところを持った人や、僕の生意気な態度に理解を示してくれた人だけでした。
その中にひとり、特にとがりっぷりが際だっていた男が、彼でした。

彼とは、高校2年と3年で同じクラスになりました。
大学は僕が京都、彼は地元の愛知県内でしたが、年に1回くらい遊んだり、時々手紙を送ったりしていました。

僕は大学を卒業して、地元に戻り、社会人になりました。しかし、すぐに一般企業に就職したわけではなく、いろいろと遠回りをしたあげく、最初に正社員になったのが、いろんな意味でとんでもない出版社でした。
確かにこの時点で、僕は「ありふれた大人」ではありませんでした。

しかし彼は、僕なんかよりずっと波乱に満ちた日々を送っていました。
大学は中退。職を転々として、たどり着いた先は縁もゆかりもない岐阜県の田舎。彼はそこに根を下ろし、自分の居場所を作りました。

先週も書きましたが、社会人になってからいろんな人と疎遠になっていました。
彼もそのひとりでした。
ふと思い立って、彼の実家にはがきを送ったのが2006年の秋。それがきっかけで、同年10月に彼と6年ぶりに会うことができました。
それ以来の再会が、この結婚式でした。

自分のやりたいこと、自分の信じる道を選ぶのは、簡単なようでなかなかできるものではありません。
僕が完全に孤独だったら、きっとこれまで通ってきた道は、怖くて選べなかったと思います。
彼を含む「とがりっぷりの際だった友人」の存在が、「自分の思ったとおりに生きてもいいんだ」と、僕の背中を押してくれたから、今の僕があるんだと思う。

そんな彼が、結婚式を挙げました。
自分の生き方に少なからず影響を与えた男が、今日から人生の新たな一歩を踏み出す。そんな場所に僕がいられたことを、うれしく思います。

結婚おめでとう!

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