自分に足りないもの

2007年6月27日(水) 23:50 | 日記

クリーニング屋さんが夜8時に閉まるので、それまでに帰ろうと思い、特に仕事も残っていなかったので6時半ごろに会社を出ました。
武蔵境駅に着いたのは7時20分。ついでに今着ているスーツをクリーニングに出そうと思い、一度家に帰って着替えてから、スーツを持って7時50分頃にクリーニング屋さんへ行きました。
店に入ろうとしたら、携帯が鳴っていることに気づきました(もちろん外出する時はマナーモードにしているのでバイブです)。会社からでした。電話に出ようと思った瞬間に切れてしまったので、いったんクリーニング屋さんへ行って、スーツを引き取るとともに新たにクリーニングを頼んで、その後であらためて会社に電話。何かしでかしたのかと内心びくびくしながら電話をかけたのですが…。
「名古屋の×××のTさんという方から電話があった。電話番号は052-…」
どうやらトラブルではないみたい。よかった。でも、どうして名古屋から僕に電話があったんだろう。仕事上では名古屋の会社との付き合いはないはず。そもそも会社名も聞いた記憶がない。

ん、待てよ、Tさんってもしかして…。

気づいたのは、電話をかけようとするまさにその時でした。
「あ、ひさしぶりやね」
聞き覚えのあるその声は、かつて会社の先輩だったTさんでした。

Tさんとは、去年の10月にひさびさに会いました。過去の日記にも書いたのですが、その時がほぼ4年ぶりの再開。当時僕らは名古屋の某出版社に勤めていたのですが、Tさんが横浜に転勤。その後しばらくしてTさんは会社を辞め、名古屋に戻って編集プロダクション勤務を経て現在はフリー。編集だけでなくライター、デザインもひとりでこなし、今はかなり忙しいそうです。
僕はその会社にずいぶん長くいました。長いといっても4年弱です。大半が1年どころか数か月で辞めてしまうような会社でしたから、3年もいれば古参です。だからといって給料が上がるわけでもなく、仕事は苦しくなるばかりでしたが。

Tさんはその会社に2年ほどで見切りをつけて、新たな道を歩き出しました。その後も会社勤めに飽き足らず、独立してひとりで生計を立てています。名古屋の有力なクライアントにはすべて営業に行ったといいます。
自分のやりたい仕事は自分の力で取ってくる。それが実際にできる人は多くないと思います。
僕はといえば、明らかに実力に見合わないわずかな給料に甘んじながらも、なかなか外へ飛び出すことができなかった。最近ようやく人並みの給料がもらえるようになりましたが、気づけばもう30歳です。
もちろん、僕も将来は自分の力で食べていけるようになりたい。独立してフリーになるのか、あるいは会社を興すのかは分かりませんが、いずれはそうすることも考えていないわけではありません。

「あの会社にいたことが奇跡。もともとあんなところにいる器じゃなかった。絶対にひとりでやれるって」
Tさんは僕にそう言いました。
確かに、自分の仕事は内外でそれなりの評価をいただいています。実際に、さまざまなクライアントを満足させる仕事をする自信がないわけではありません。でも、自分の力で仕事を取って、すべてを自分だけで完結させることはまた別です。
それを実現させるために必要なのは「行動力」です。
逆にいえば、他人より多く、他人に先んじて行動しさえすればどうにかなる。
今の僕に最も足りないのが、この行動力というスキルです。
自分で切り開こうという気概が足りず、いつも誰かに頼ってばかり。独立には実力の裏打ちが必要なのは間違いありませんが、文章を書く、レイアウトを引く、あるいはクライアントと交渉するなどの能力がいくらすぐれていても、「独立しよう」という強い思い、それを支える精神力や体力がなければ無理です。
実は、すでに十分な力が僕には備わっているのかもしれない。でも、今はまだ自信が持てません。

Tさんが僕に電話をしたのは、直接的には「僕に仕事をお願いしたい」という話でした。
小さな仕事ですが、自分の知らない世界。なるべく積極的に関わっていきたいと思います。

これまでの僕の仕事について、僕がしてきたことや考えたことを、近いうちにこの日記に書きたいと思います。大学3年生の人や、転職を考えている人には参考になるような内容です。
評判がよかったら書籍にします。半分冗談ですが、それくらい本気で書こうと思いますので、ぜひご期待ください。

コメントを投稿

※サーバーの状況によって、投稿完了まで時間がかかることがあります。
※投稿内容がすぐに反映されないことがありますが、ページを再読み込みするとコメントが表示されます。
※入力したURLは公開されますが、メールアドレスは公開されません(管理者に対してのみ通知されます)。