ライブで間近に見たミュージシャンの訃報

2014年6月 5日(木) 14:14 | フォーク

七夕コンサート案内
毎年、京都の拾得というライブハウスで開催される「七夕コンサート」を5年前に見に行きまして(京都・拾得の七夕コンサート)、翌年からこの時期になると案内のはがきが届くのですが、今年はいつもと同じ案内に、いつもと違う文字が刻まれていました。
ひがしのひとしさんが亡くなったことを、このはがきで知りました。

僕の母親とほぼ同じ世代ですが、5年前に見たときは、年齢を感じさせないアスリートのような肉体が印象的だったので、なおさら驚きました。まだ歌うのをやめる年じゃないのに、突然の訃報にただ驚くしかありません。

実際にライブを見たことがある方が亡くなるのは、おおげさな言い方をすると、自分の記憶の一部がえぐられたような感覚に陥ります。
「思い出」と「実存」のうち片方が失われて、ふたつの存在をつなぐ縄が断ち切られ、「思い出」はこれから僕の記憶の中を漂い続ける。
うまく表現できないのですが、本人が存命で精力的に活動を続けているのと、そうでないのとでは、たとえ見る機会がなかったとしても、「思い出」の質が変わってしまう気がします。

人はみんな年齢を重ねていくから、こういうことは今後も増えていきます。悲しいけど、ただ静かに受け入れていくしかありません。

@JAM2014・アイドルDayレポート

2014年6月 6日(金) 02:52 | アイドル

@JAM2014
ロックやEDMが幅を効かせる非AKBのアイドルシーンを象徴するような一日となった、@JAM2014のアイドルDay。BiS以外のアイドルのライブでもモッシュってあるんですね。へたに前の方で見ていたので、けっこうたいへんでした。
少し時間が経ってしまいましたが、アイドリング!!!が好きなぬるいアイドルファンが見たアイドルの祭典についてレポートします。

5月31日、13時開場。Zepp DiverCityの前にはいろんなアイドルのTシャツを着たファンが集まっていました。特に目立ったのがアップアップガールズ(仮)とでんぱ組.inc。今回のライブには出演しないBABYMETALやBiSの服を着ている人もいました。いちおう元BiSの寺嶋由芙さんは出演しますが。

出演したアイドルは、ナビゲーターの寺嶋由芙さんを除くと全部で13組。今のアイドル界を代表する超豪華なラインアップです。もっとも、これを「超豪華」なんて言えるのは僕がアイドルファンだからであって、出演者の一覧をアイドルに興味がない人が見たら「誰ひとり知らない」「AKBもももクロもいないのに、どこが豪華なの?」という反応になるのは間違いありません。僕も翌日に行われた「アニソンDay」のメンバーを見てもほとんど知らないわけで、世間の認識はおそらくそれくらいです。
13組のうち、僕が生で見たことがあるのは半分強の7組。6組は初めてです。その中には、8月に開催される「東京アイドルフェスティバル」に出ないであろうアイドルもいます。1組あたりの時間が20~30分程度とはいえ、これだけのアイドルが一度に見られる機会は貴重です。

開演に先立つオープニングアクトはANNA☆S。16歳そこそこの3人組です。ぱっと見の印象では正直そんなに期待しなかったのですが、ステージが始まると歌もダンスもなかなかのハイクオリティ。これは早くメジャーデビューすべき。世間ではまだまだ僕の知らないアイドルが牙を研いでいるんですね。

14時開演。ナビゲーターとして舞台に登場したのは寺嶋由芙さんと、Dorothy Little Happyの高橋麻里さんの期間限定ユニット「ユフ♬マリ」。ゆるいアイドルがふたりそろうと、おのずとトークもふわふわします。
今回の出演者が、出演順に舞台に上がります。みんな満面の笑みで客席にアピールする中で、BELLRING少女ハートはきゃぴきゃぴした面を見せず、PASSPO☆も妙に貫録がありました。安斉さんなんておでこがてかってました。後で知ったのですが、午前中に成田空港でライブをしたそうで。ものすごい強行軍です。
各グループがライブへの意気込みを語る中で、ベイビーレイズの最年少、りおトンこと渡邊璃生ちゃんが、前に立っていたなおすけこと高見奈央さんに抱きついたりと、やたら自由にふるまっていたのが目立っていました。そんなベイビーレイズが、4時間後にはあんなに激しいライブを見せるんだから、アイドルはおもしろい。

最初に登場したのはアップアップガールズ(仮)。アイドル界随一の激しい曲とダンスは、会場を温めるのに最適です。
「アッパーカット!」「チョッパー☆チョッパー」といった定番曲もよかったけど、今回のライブで初めて歌った「全力!Pump UP!!」がすごくよかった。アプガというとBPMが高速の「とにかく勢いで踊らせる」といった趣の楽曲が多かったのですが、新曲はBPMを少し落とした重厚なクラブサウンドというか、溜めを効かせながら乗れる楽曲になっています。おおげさにいうと、これまでの楽曲が古いと感じさせるくらいの衝撃。こういう曲がセットリストに入るようになると、ライブの質もさらに高まります。
この翌日には、念願だった中野サンプラザでのワンマンライブを成功させたアプガ。新曲を目の当たりにして、「中野サンプラザの次の舞台」が鮮明に見えた気がしました。

次のひめキュンフルーツ缶は、生で見るのは初めて。楽曲は先月大阪へ行ったときにアルバムを借りてなんとなく聴いていたし、映像でもなんとなく見たことがあるので、グループに対するイメージはできていましたが、生で見ると思っていた以上にものすごいパワーを感じました。
アプガに負けないくらい激しいロックな曲を、最初から最後までほぼぶっ通しで踊り続ける圧倒的なパフォーマンス。
グループの名前だけ見ると「愛媛のかわいらしいご当地アイドル」だけど、楽曲だけでなくビジュアルイメージやグッズも含めたイメージ戦略が徹底しています。アイドルとは思えない超高速な楽曲、ハードロック仕立てのステージは想像以上に激しく、楽しいものでした。

体育会系な2組のあとに登場したのは分類不能な異端児、BELLRING少女ハート。実は、個人的にベルハーの楽曲にめちゃめちゃはまっていまして、5月中は借りたアルバムを毎日のように聴きまくっていました。勢い余って最新のシングル盤も買ってしまいました。
ベルハー自体は2013年の東京アイドルフェスティバルで見たことがあって、ずっと気になっていたのですが、あらためて楽曲を聴いてみたら完全に僕の好みにはまりました。流行のEDM系でもなければAKBのような王道のポップスからも遠い、サイケデリックと形容される独自のサウンド。
ビザの問題で台湾に帰っていたTIRAさんが復帰したので、フルメンバー7人がそろうのは今回が初めてです。TIFのときにも着ていた、黒っぽいセーラー服風の服装に黒いひらひらをつけた、全身黒づくめの衣裳。インターネットの生放送で番組MCの野呂佳代さんに「クソガラス」と呼ばれるほど自由奔放で、つかみどころのないキャラクターもベルハーの魅力。歌唱力のなさも絶妙なラインを保ち続けていて、ベルハーにしか出せない世界観をかもし出しています。個人的には、CD音源で聴きすぎた「サーカス&人生相談」を、本人たちの生歌で見るのはなんだか変な感覚でした。
実は翌週の日曜に開催されるワンマンライブのチケットも持っています。何が起きるのか、今から楽しみです。

ベルハーのパフォーマンスで会場がふわっとした雰囲気になったところで、先ほど出演したひめキュンフルーツ缶の姉妹ユニット、nanoCUNEが登場。メンバー4人は中学生くらいで、みんなちっちゃくてかわいいのに、楽曲はひめキュンと同じく激しすぎるロック。こちらも楽曲の間にMCをはさまずにノンストップで踊り続けて、会場を再び温めてくれました。

次は乙女新党。ビジュアルも楽曲も実にフレッシュで正統派なアイドルです。メンバーふたりの卒業が決まっていて、オリジナルメンバー4人で活動できる期間はあとわずか。TIF2013で見てすごく気に入った自己紹介ソング「乙女新党のうた」を見るのもこれが最後かと思うと、アイドルという職業のはかなさを感じずにいられません。

エイベックスのiDOL Streetからは、今年メジャーデビューを果たしたGEMが参加。同じアイストのCheeky Paradeは生で見たことがあるのですが、GEMは今回が初めてでした。
若いメンバーが多いチキパと比べて、GEMはどこか落ち着いた感じというか、色気があるというか、先輩のチキパともSUPER☆GiRLSとも違った雰囲気を出していました。楽曲もスパガのぶりぶりなアイドル感とも、チキパの攻めた感じとも違った重厚感みたいなものがあって、それぞれのグループの色が出ていました。

前半の最後は福岡から来たLinQ。生で見るのは去年のTIF以来です。アイドリング!!!の番組にゲストで来たときにMVを流した「GARNET」や、メジャーデビュー曲「チャイムが終われば」などのバラエティに富んだ楽曲は、今回の@JAMで大勢を占めた体育会系なサウンドと比べると浮いた感じになってしまいますが、やはりアイドルとしての総合力は高いと思いました。

少しの休憩時間をはさんで後半スタート。@JAMのナビゲーターを務める期間限定ユニットのユフ♬マリが、「和」をイメージした衣装でオリジナル曲を歌いました。リハーサルの時間が限られていたのか、少し音が合っていない感じがしましたが、これから徐々に完成に近づいていくと思います。
ゆっふぃーとドロシーは、2013年初頭に「BiSとDorothy Little Happy」でCDを出すなど交流はありました。ゆっふぃーはネットの生放送か何かで、ドロシーでは早坂香美さん推しだと言っていましたが、どうやら香美ちゃんを含むドロシーのみんなもゆっふぃーが好きで、今回の曲の振り付けも香美さんが買って出たとか。ゆっふぃーの片思いだと思っていたので、この展開は意外でした。なんにせよ、異業種のアイドルがキャッキャしてるのを見るのはいいものです。

ここからは大御所が続きます。まずは紅白歌合戦にも出場したベイビーレイズ。こちらも「乗り込み乗っ取りアイドル」を自称する武闘派です。攻撃的なのはファンも同じで、圧縮ありモッシュありのかなり激しい状況でした。このとき僕はかなり前の方で見ていたのですが、「アイドルを近くで見る」というのと「喧噪に巻き込まれない」というのは両立しないことがよくわかりました。それにしてもベイビーレイズがこんなに激しいとは。去年のTIFでも見たのですが、ここまでじゃなかった。完全に油断していました。
楽曲も怒髪天が提供した「ぶっちゃけRock'n はっちゃけRoll」やデビュー曲の「ベイビーレイズ」など、思いっきりハードロックなセットリスト。それなのに、りおトンの周りだけはゆるやかな時間が流れていました。アイドルって楽しい。

そして、前からずっと見たかった東京パフォーマンスドール。
僕が今アイドルにはまっているのは先代TPDの存在が大きくて、いまだにTPDの楽曲をアイドルを見るときのベンチマークにしてしまいます。「あの曲はTPDのこの曲に似てる」といった具合に。
新生TPDが先代TPDの楽曲を歌っているのは知っていましたが、僕が驚いたのはTPD DASH!!の「東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ」をもカバーしていたこと。
TPD DASH!!とは、AKBでいうところのメディア選抜じゃないメンバーのこと。新生TPDの研修生も「TPD DASH!!」という名前がついています。
先代TPDでは「フロントメンバー」「ライブメンバー」という呼び方もされていて、ライブメンバーだけが参加しているアルバムも2枚出ていたりします。その中に入っている曲のひとつが「東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ」で、作曲とアレンジを担当したのが、かつて電気グルーヴにも参加したことがあるCMJKというミュージシャン。個人的にCMJKさんのユニット「Cutemen」も好きだったこともあり、この曲もTPDの中ではかなり好きな曲でした。
篠原涼子さんも穴井夕子さんも参加していないアルバムの中の1曲を、あえて選んでカバーする新生TPD。@JAMでもこの曲が聴けたらいいなぁと思っていたら、願いが通じました。
「アイドルなのにノンストップで歌って踊る」というスタイルの「ダンスサミット」は先代TPDが元祖です。今回の@JAMではひめキュンも同様のスタイルを取りましたが、もちろん新生TPDも負けてはいません。
まずは「ダイヤモンドは傷つかない」「十代に罪はない」と小室曲が2曲。先代と異なるのは曲のアレンジで、ほぼベース音と四つ打ちのシンプルなリズムのみの構成。小室哲哉さんの色がかなり薄まっています。
その次に来たのが「東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ」でした。メンバーがターミネーター風のサングラスをつけて、僕の大好きな歌を歌う。この光景に立ち会えただけでも、@JAMに来て本当によかったと思いました。こちらもアレンジがシンプルになっていて、CMJKさんの色がかなり薄まっていました。
そして、TPDにとってメジャーデビュー曲となるオリジナル曲「BRAND NEW STORY」。第一印象は「Cheeky Paradeっぽい」でした。
最後は、先代TPDを知る者なら誰もが懐かしさを感じる「Weekend Paradise」。サビのところでファンとともに拳を突き上げて歌うのが斬新でした。そういう曲じゃなかったのに。
メンバーをじっくり見たのは初めてでしたが、僕と同じ愛知県出身の上西星来さんがかわいいと思いました。

続いては、日本武道館でワンマンライブを敢行したでんぱ組.inc。こちらも生で見るのは初めてです。
ファンはやっぱり熱いし、楽曲も楽しい。特に「サクラあっぱれーしょん」は気分が盛り上がりました。

次はメジャーデビューシングルがオリコン1位でおなじみのPASSPO☆。この日は午前に成田空港でライブ、午後はいったん@JAMのオープニングに顔を出したあと別の場所でライブ、そこからまたZepp DiverCityに戻ってきてライブという超ハードなスケジュールでした。それでも疲れた様子を見せることなく、「STEP&GO」「キャンディー・ルーム」「WING」と好きな曲を立て続けに歌ってくれました。「STEP&GO」ではいつものように、サビのところで観客が左から右、右から左へ移動。このパフォーマンスはTIFで経験ずみだったのでとまどうこともなかったし、激しい動きにはアプガとひめキュンとベビレとでんぱですっかり慣れていました。
最後に歌った「I」という曲では、増井さんが最初から泣いていました。それを見た槙田さんも途中から泣くのをこらえているようでした。この曲自体がメンバー自身のことを歌っているというのもあるけど、PASSPO☆のことをかわいがっていたUNITEDの横山明裕さんが亡くなって間もないから、いろんな思いがこみ上げてきたのでしょうか。増井さんは特に心に刺さるブログを書いていたので、悲しみはより強かったのかもしれません。

トリを務めたのはDorothy Little Happy。あくの強いアイドルが集結する中で最後を飾るのにふさわしいのは、いちばんアイドルらしいドロシーということでしょうか。
5月頭に見に行った「TIF九十二前夜祭」のときも思いましたが、日本中のすべてのアイドルの中でいちばんかわいいと思っているのがドロシーの富永美杜さんです。もちろんただかわいいだけではなく、歌もダンスもしっかりしてる。パーフェクトです。
最後の曲は、アイドルファンならみんな大好きな名曲「デモサヨナラ」。こういう誰もが盛り上がれる曲を持ってるのは強いですね。

7時間にもおよぶアイドルの祭典。最後は出演者がステージに集結してのエンディング。やっぱりBELLRING少女ハートはきゃぴきゃぴしてなかったし、PASSPO☆は変な貫禄がありました。
ライブ後は何組かのアイドルが握手会などをしていました。出口の横の狭いスペースでTPDが握手会をしていたのですが、警備するスタッフの体制はこれまでのアイドリング!!!の握手会と同じくらいな感じでした。何千円も払ってアイドルのライブを見に来る観客だから大丈夫と判断したのでしょうが、TPDに限らずほかのアイドルもよくゴーサインを出したものです。ちょっと驚きました。

とにかく今回はどのアイドルのステージも楽しくて、はずれがひとつもない奇跡的なライブでした。アイドルって本当にいいものですね。

アイドリング!!!のリリースイベント、最後の後藤さん

2014年6月 7日(土) 10:34 | アイドル

ダイバーシティ東京
6月1日。前日に続いてダイバーシティ東京へ行きました。
アイドリング!!!の新曲「キュピ♥」のリリースイベント。翌週のZepp DiverCityでのライブを最後にグループを離れる後藤さんにとっては、これが最後のイベントとなります。

会場には、玉川さんのご両親だと思われる方の姿もありました。フジテレビの神原プロデューサーも来ています。

まずはリハーサル。カップリング曲の「ドーナツの向こう側」は後藤さんのいる4期生バージョン。途中のセリフのところで尾島さんが豪快に間違えました。

外岡さんと菊地さん、けがの朝日さんと療養中の酒井さんを除く19人でのライブ。17歳以下のメンバーで歌う「70億分の1」、楓ちゃんのアイドル力の高さが際だっていました。あと倉田さんがますます横に大きくなっているように見えて、さすがに気になりました。
「ドーナツの向こう側」は、本番ではきちんと成功させました。
この日がアイドルとして最後のリリースイベントとなる後藤さんは、最後まで淡々としていました。アイドル活動に未練がないとしたら、個人的には安心できます。

30分のライブのあとは一斉握手会。AKBの事件の影響で、手荷物をスタッフに預けるというひと手間が増えましたが、混乱はありませんでした。
ただ、このあと別の場所で個別握手会がある関係で、いつも以上に高速で流されました。僕も握手会に参加したのですが、高橋さんがめちゃめちゃかわいかったこと、大川さんの顔が小さかったこと、古橋さんと橘さんの声のかけ方が独特だったことくらいしかまともに覚えていません。もったいない。後藤さんはこれまでと同じような感じでした。

自分の握手が終わったあとも、しばらく握手会の様子を眺めていました。離れたところでも、古橋さんの声だけは耳に入ってきます。でもそのあと、古橋さんと佐藤さんは体調を崩してリタイア。あんなに元気だったのに。もっとも金曜は仙台、土曜は大阪でイベントをこなしてるから、疲れてないはずがないわけですが。そのあとの個別握手会にはふたりとも参加できたようです。

最後は、大量にCDを買った人の握手消化タイム。枚数に応じた時間だけメンバーひとりひとりと話せるのですが、みんななぜか尾島さんだけはほとんど話しません。尾島さんも察しているのか、「次どうぞ」なんて言って隣の後藤さんに流していました。
メンバーと握手する機会を何より大切にしているファンに、尾島さんがあまり好かれてないとしたら。「アイドルと握手とファンの心理」という大きなテーマを考える際に、いろいろと象徴的な事例だと思いました。

握手がひととおり終わったところで、後藤さんがファンにあいさつ。このタイミングでちょうどガンダム方面から音が流れてくるという間の悪さに「ちょっと、ガンダムうるさい!」と言ってしまい、周りから全力で止められるというポンコツぶりを最後に見せてくれました。
やっぱりこれで最後だなんて思えない、平常運転の後藤さんでした。

アイドリング!!!25号後藤郁、卒業の日

2014年6月 8日(日) 23:23 | アイドル

ライブ
おそらくは急に決まった後藤さんの卒業。奇跡的に土曜日に空いていたZepp DiverCityを有効利用すべく、ライブの前にリハーサルも有料で公開するという画期的なアイディアで卒業商法にいそしむフジテレビは、真裏でAKB48選抜総選挙の生放送をやっていたりもするわけですが、後藤さんの卒業ライブを地上波で生放送されたらそれはそれで困惑するので、本社にはAKBという強力なコンテンツを使って会社の運営をがんばってもらい、アイドリング!!!のスタッフは23人という大所帯を養うための原資を稼げるときに稼ぐのが、ファンとしても正しいと思っています。
そんなわけできのうは、後藤さんが「アイドリング!!!25号後藤郁」として出演する最後のライブを、都合2本見てきました。
ライブのタイトルは「25号かおるんの新しい旅立ち たくさんの想い出ごっちゃんですング!!!」。4年あまりのアイドル生活の集大成です。

15時からのリハーサルでは、客を会場に入れてからいったん後ろに下げ、あらためて整理番号順にスタッフが呼んで前に来てもらうという謎のトラブルが発生しました。「一部の観客について整理番号順に案内できなかった」という説明でしたが、もしかしたら一部の客が暴力的なやり方で最前列を占拠して、クレームが起きていたのかもしれません。僕も去年のミステリィツアーングのときに、整理番号の若い客が最前列に陣取ったあとに手を広げてほかの客が入れないようにして、後ろから来た客をそこに入れていたのを見ましたから、もしかしたらその手のことが今回もあって、ほかの客から苦情が入ったのかもしれません。あくまで可能性の話ですが。
トラブルで20分ほど開始時刻が遅れたものの、ライブ自体は正常に進みました。
もちろん主役は後藤さん。これまで遠藤さんの見せ場だったソロパートを、後藤さんが堂々と歌ってみせます。まるで最初からそこのポジションにいたかのようなはまりっぷり。「MAMORE!!!」の落ちサビでで外岡さんと横山さんにはさまれても、この3人が1期生だと言われても違和感がないくらい。しかもちゃんと歌えてる。もともと力強くて通る声だから、歌い方とリズムさえ間違えなければすごくよく聞こえます。
先輩に怒られてばかりの頼りない後藤さんの姿は、そこにはありませんでした。

ライブ本番でも、いつも以上のパフォーマンスといつも以上のドヤ顔を見せつけてくれました。
現メンバーでは最後となるアイドリングNEOでは、持ち歌を全部歌いきりました。
関係ないけど、レイアちゃんのぽっちゃり具合がパワーアップしていたのが気になりました。

14歳からアイドル活動を始めて、今年で5年め。今がいちばんいいときで、これからもっとよくなりそうなところでアイドルをやめなきゃいけないなんて、ファンとしてこんなにさびしいことはありません。でも、後藤さんはずっと笑っていました。未練はなさそうでした。
先輩にいつも怒られたり、うまくできないのがくやしくて壁を蹴ったり草をむしっていたエピソードを聞くと、プライドの高い後藤さんは、早い段階で自分は歌やダンスに向いてないと感じていて、もう苦しまなくていいんだという安堵感もあったのかもしれません。

終わりが近づくにつれて涙を見せるメンバーが増える中で、同期でいちばん仲がいい伊藤さんはずっと笑っていました。おととしの森田涼花さんの卒業ライブでは、泣きすぎてひとりで立てなかった伊藤さんが。悲しくないわけがないのに。

最後に、各期の代表から後藤さんへメッセージを送ります。楓ちゃんが「後輩が卒業するのは初めて」と言ったら会場がざわつきました。メンバーにも突っ込まれて「後輩で卒業ライブをしたのは初めて」と言い直していました。
最後の4期生はひとりずつ。瑠夏ちゃんは誰よりも泣いていました。そういえば、野元さんがいなくなったときもいちばん悲しんでた。
尾島さんは「4期生がるか、ゆうな、まな、かおる、ちかの5人でよかった」と言いました。いつも率先して野元さんの名前を出す尾島さん。
最後は伊藤さん。後藤さんが2011年に休業して復帰してから仲がよくなって、アイドリングNEOとしてもふたりで後輩の面倒を見ていました。卒業することも早くから知ってただろうし、本当の理由も伊藤さんは知ってるはず。最後は涙をこらえられなかったけど、これで会えなくなるわけじゃないし、いつかはまた同じ舞台に立てるときがあるかもしれない。先輩が卒業するときとは違って、「卒業は悲しいことじゃない」というのが実感としてあったと思います。
みなすべり
個人的には、CS放送の「みなすべり」の収録を観覧できたことがいちばんの思い出です。あの回は神がかったおもしろさでした。
後藤さんがいなくなるのはさびしいけど、4年以上にわたって僕たちファンを楽しませてくれて、感謝の気持ちしかありません。
長い間お疲れさまでした。
後藤郁

体調を崩して声が出なくなった記録

2014年6月11日(水) 22:37 | 日記

明らかに体調が悪くなったと感じたのは先週の後半あたり。
やたらとせきが出るようになった。
これだけならよくあること。金曜の夕方までは、せき以外に何の異変もなかった。
夜、家に帰ったとたんに体がだるくなった。熱っぽい。本格的に風邪をひいたみたい。

翌日はアイドリング!!!のライブなので、いつもの土曜日より早起き。多少のだるさはあったものの、熱っぽさはなくなり、体調はそんなに悪くない、と思っていた。
ところが。
物販で、スタッフに何を買うか伝えようとしたら、声がつぶれてた。まともに声が出ない。
朝起きてからライブの物販にたどり着くまで、5時間以上も自分の声がおかしいことに気づかなかったのが、いかにも独り者らしくて悲しいけど。
おまけに外は雨。風邪気味の体には厳しい環境。ライブから帰ったのは夜の11時。いつも以上に体力が削られた。

次の日もアイドルのライブ。夕方からだったので、ぎりぎりまで自宅に引きこもって休んだら、とりあえず体力は回復した。でも声は出ないまま。

月曜になっても声は戻らず、せきの回数は減るどころか増えるばかり。
そして今日。声をつぶしてから5日め突入。ようやく回復しつつあるけど、まだまともに会話できない。

今まで、かぜを引いたりせきが激しくなったりしたことは何度かありますが、声がつぶれたのは初めてです。
ある意味貴重な経験だけど、日常生活に支障がありまくりなので、もう二度としたくない経験です。

ネットで調べたら、いったんのどを痛めて声をつぶしたら、回復まで1週間くらいかかるらしいとのこと。明日で6日。確かに長引いてる。いちおう風邪薬とか薬局で買ったのど飴とか使ってるんですけどね。
実はかぜではなく重い病気だった、なんてことがなければいいけど。

アイドリングファンが見たBELLRING少女ハートのワンマンライブ

2014年6月18日(水) 02:20 | アイドル

6月8日のことなので、かなり時間が経ってしまいましたが、心に残るライブだったので、記録として残しておきたいと思います。
ライブの内容はナタリーの記事に詳しく載っています。

さて、僕はこの日記で繰り返し書いているとおり、アイドリング!!!というグループが好きで、よくライブやイベントに出かけています。
その影響でほかのアイドルにも興味があって、ごくたまにアイドリング!!!以外のライブにも出かけたりもします。
2012年にはPASSPO☆を見に行きました(アイドリングファンが見たぱすぽ☆One Worldフェス)。
日記には書かなかったのですが、実は2013年にはBiSの両国国技館でのワンマンライブも見に行きました。なぜ日記に書かなかったかというと、ひとことで言えば「書く気力が起きなかった」ってことですけど、今はソロでがんばってる寺嶋由芙さんがすごく細くて、ダンスもひとりだけキレッキレだったのは今もよく覚えています。
BELLRING少女ハート
そして先日のBELLRING少女ハートのライブです。
@JAM2014のときにも書いたとおり、「BedHead」というアルバムがとにかくすばらしくて、これは絶対に歌ってるところを生で見たいと強く感じたのが、ライブに行こうと思ったきっかけです。
アルバムと最新のシングルは聴きまくったけど、メンバーの顔と名前すら一致しないという生半可な気持ちのままライブに臨みました。

渋谷クラブクアトロは満員でした。客層はアイドリングと比べると全体的に若く、ステレオタイプな容姿のオタクは少なくて、きれいな女性が多い印象。BiSの客層に近い感じでした。研究員(BiSのファン)とわかるTシャツやグッズを持っていた人もいました。
僕は後ろの方からステージとファンの姿を眺めていました。

オープニングアクトは「BELLRING中年ハート」と名乗るバンドによる演奏。女性アイドルのライブで、男性だけのバンドがパフォーマンスを見せるのはたぶん珍しいと思います。それを普通のこととして受け入れているのが、この日渋谷クアトロを埋め尽くしたファンです。

アイドルって、普通は客席に笑顔を振りまいて元気さをアピールするものですけど、ベルハーはちょっと違うんですよね。黒ずくめの衣裳や殺風景なセットの雰囲気も手伝って、メンバーはわりと若いのにきゃぴきゃぴしたところはほとんど見せない。昔風の言葉で表現すると「アングラ」ってやつ。AKB48がザ・タイガースとするならば、ベルハーはジャックス。
歌唱力も決して高いとはいえないし、振り付けもキレがあるわけじゃない。だけど、それがベルハーにしか出せない味を出している。楽曲もアイドルらしいかわいさや瑞々しさとはかけ離れているけど、それをベルハーが生歌で演じると、なんか知らないけどいい感じになる。ものすごい中毒性がある。CDの音源だけでもくせになるのに、生で見たらもうたいへん。目も耳もベルハーに奪われっぱなしでした。このあたりはぜひ動画サイトなどで見てほしいと思います。似たようなタイプがいなくて、言葉で表現するのが難しいので。

ダンスにキレがなく、アイドルっぽくない独特な振り付けであっても、動きそのものは激しかったりします。アップアップガールズ(仮)やひめキュンフルーツ缶みたいなBPMの速さがない代わりに、一回の振りが大きい。ヘッドバンギングのような振りだったり、体全体を大きく揺らしたり。それが最初から最後まで。実はけっこう体力があるベルハーちゃん。決してゆるくてぬるいだけのステージではありません。
ゲストのヒップホップユニット・HELクライム(みなさん屈強な男性です)との寸劇やコラボのぐだぐださ加減、朝倉みずほさんの不完全なラップも、たぶん半分は「それも含めて作り込んでいる」のではないかと思ってしまいます。

壁のセットが途中ではがれる手作り感満載のステージ。アルバム音源のままの不安定な歌声をライブの生歌でも聴かせるベルハー。ときには客席を闊歩したり、ファンの上に乗ってみたり。ファンもリフトやモッシュで盛り上がっていました。
ライブの終わり頃には、メンバーが客席に向かって食べかけの果物を投げたり、口に含んだ水を吹きかけたりもしていました。メンバーには現役JKもいるのに。

ほかのアイドルのライブでは見られない光景を次から次へと見せられて、おなかいっぱいな3時間あまりのライブ。自分の中の「アイドル」の枠、「アイドル」の楽しさがさらに大きく広がりました。
そんな異端なアイドル集団の中で、ひとり異彩を放っているように見えたのが最年少のゆぅゆこと美月友華ちゃん。いちばん声が出てたし動きも切れてたし、何より歌ってるときの笑顔がかわいかった。アイドルでした。静止画で見るとそんなでもないんですけどね。これもライブの楽しさ。

自分の理想を安心して投影できそうなアイドルだけを視界に入れて、異端から目をそらしていたら「理想的なアイドルに癒されてる自分」という現状は維持できるかもしれないけど、それって心がゆさぶられるほどわくわくするチャンスを遠ざけてる。ベルハーみたいにいろんなおもしろいアイドルが出てきてるのに、すごくもったいない。
アイドルファンは、そこにアイドルがいるのなら、とにかく前のめりになって楽しもうという姿勢でのぞむのがいいと思います。拒絶する理由を探すより、楽しめるポイントを見つける方がおもしろいに決まってるから。
アイドリングだって、清純派でストイックな横山さんから、いろいろとだらしない尾島さんまで振れ幅が大きいけど、多くのファンはその両方を愛しています。欠点はあるかもしれないけど、それ以上に楽しめるポイントをファンはそれぞれのメンバーに見いだしています。理想や固定観念に縛られてたら、楽しめるものも楽しめない。ベルハーの楽曲やライブには、そんな保守的なアイドルオタクの心をぶっ壊すんじゃないかってくらいの可能性を感じました。だからもっと売れてほしい。

横山ルリカさんのリリースイベント

2014年6月23日(月) 01:50 | アイドル

イオンレイクタウン
越谷市のイオンレイクタウンまで、自宅から電車で1時間10分くらいかけて行きました。
初めて来たのですが、恐ろしく広いですねここ。10年前に名古屋のイオン熱田くらいの規模で驚いていたのは遠い昔です。

はるばる越谷までやって来たのは、横山ルリカさんの新曲のリリースイベントを見るためです。
ライブは13時、16時と2回あったのですが、僕が行ったのは16時の2回めのみ。
ルリカさんは新曲の「瞬間Diamond」を含む4曲を歌いました。見るたびに歌唱力がパワーアップしています。それでも高音部が不安定なところがあって、ちょっと気になったんですが、前日に体調を崩していたんですね。土曜日の大阪のリリイベに行った人の感想を見ると、ルリカさんはかなりつらそうな顔をしていたようですが、そこからわずか一日でこれだけのパフォーマンスを見せるのはさすがプロ。イオンに来たお客さんに、横山ルリカという歌手のパワーを存分にアピールできたと思います。

ソロデビューから1年。春にアルバムを出してひと区切りつけると思ったら、休むことなく新曲を出して、今回がシングルとしては4作め。アイドリング!!!の活動も並行して続けているわけですから、かなりのハイペースです。人気だけでなく、実力もあるからこそ楽曲に恵まれているわけです。
ファンとしては、次に期待するのはワンマンライブです。タイミングとしては、8月の東京アイドルフェスティバルのあとになるでしょうか。アイドリングではなかなか見られない、ルリカさんの本気のステージを楽しみにしています。

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