「おのぼりさん」の一日

2005年12月11日(日) 03:08 | 日記

バイクの燃料ホースが劣化していたらしく、燃料がホースのすき間から揮発して、漏れてしまっていました。そのおかげでずいぶんとガソリン代を無駄にしました。
この時「地球の限られた資源を無駄に使ってしまった」とは決して思わず、「いらんガソリン税を払っちまった。国家の犬をこれ以上無駄に太らせてどうすんだガッデム」と考えるのは、小市民としての正しい姿だと思います。

三鷹市内の、とあるバイク屋へ行きました。頼んでおいた、新しいホースがすでに届いていました。
ホースの交換作業をしたのは店長。すでに夕方の5時で、あたりはかなり暗くなっていました。店内では別のバイクを別のスタッフが修理していたので、僕のバイクは野外で直してもらうことに。
その様子を見ていると、店の前をひとりの中年男性が通りかかりました。
「明日は、よろしくね」
男性は店長にひと声かけると、僕のバイクのテールをポンと叩いて、立ち去っていきました。

「さっきの人ね、スポーツ新聞の記者なんだよ。明日、いっしょにレースに出るの」
レースかぁ。そういえば水曜日にこの店に来た時、日曜は俺いないから、って言ってたっけ。
「昔、古舘伊知郎といっしょによくテレビに出てたんだよ。スポーツニュースのコメンテーターとして」
ええっ! それって、かなりすごい人じゃないですか。僕には古すぎて分からないけど…。
「今度、うちの店を新聞で紹介してもらうの。1ページの半分以上で。今まで4回も出してもらってるから、さすがにまずいかなあとは思うけど」
あの記者さん、近所に住んでいる縁でバイク屋の店長と親しくなり、時々バイクのレースに参加したり、サウナへ行ったりしているんだとか。
「サウナなんかで、たまに声をかけられるんだよね。『あ、○○さんだ』って。そうすると偉いもんで、疲れているのにちゃんとニコニコと笑顔で応えるんだよ。テレビに出る人って本当すごいねえ」
さっきの人、そんなに有名人だったんだ…。

「このあたりは、他にもけっこう有名人が住んでいたんですよ」
慣れた手つきでボルトをレンチでくるくると締めながら、次々と芸能人の名前を出す店長。
「あそこのレンタルビデオ屋には、よく中山美穂が来てたんだって」

僕が今いるのは、長年住み慣れた愛知県ではありません。日本の首都、東京です。23区からは少し外れていますが、それでも「愛知と東京の違い」を、引っ越して1か月半になろうとしていますが、これでもかというくらいに思い知らされる毎日です。
そりゃ名古屋には芸能人なんてほとんどいませんって。

簡単な修理なので、すぐに終わりました。これで燃料が漏れなくなり、無駄な税金を払わなくてすむようになればうれしいです。本来なら、1リットルで17キロ以上走れる経済的かつ高性能な乗り物ですからね。これからも活躍してもらいますよ。

その足で向かったのは、練馬区にある「トーホーレジャープラザ」というゲーセン。
以前にも一度行ったことがありますが、その時はかなり道に迷いました。
そこで、今度はさすがに二の轍は踏むまいと、前もって道を調べて、完璧なルートを頭に叩き込んで臨みました。
しかし、やはり世の中はそんなにうまく行きません。
自分が選んだ道がことごとく大渋滞。しかも、地図ではよく分からなかったのですが、道がとにかく狭いのです。バイクなら車線の端や路肩を使って、渋滞でも前に進むことができそうなものですが、それすら許されないほどの狭さ。特に練馬区内に入ってからが大変でした。
これも東京の現実。田舎育ちの僕は、ただ慣れるしかありません。

そして、また道を間違えてしまいました。
僕の方向音痴っぷりはもはや病気といえるほど深刻なものですが、そもそもそれ以前に知らない土地を地図を見ずに走ること自体に無理があります。そりゃカーナビも売れるわけです。
同じ道を二回走ったり、埼玉県の新座市や朝霞市や和光市を経由したりしながら、ようやく目的地に着いたのは午後7時半。三鷹市内から2時間以上かかっています。移動した道のりはせいぜい25kmくらいなのに。
でも帰りはほぼ完璧なルートで、45分くらいで帰れました。いくら方向感覚ゼロの僕だって、少しは学習しますよ。

生活に慣れるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。もはやそんな悠長なことも言っていられませんが…。

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