ひさびさにフォークな買い物

2007年3月 5日(月) 03:20 | フォーク

土曜日、吉祥寺のディスクユニオンで衝動買いしてしまった品がふたつ。
まずはこちらのCDから。
ホーボーズ・コンサートVI&VII
1974年に東京・池袋で行われたライブを収録したアルバムです。タイトルから分かるとおり、IからVも出ています。
このCDが初めて店頭に並んだのは1998年。名古屋の金山駅の北に「サウンドベイ」という店があるのですが、この店は当時フォーク関係がものすごく充実していました。URCのライブ盤やベスト盤もほとんどここで入手しました。ただ、URCが1枚2000円前後だったのに比べ、この「ホーボーズ」は2800円もしたので、なかなか手が出せないでいました。そうこうしているうちに、このCDは店頭から姿を消してしまいました。
余談ですが、当時発売されたCDの中で、URCの「DEW」などマニアックなものは、現在ではディスクユニオンなどで定価の1.5倍から2倍の値段で売られています。当時ほとんど出荷されなかったうえに、URCの版権が当時の東芝EMIからエイベックスに移ったことも関係しているのでしょう。

さて、このアルバムですが。運のいいことに、定価より安い値段で売られていました。まあ中古ですからね。
今は亡き西岡恭蔵さんや、現在も最前線で活躍するエンケンこと遠藤賢司さんをはじめ、たくさんの人が参加しています。エンケンは、「雪見酒」という曲の中で加川良さんの名前を出しながら、即興で替え歌をしていました。当時の空気がよく分かります。
「キリギリス」「銀河鉄道」「国吉良一」は初めて聴きましたが、キリギリスの曲がすごくいい。アルバム全体として、参加しているミュージシャンはフォーク寄りですが、中身は同時期のライブである「春一番」のようなフォーク臭さ、関西臭さは全くなく、それぞれが好きな音楽を演奏して、歌っている感じ。斉藤哲夫さんの、あんなに明るい歌声は初めて聴いた気がします。
ライブ全体から、開放感というか、音楽を楽しんでいる感じが受け取れます。あるいは、心の奥に深く潜っていくような楽曲もあったりして、全体としてかなり完成度の高いアルバムに仕上がっています。
ぜひ、ホーボーズの他のアルバムも手に入れたいところです。

そして、もうひとつがこちら。
エレックレコード
「エレックレコードの時代」という、本と資料とCDがセットになったものです。
URCレコードとともに、日本におけるミュージシャン主体によるインディーズレーベルのさきがけとなったエレックレコード。岡林信康や高田渡、はっぴいえんどなどを輩出したURCに比べると、エレックはやや「一般人受けをする音楽」を志向したレーベルと思われがちですが、日本の音楽史上に残る記念碑的なミュージシャン、吉田拓郎を輩出した功績を忘れてはいけません。このほか、泉谷しげるや古井戸など、個性的なミュージシャンが多数在籍していました。
本はまだ読んでいませんが、CDは聴きました。
当時放送禁止に指定された4曲が入っている、かなりお宝度の高いCDです。
そのうち3曲は聴いたことがあるのですが、初めて聴いて衝撃的だったのが、まりちゃんズのデビュー曲「ブスにもブスの生き方がある」です。まりちゃんズといえば、90年代前半に「尾崎家の祖母」がリバイバルヒットしたので、若い方でも知っている方は多いと思います。
この曲の存在はずっと前から知っていたのですが、聴くのは初めてでした。
噂通り、実にひどい歌でした。すごいですよこれ。
この曲はまりちゃんズのベストアルバムにも入っていて、今でも普通に買えるみたいなので、興味のある方はぜひ聴いてみてください。

1998年といえば、フォーク周辺でたくさんの曲やアルバムが復刻された年です。URCの「1968京都フォーク・キャンプ」「1969京都フォーク・キャンプ」は、98年当時にそれほど高くない定価で買ったのですが、今では中古のCDがオークションで5000円とか、とんでもない値段で売られていたりします。エイベックスで再発すればいいと思うのですが、何かできない理由でもあるんでしょうかねぇ。
フォーライフから発売された「エレック・アンソロジー」という2枚組のアルバムも、98年に買ったもののひとつです。泉谷や古井戸、ケメ、ピピ&コット、佐渡山豊など、エレックを代表するミュージシャンの曲がたくさん入っています。ちなみに、吉田拓郎のエレック時代の音源はここには入っていません。版権そのものはフォーライフが持っているのですが、拓郎が当時のエレックとケンカ別れしたことが理由で、本人の意向で外されているのでしょうか。
このアルバムはURCほどの希少価値や需要はなく、ヤフオクで1800円で売りに出されていました。当時の定価が確か3000円を超えていたので、まあ妥当な金額でしょう。アマゾンのマーケットプレイスでは最低価格が3000円と、きわどい金額でしたが。
このアルバムには、放送禁止ソングの横綱「金太の大冒険」も入っていたりします。だからどうしたと言われても困るのですが。
まあとにかく、98年にリアルタイムでいろんなアルバムを入手できてよかったと、今になって思うわけです。

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