語るのは簡単だ、言うだけなら私にもできる

2008年3月 6日(木) 03:01 | 日記

タイトルは小谷美紗子さんの「自分」という曲の歌詞より。
この歌詞で検索すると、たくさんのブログがヒットします。10年以上前に出た小谷さんのファーストアルバムに入っている曲で、セールス的には数万枚程度だと思うのですが、この曲はたくさんの人の心に残っているようです。

自分の能力の低さや集中力のなさを嘆きながら、なかなか終わらない仕事を残して終電で帰ってきました。
帰りになんとなく聴いたのがこの曲。弱った心に、小谷さんの詞は響きます。
小谷さんは僕と同世代です。僕が18歳の頃に悶々と思い悩んでいたようなことを、小谷さんは歌という方法で表現し、人々の心を動かしました。
僕は今も昔も、ただひとりで悶々としているだけ。せいぜい、この日記に思いをぶつけることくらい。

語るのは簡単だ。
若い頃は、僕もいろいろなことを語っていました。自分のことを認めてほしくて。それで、一時期だけど誰かに認めてもらったこともありました。だけど、すぐに離れていった。
語るだけなら誰だってできる。でも、中身が伴っていない言葉なんて、何の意味もない。

この日記は、いい意味でも悪い意味でも、自分をそのまま出しています。
名前を出してないことをいいことに、虚勢を張って自分をよく見せようとか、そういうことは一切していません。
プロフィールに曲がりなりにも自分の顔を載せているのは、「偽らない」という意思表明です。
ネットでもリアルでも、嘘や中身のないことは語りたくありません。

そんな思いが強すぎて、何も語れなくなってしまったのが今の僕です。
そもそも人間的に中身が薄いから、「中身のないことは語らない」となると、発すべき言葉がありません。
これも、若い頃から今にいたるまで「中身」を積み重ねてこなかった、自分のせいです。

去年、京都のボロフェスタで初めて見た小谷美紗子さん。小さな体で力強く、そして何より楽しそうに歌っていた姿がとても印象的でした。
十数年の間、ずっと地道に積み重ねてきたんですよね、小谷さんは。

目の前の仕事すら満足にできない僕に、何が語れるのだろう。

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