東京アイドルフェスティバル(TIF)2014
開催が決まりました。
今年は8月2日と3日の2日間。今から夏が楽しみです。
出演するアイドルも、早くも38組発表されています。おなじみの顔もいれば、はじめましてな顔もいます。第1回から運営に近いところでがんばってくれてるバニラビーンズとか、第1回から出演してくれてる東京女子流やSUPER☆GiRLSの名前がないのが気になりますが、きっと出てくれるでしょう。
ちょっとだけ気になるのは、TIF2014のプロデューサーで、アイドリング!!!のプロデューサーでもある神原さんが「乱立するアイドルフェスとは一線を画し…」なんてコメントをしているところ。
「多様性」という言葉を強調してた前任の門澤さんだったら、こんな言い方はしないんじゃないかなと思いました。
8月の終わりに開催される「@JAM EXPO」への対抗意識があるかはわかりませんが、そうした意識が変な方向に行かなければいいのですが。そこだけが心配です。
意味もなく高圧的な態度を取る人間とか、自分が言ったことに責任を持たない人間とか、要は「思いやりのなさをぶつけてくる人間」の行動に僕はすごく敏感だったりします。
思いやりのない人間特有の「自分さえ気持ちよければ、他人がどう思おうと知ったこっちゃない」という心情まる出しの態度なり行動なりに出くわすと、僕自身も思いやりがないことを自覚してるから同族嫌悪的な感情なのかもしれませんが、思いやりのなさがどれだけ他人(というか僕)をいらつかせているかを自覚させたくてたまらなくなります。
「こっちは思いやりのなさを自覚していろいろわきまえてるのに、何でおまえはわきまえずに我が物顔でいられるんだ」と、なんだかこっちが損してるような気分になったりして。「態度の悪い人間や不誠実な人間に居場所を与えるな」なんていうひとりよがりの正義感めいた感情まで出てきたりして。
ほかの人ならスルーするようなところを、ついつい突っかかってしまいたくなる。そんなめんどくさい性格をどうにかしたいと思う今日このごろです。
今日は90年代カバーライブだって言ってたのに、最初の3曲はニコはちライブでもよく歌っているアイドリング!!!の持ち歌でした。
のどを痛めて出られなくなった酒井さんの影響なのか、あるいは一部のファンからの「アイドリングの曲を増やしてほしい」という要望に応えたのかはわかりませんが、これまで僕が見たカバー曲ライブとは違った意外なスタートでした。
いつものようにメンバー10人の自己紹介が終わり、ここからは90年代のヒット曲のカバー。
「90年代カバー」は去年の12月に一度見に行きましたが、このときのセットリストはアイドルソングが中心でした。今回はアイドルという縛りがなくなり、歌われたのは90年代に大ヒットしたJ-POPでした。
一発目は篠原涼子さんの「恋しさとせつなさと心強さと」。マウントレーニアホールの隣の箱でがんばっている東京パフォーマンスドールに捧げる歌、というわけでもないんでしょうけど、とにかく僕らの世代には懐かしい曲です。
この曲は大川さんと伊藤さんと高橋さんの3人で歌ったのですが、みんな高い音がきつそうでした。今思うと、旧TPDは涼子さんだけでなく、米光さんも川村さんも高音が安定していたイメージがあります。90年代前半のアイドルソングって、TPD以外でキーの高い曲は少なかったですよね。流れが変わったのはSPEED以降でしょうか。
次の曲はなんと玉置浩二さんの「田園」。すごい選曲です。
この曲も女性が歌うとかなりキーが高くなるし、決して簡単な歌じゃないと思うんですけど、河村さんと古橋さんのふたりは堂々と歌いきりました。河村さんは声に力と感情を込めていたし、古橋さんは荒削りだけど声量とキーの高さはアイドリングでトップクラス。かなり完成度の高い、見応えのあるデュエットでした。
続いてはDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」。たたみかけるようにメガヒット曲が続きます。
歌うのは楓ちゃん、玉川さん、清久さんと関谷さん。音程が不安定な玉川さんも、頭の中では吉田美和さんの歌声をはっきりとイメージしていたのでしょうか、なんかそれっぽく聞こえます。レイアちゃんはいつものお子ちゃま歌唱。でも確実にうまくなっています。楓ちゃんはどんな曲を歌っても「ピンク色」なイメージ。やっぱりこの子はアイドルになるために生まれてきたんだと思います。そして関谷さんが、締めるところをびしっと締めます。
アイドルがドリカムをカバーするなんて、メンバーもスタッフも勇気が要ったと思いますし、見てるこっちも心配でしたが、見事にやりきりました。
そしてミケーラさんが誕生日の前日ということで、お祝いを兼ねてひとりで歌ったのが相川七瀬さんの「BREAK OUT!」。これが思いのほかはまっていました。
ミケーラさんの場合はアイドルっぽい曲より、ロックテイストの強い曲の方が合いますね。途中から本当に相川さんとだぶって見えてきたんですけど、でも歌っているのはミケーラさん。「相川さんなのに変に背が高くて変にスタイルがいい」という不思議な違和感を抱いてしまうくらいはまっていました。
前にも書いたと思いますが、アイドリング!!!がカバー曲を歌うと、いつもの持ち歌ではなかなか見られない、メンバーのいろいろな個性が見えてきます。
ファンにとってはこんなに楽しいことはありません。
メンバーも、持ち歌では表現しきれない新しい一面を見てもらうために、リハーサルに時間を割き、一度限りのステージにのぞむわけです。
平日の夜6時45分に渋谷へ行ける人は限られるとは思いますが、東京近郊に住むファンはぜひライブを見に行ってほしいと思います。普段歌わない曲に挑戦するからこそ見られる、メンバーの意外な魅力に出会えるので。
ネット上のコメントを見ると「カバー曲は見たくない、アイドリングの曲だけ見たい」という人がたまにいますけど、なんで自分から視野を狭めてしまうのかなぁ、と不思議に思います。アイドルのライブに限らず、エンターテイメントは「楽しいものを見つけよう」という前のめりの姿勢で見た方が楽しいに決まってるのに。
最後の3曲はこの日のメンバー10人全員で。
My Little Loverの「Hello, Again」。原曲よりキーを1音上げていたように聞こえました。高音部はみんな苦しそうでしたが、意外にも大川さんの歌声がいちばんはまっていました。
大黒摩季さんの「ら・ら・ら」。こちらは原キーでした。河村さんのアイドルっぽくないパワフルでエッジの効いた声は、こういう曲を歌いきるためにあります。
最後はアイドリングの持ち歌でもある「EZ DO DANCE」。初めて歌ったのが2012年11月の12thライブで、あれ以来ニコはちライブでは2回に1回くらい歌ってるから、ずいぶんと息の長いカバー曲になっています。
今回のカバー曲は25歳以上の人なら知ってる曲ばかりなので、アイドリングのオリジナル曲を知らなくても楽しめたと思います。特に今日のライブは、ロックな曲調が似合う古橋さんとミケーラさんの活躍で、原曲の良さをうまく生かせたライブになりました。
これをアイドリングのファンだけのものにしておくのはもったいない。誰もが知ってる曲だったら、アイドリングのことを知らない人もとっつきやすいと思うので、カバー曲のライブを新しいファンを増やす手段に使えないものかと、ただのファンのくせにいろいろ考えてしまいました。
最後に、今日見たメンバーの印象について。
いつもより前の方の席だったので、メンバーのことがよく見えました。衣裳は5thアルバムのリリースイベントで着ていた金色のやつでした。
最初に驚いたのが、河村さんがかなりやせてたこと。心配になってしまうレベル。ライブでも、いつもより心なしかおとなしい感じがしました。ずっと舞台をがんばっていましたからね。
関谷さんのダンスはあいかわらずのオーバーアクションでした。よく谷澤さんと比較されるんですけど、谷澤さんとも違うんですよね。野元さんとも違う。強いて言えば谷澤さんのアクションに大川さんのキレを加えた感じだけど、背が低いからそれが変なバランスになって、なんか変な感じになります。まだライブを見たことがないという方は、関谷さんのダンスをぜひ一度生で見てほしい。
それと、高橋さんがいつにも増してかわいかった。番組ではなかなか目立たないけど、あのアイドル性能の高さはほかのメンバーにないものなので、これもぜひ一度生で見てほしい。たぶん印象が変わります。
次は2週間後の5期生ライブを見に行きます。あの4人が何を見せてくれるか、今から楽しみです。

帰りの電車で、三鷹駅で通勤特快を待ってる間に眠ってしまい、気づいたら武蔵境駅を通りすぎて東小金井駅まで来てしまいました。電車に乗って寝すごすなんてめったにないことです。
せっかくの機会だし、定期券で降りられる駅なので、ひさびさに東小金井駅で降りてみました。
そしたら、知らないうちに駅の西側の高架下に商業施設ができていて驚きました。
しかも、武蔵境にできたやつより豪華でおしゃれ。おおげさに言うと、お台場のヴィーナスフォートみたいな感じです。
調べたらこの「nonowa東小金井」、今年の1月にオープンしていたそうです。駅の近くをバイクで通ることは多いのですが、建物の中がこんなふうになってたなんて知りませんでした。
昔は駅の北口にある小さなゲーセンでときどきクイズゲームをやっていたのですが、再開発の影響でゲーセンはなくなってしまい、もはや当時の面影はありません。駅前の風景はずいぶんと様変わりしました。
吉祥寺駅では南北を貫く通路もできましたし、中央線界隈はどんどん便利になりますね。
武蔵境駅も高架化関連の工事はだいたい終わったのですが、東側の高架下の空いてる土地は駐輪場にならないもんですかね。
道重さゆみさんがこの秋にモーニング娘。'14を辞めてしまうというニュースに日本中が驚きと悲しみに包まれる今日このごろ、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
ひさしぶりの更新ですが、僕は変わらず生きてます。
このサイトを通じて伝えたいこと、呼びかけたいこと、共感してもらいたいことはいろいろあるんですけど、実際にそれをやるには時間と体力が必要で、特に最近は昔より頭を使うのがおっくうになってきた気がします。
頭の中にあるいろんな思いを整理して順序よくつないで、それをさくっと文章にする能力が天から降ってこないものかと思っています。抽象的な思いを具体的な言葉にするとき、抽象性の中に含まれる言葉で表現しづらい要素が欠落してしまうのは多かれ少なかれ避けられないことですが、自分の場合、思いを文章に落とし込むとき、欠落させたらまずい部分まで欠落させて、文章が思いとは違う方向にひとり歩きしてしまう気がして、頭脳と文章の間を何度も往復してしまいます。その時間と労力がけっこうな負担なわけです。
どうすれば、思いをスムーズに言葉に変えて表現できるんですかね。抽象的な思いを具体的な言語に切り取って伝える経験は、人よりずっと多くしてきたつもりなんですけど。