井の頭公園で歌うことが許可制になるらしい

2006年11月21日(火) 00:51 | 日記

武蔵野市民として、看過できないニュースがありました。
以下、Yahoo!ニュース(ソースは読売新聞)からの引用です。

井の頭公園で路上表現が許可制に…芸術審査に不安の声

 週末ともなれば、弾き語りやマジックなどの路上パフォーマンスであふれる東京・井の頭公園で、来年1月から、こうした活動に事前の許可が必要になる。
 公園内の無許可占有は都市公園法などに違反するとして、公園を管理する都が、初めて導入を決めた。
 都は「締め出すのではなく、一定ルールの下で活動してもらおうということ」と説明するが、審査に合格する必要がある上、登録料の負担も生じるため、“芸術家の卵”たちからは「自由な表現活動の場が奪われるのでは」と不安の声が出ている。
 木漏れ日の下でバイオリンをひいたり、路上に自作の絵画や写真を並べて販売したり。井の頭公園は、こうした路上アーティストたちの聖地とされる。3年前にメジャーデビューを果たした歌手のあさみちゆきさん(28)も同公園出身。5年前から弾き語りを続けてファンを増やし、「井の頭公園の歌姫」と呼ばれた。公園を管理する都西部公園緑地事務所によると、あさみさんのような成功を目指すアーティストは、多い日で100人以上集まるという。

最初にこのニュースを知った時は、正直「ふざけるな」と思いました。
でも、いろいろと見てみると、あの演奏が不快だと思っている人は多いようで、問題は単純ではありません。
でも、議論もなしで、段階も経ずに、いきなり許可制ですか。なんだそりゃ。

とりあえず、次の3つのルールを課すだけで、ほとんどの問題は解決すると思うのですがいかがでしょう。

(1) 「演奏可能区域」を設ける
(2) 楽器の演奏は日没まで
(3) アンプは使用禁止

要は、民家から離れた場所に演奏OKなスペースを作れば騒音問題はクリアされるわけでしょう。
夜間の演奏については厳しく取り締まればいい。夜は音が遠くまで響きますからね。
さらに、電気を使った演奏は音が大きいので禁止。皆さん、生楽器と生声で勝負してください。

これでもだめなんですかね?
「許可制」などというふざけた措置を取る前に、こういった方法を試してみるという発想はなかったんですかね?
何でも中央で管理するべきだという石原某の極右的思考は、吉祥寺や高円寺など中央線沿線の住民が最も嫌う思想だと思いますよ。

毎週のように井の頭公園へ行って、携帯電話で日記の更新をしています。
公園で思い思いに歌ったり、楽器を演奏したり、自分自身を表現する人たちを見るのが好きなんですよ。
決して、頭の弱い若者が馬鹿騒ぎをするような場所ではない。若者から中年まで、それぞれの方法で自分を表現する。そりゃたまには、電子楽器で騒音をまき散らす人もいます。でもほとんどの人は、のんびりと好きな曲を弾いたり歌ったりしています。僕にとっては、すごく心地のいい空間なんですよ。
ニュースにも出ていたあさみちゆきさんのことも、日記に書いたことがあります。

もちろん、受け止め方は人それぞれです。「うるさい」「邪魔だ」と思う人がいるのも当然だと思います。
だからといって、「許可制」になるのは、どうにも理解できません。
もし迷惑だと思う人を優先するなら、いっそ「完全禁止」にすればいい。
それなのに、なぜ許可制などという、誰も幸せにならないような方法を取るのか。
そもそも来年1月からは、井の頭公園で演奏したり、パフォーマンスをする人たちはみんな「東京都から許可された」というお墨付きをもらっているということになるわけで、それって本人的にどうかと思いますよね。都の許可を得て歌を歌わせていただいてます、なんて恥ずかしくて言えないよ。

とにかく、井の頭公園の「表現したい人が自由に表現する」という文化が、今年いっぱいで根絶やしにされるわけで。
だから、公園の雰囲気はがらりと変わってしまうんでしょうね。
もちろん静かな公園も好きです。でも、井の頭公園は今のままでいてほしかった。たとえ場所や時間帯を制限されてもいいから、自由な雰囲気は残しておいてほしいです。

公園は誰のものか、という根元的な問いに立ち返ってみれば。
公園が管理する東京都のものだと言うならば、どんな規制があろうとも、誰も逆らえないわけで。次の選挙で知事や議員を総入れ替えでもしない限り。
公園が地域住民のものだと言うならば、住民の多くがこのような規制を望むのなら、それも仕方がないと思います。
公園が都民のものだと言うならば、もっと議論がなければおかしい。いきなり「登録制」という最終手段を選ぶのは、公共の利益に反する行為です。

普段の日記でも書いているけれど、休みの日に、時間や責任や義務に追われることなく、その日の限りある時間を自由に過ごす大人たちの楽しそうな姿、幸せそうな笑顔を見るのが好きです。
野川公園や小金井公園ではなく、人が多い井の頭公園へ行く理由はそこにあります。
今まで育まれてきた井の頭公園の文化が失われるとしたら、ただ悲しいです。

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