「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2006」2日目

2006年9月12日(火) 01:28 | 音楽

9月10日、日曜日。埼玉県狭山市の稲荷山公園で行われた「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2006」の2日目。武蔵境駅北口からバスでひばりヶ丘駅へ行き、西武池袋線で稲荷山公園駅へ。
バスが思いのほか時間がかかり、会場に着いたのは11時半。何も食べずに来たので、とりあえず昼食とビール。何という名前かは忘れましたが、アフリカ料理の店で買ったものです。なかなか美味でした。

というわけで、きのうと同じく2日目に出演したミュージシャンを見た感想およびエピソードなど書いてみます。歌手の写真は撮っていないのであしからず。

■湯川潮音
スペースシャワーTVか何かで見たことがあるな、という程度にしか知らなかったのですが、その透き通るような歌声に魅了されました。
歌がうまくて、声に特徴がある女性ボーカリストには弱い僕です。今後も注目したいと思います。

■bonobos(ボノボ)
ギター、ベース、ドラムなど、楽器の鳴らし方は完全にロックなんだけど、不思議な浮揚感がある、ふわふわした音。そこに、ボーカル蔡忠浩のこれまた浮揚感のあるボーカルが加わり、天にも昇るような気分にさせてくれる。
若い人たちが、ものすごく盛り上がっていました。この時だけ客層が違っていました(笑)。
よくフィッシュマンズと比較される彼らですが、実際に両者の交流もあったようです。ロックなんだけど横ノリの、どこかまったりした音が印象に残りました。

■狭山バンド
細野晴臣さんは、かつて狭山に住んでいたんですね。米軍基地で、アメリカの最新の音楽を浴びるように聴いていたようです。大瀧詠一さんが横田基地のすぐそばにある福生市に住んでいるのは知っていましたが。昨年、この狭山でこうしたイベントが始まったのは、そんな背景があったからなんですね。知りませんでした。去年は実際に細野さんも来ていましたし。
「狭山バンド」は、かつての細野さんの仲間で、狭山に住んでいた音楽好きが集まったバンドです。だから、なかなか渋い曲、渋い音を聴かせてくれました。アメリカの古い歌に混じって、ザ・ディランIIの「男らしいってわかるかい」も歌いました。そういえばあれも原曲はボブ・ディランですね。

■木村充揮・有山じゅんじ・近藤房之助
関西を代表するブルーズ歌手が狭山にやって来ました。木村充揮(あつき)さんは、今年5月に大阪で行われた春一番コンサートでも見ました。関西ではカリスマ的な人気を誇る彼ですが、ここではさすがに大阪ほどの反応はありませんでした。それでも、あの愛すべきキャラクターは健在で、歌もギターも最高でした。
有山さんは関西のフォーク人脈における最重要人物のひとり。初めて見ましたが、ギターのテクニックは超一流。近藤房之助さんはテレビで見たとおり、普通にうまかったし迫力もありました。

■遠藤賢司
熱い。とにかく熱い人でした。もうすぐ還暦とは思えないほどパワフル。ただ圧倒されるしかありませんでした。
ステージの途中、ギターを弾きながら客席に乱入。全身を汗で濡らしたエンケンが、僕と体が触れるか触れないかという至近距離に来て、すっごく興奮しました。あんなに近くで、神がかった狂気のプレイを見られるなんて。本当に狭山まで来てよかったです。
「満足できるかな」「寝図美よこれが太平洋だ」といった僕も知ってる古い曲もよかったのですが、最後に歌った「夢よ叫べ」という新しめの曲が、ぐっと来ました。

■ポーク・クルセダーズ
つまりはフォーク・クルセダーズ。2002年の再結成、解散以来のステージです。メンバーはもちろん加藤和彦、北山修、アルフィーの坂崎幸之助。北山さんは、タイムテーブルには「足柄金太」の名前で書かれていましたが、これは大学教授で精神科医という本業があり、こういったところに名前を出せないという事情があったからのようです。
しかし、生きているうちにフォークルを生で見られるとは。感激です。
生の「イムジン河」。鳥肌が立ちました。
アンコールの「あの素晴しい愛をもう一度」。涙が出そうになりました。
それに、坂崎さんのフリートークも聞けて面白かった。南こうせつさん本人も忘れたという、かぐや姫のデビュー曲のB面をワンフレーズ歌ってみたり。正やんとパンダさんがいない方のかぐや姫ですね。
このステージを見られたことを、本当にラッキーだと思います。

懐古主義だと言われるかもしれませんが、僕はそうじゃないと思います。
「懐かしい」という感情は、自分の中でその曲をひととおり消化し終えた後で、ひさびさにその曲に触れた時に巻き起こるものだと思います。
彼らの歌は簡単に消化できるものではないし、特にエンケンなんて、噛めば噛むほど味が出てきます。
初めて生で彼らの歌に触れた時の感激は、一度きりのものです。懐かしさとは正反対の感情です。
きっと、何年か後に別の場所で、同じ人が同じようなステージを演じて、同じ曲を歌ったとしたら、その時に初めて懐かしさを感じるのではないかと思います。

来年もこのイベントが開催されて、なおかつ僕の見たい人が複数出演していて、なおかつ仕事等の状況が許せば、ぜひ行きたいと思います。今度こそゴザと座布団を持って。

ハイドパークのTシャツ
記念Tシャツの後ろには、出演したミュージシャンの名前が載っています。
それでは、また会う日まで。さようなら狭山。

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