大人が大人を公の場で呼び捨てにすること

2007年11月 7日(水) 03:15 | 日記

今回もプロ野球関連の話題から。
少し前のニュースですが、セ・リーグのクライマックスシリーズで、優勝したジャイアンツがドラゴンズに3連敗したときのこと。読売球団の会長が、こんなことを言ったらしいです。
以下、スポニチアネックスの記事を引用(太字は筆者)。

「作戦ミスが3日続けば負けるんだよ。敗因はベンチワーク?それもある。落合の方が頭が良かったんじゃないの。負けるべくして負けたんだよ」

この人、何様のつもりなのでしょうか。

落合監督は、読売ジャイアンツや読売グループとは資本関係のない、中日新聞系列のドラゴンズの監督です。
そして、読売球団の会長職に就いている渡邉恒夫氏は、もちろんプロ野球の経験者ではありません。
確かに、過去には渡邉氏がジャイアンツのオーナーで、落合さんがジャイアンツの選手だったこともありました。でも、それは10年近く前の話です。あれから状況は大きく変わり、落合さんは別のチームの監督になったわけです。
その落合さんを、渡邉氏は公の場で「落合」と呼び捨てにしたわけです。
もちろん、僕が現場を見たわけではないので、この記事自体が事実と異なっている可能性もあります。でも、渡邉氏が「落合」と呼び捨てにしたのをスポーツ新聞が気を使って「落合監督」と敬称をつけることはあっても、その逆はあり得ないでしょう。もしそんなことをしたら、明らかにそれは悪意ですから。
同じプロ野球の後輩ならともかく、全く畑違いの相手に対して、人前で大人が大人を呼び捨てにするのは、人としてどうなんでしょう。
僕は、そういう人間は軽蔑しますね。たとえどんな立場の人間であろうとも。

とはいえ、渡邉氏はプロ野球に深く関わる人間ですから、プロ野球の選手や監督に対して呼び捨てにする理由が、100%ないというわけではありません。
上には上が、いや下には下がいました。
以下、サンスポのニュースから引用(太字は筆者)。

石原氏は落合監督の采配について感想を聞かれて「実績で勝負している球団のCEOとしては、落合は見事だと思う。泣いて馬謖(ばしょく)を斬ったんですよ。絶対正しかった」と絶賛。

今度は、プロ野球とはまるっきり関係のない人間の発言です。「石原氏」が誰のことを指すか、分からない人はいないでしょう。
日本シリーズの第5戦で、落合監督が8回まで完全試合を続けていた山井投手を降板させ、岩瀬投手を送ったことに対する、石原慎太郎都知事の発言です。

落合さんは、金田正一氏のことを「金田」と呼び捨てにすることはあっても、石原氏を「石原」とは言わないでしょう。普通の人は、公の場で他人を呼び捨てにしません。そんなことをしたら「常識のないバカ」と思われます。
石原という人は、その程度の人間なのでしょう。

もし僕が年を取ることで、他人を尊敬する気持ちがなくなるとしたら、年を取る前に死んだ方がましです。
彼らを見ていると、そう思わずにいられません。

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