「まるで六文銭のように」が碧南に来た

2008年6月15日(日) 23:12 | フォーク


6月14日の夜は、「まるで六文銭のように」のコンサートを見に行きました。
その場所がなんと、碧南市の芸術文化ホール。実家から3キロくらいしか離れていないところに、あの小室等さんが来るというのです。
しかも、料金はひとり1500円。破格の値段です。まる六は前日にも名古屋の「得三」というところでライブがあったのですが、そちらは4000円。普通はそれくらい取ります。碧南市がかなり奮発してくれたようです。
それを知った1か月前の僕は、さっそくチケットを予約しました。せっかくなので、両親も誘うことにして、計3枚。どうにか売り切れ直前に滑り込むことができました。

芸術文化ホールの「シアターサウス」は、300人強の会場です。見渡してみると、ほとんどが僕の親と同じような世代。30代以下の人はほとんどいないようでした。

ライブの前に、今回のライブのコーディネーターを務める田川律さんがステージに上がりました。田川さんの紹介で、まる六の3人がステージにやって来ました。
小室さんを見るのは、今年の高田渡生誕会以来2回め。及川恒平さんと四角佳子さんを生で見るのは初めてです。
六文銭の頃から歌っていた「私はスパイ」や、最近の曲「はじまりはじまる」など、新旧織り交ぜていろいろな曲を歌いました。恒平さん、やっぱりいい声してるなぁ。おけいさんの声も美しい。
「面影橋から」「雨が空から降れば」といった有名な曲の歌い出しには、観客から拍手が起きました。やっぱり、碧南市民にとっても六文銭や小室さんといえばこの曲なんですね。
アンコール前の最後の曲は「街と飛行船」。「六文銭メモリアル」のCDではその部分だけ逆回転になっている「まま子こもみなし子も」「リュウマチも小児麻痺も」の歌詞を、生で聴けたのはうれしかった。

途中、田川律さんと小室さんのトークがありました。
「本当は楽しい歌だけを歌っていたい。しかし、そうじゃない歌を歌わざるをえない。そういう歌を歌わなくてすむのなら、どんなに幸せか」
このような意味のことを、小室さんは言いました。
「死んだ男の残したものは」という有名な曲があって、小室さんはよくステージで歌うそうです。谷川俊太郎さんによる、戦争のことをつづった悲しい詞です。関西フォークが生まれて40年も経って、いまだにこういう歌が歌われる今の時代のことを思うと、小室さんの言葉は、僕らの世代にも重く響きます。
「唄わないことが、一番いいんです」とは、亡くなった高田渡さんの有名な言葉です。でもこの先、「歌」すらなくなってしまったら、なんて考えるとちょっと怖くなります。小室さんには、まだまだ元気でいてもらいたいと思わずにいられません。
ライブのサブタイトルが「団塊の世代に贈るフォークソングライブ」となっていましたが、小室さんやおけいさんと同世代だけでなく、もっと若い人にこそ聴いてもらいたいと思います。
ああいった歌を聴かせてくれる若いミュージシャンがいればいいのですが、残念ながら、今のところほとんどいないみたいなので。

ライブ終了後、まる六の3人によるCD即売会がありました。そこには、こむろゆいさんの姿がありました。高田渡生誕会で見たので、間違いありません。碧南の観客のうちどれくらいの人が、あの方が小室さんの娘さんだということに気づいたのでしょうか。
僕もCDを買って、サインをいただいてくればよかったかなぁ。ちょっと後悔しています。

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