最近はあまりのんびりテレビを見る時間はないのですが、
お笑いやバラエティ番組はときどき見ています。

島田紳助が引退ですって

2011年8月24日(水) 01:36 | テレビ・芸能

国民栄誉賞を受賞した美空ひばりのマネージメントをしていたのが神戸芸能社という芸能プロダクションで、そのオーナーが山口組三代目組長の田岡一雄だったことは広く知られている事実だし、美空ひばり自身も田岡一雄の葬儀に出席していたわけで、芸能界がそういう世界だということは僕の親より上の世代にとっては常識です。山口組も四代目の時代まではトップが普通にテレビの記者会見に出ていたみたいですし(といっても四半世紀も前の話ですが)。芸能界やマスコミだけでなく、財界も政界も警察もヤクザを利用していたし、ヤクザもまたそれらを利用していたわけで、つまり日本社会はヤクザというシステムを包括するものである、というのがかつて風俗誌の編集者をしていたときに『実話時代』を愛読して覚えたヤクザに関する生半可な僕の理解です。

件の島田司会者も、ネットではずっと前から山健組系の某団体と親密な関係があると書かれていました(山健組は山口組の二次団体で、渡辺芳則前組長の出身母体)。それが本当かどうかは判断できませんが、美空ひばりの例に限らず、芸能界とヤクザの密接な関係はそれこそ数百年前の穢多・非人の時代にルーツがあるわけで、今回の件についてもヤクザと大物芸能人のつながりがあったことに驚いた人は少ないと思います。
むしろ、芸能界のヤクザに対する冷たさというか、表向きだけかもしれませんが明確な拒絶の意思がこのような形で示されたことが、僕にとっては新鮮でした。「ヤクザと親密な関係というだけでいきなり引退を迫られた」ということが今回の問題の本質であり、「芸能人とヤクザが親密な関係だった」ということは単なる事実に過ぎず、昔から脈々と受け継がれてきたこの世界の伝統です。
数年前にはフジテレビがPRIDEの放送を打ち切ったこともありました。少し前には相撲界の野球賭博が大問題になりました。半世紀前には現役横綱が拳銃を密輸して書類送検されてものうのうと横綱を続けられたのに、そうした伝統は21世紀に入って、徐々に崩れていきました。そんな流れの延長線上にあるのが今回の事件です。
島田紳助が辞めるのであれば、ヤクザと親密なほかの芸能人も、芸能界に残りたければヤクザと手を切らなければ示しがつきません。この引退騒動は、ひとりの人気司会者がテレビからいなくなるインパクトより、目に見えないところで大きな影響を与えるのではないかと思います。向こう数年で、何人かのベテラン芸人や大御所の演歌歌手がひっそりと消えるかもしれません。

芸能界がヤクザを拒絶する理由はおそらく、コンプライアンスだの企業倫理だのといったきれいごとではなく、もっと生々しい事情、つまり「不景気すぎてヤクザとのビジネスが成り立たなくなった」ということだと思います。社会とヤクザとの、そこそこ景気がよかった時代の奇妙な共存関係がいよいよ維持しきれなくなって、ヤクザを抱え込むメリットより、「反社会的勢力と付き合っている」というマイナスイメージによるデメリットの方が大きくなったために、芸能界は徐々にヤクザとの距離を取り始めたのではないか、と想像します。
僕が昔勤めていた風俗誌の出版元も、山口組とのつながりが濃い企業でした。労基法無視で社員をこき使って搾取しまくるスタイルは文字通り「ヤクザ」で、今思い出しても腹が立つことばかりですが、ビジネスそのものは出版業だから「正業」と見なされるんですよね。クライアントである風俗店やキャバクラも、違法でない限りは正業ですし。ただ、最近は不景気に加え、規制も厳しくなっているので、風俗は昔ほどもうかるビジネスではないみたいです。風俗誌の出版もたいへんでしょうね。雑誌の売り上げも広告収入も、僕がいたころよりかなり減っていると思います。

暴力を背景に土地を転がしたりみかじめ料をせびったりするビジネスは肯定しませんけど、今はそんなことをしてもお金が出てこないし、ましてや正業で稼ぐことも難しいですから、麻薬の密売とか人身売買とか、そういう卑劣な犯罪が増えるんですよね。医者とグルになって臓器を売買したりとか。
でも、今さら政財界とヤクザの共存関係を修復しても、もはやそこに新しいビジネスが生まれるような環境ではないですから、本気でヤクザを片っ端から解体するくらいしか、この手の犯罪を撲滅する手段はないのかもしれません。もっとも、そのためにはヤクザとつながりのある政治家や警察官僚や財界人も排除しなければいけないのですが、そんなことは誰にもできないでしょう。
きっとこれからも何らかの形で、ヤクザは生き残っていくのでしょう。今年出所した司忍六代目組長も無駄にかっこよかったことですし。

島田紳助のむすっとした顔を見て、そんな妄想をしてしまいました。
もし日本が不景気じゃなかったら、この人もこんな形で辞めなくてすんだかもしれませんね。もっとも東京03の事件とか、その前のマネージャーへの暴行事件とかを見ると、人間として重大な欠陥があるみたいだし、正直この人の顔を見ていて不愉快でしたから、結果的にこの人がテレビから消えることは個人的には歓迎しますけど。

M-1の感想

2010年12月26日(日) 22:41 | テレビ・芸能

パンクブーブーの敗者復活は「やっぱり」と思ったし、本戦の1回めのネタはさっき見たばかりなのにおもしろかったし、決勝のネタも3組の中でいちばん笑ったのですが、2回ともネタの傾向がまるっきり同じだったのが残念でした。正直言って、決勝は3組ともちょっと期待外れだったかなぁ、という印象です。
それより何より、敗者復活戦でのデスペラードのネタはぜひたくさんの人に見てもらいたいと思いました。CSとはいえ、あんなネタをよく電波に乗せられたものです。

敗者復活戦を全部見ました

2010年12月26日(日) 17:32 | テレビ・芸能

タイムマシーン3号
最後の6組では、タイムマシーン3号とパンクブーブーがおもしろいと思いました。
あの感じだと、なんとなくパンクブーブーが残るような気がします。

スカイAの放送時間が予定の17時を過ぎてしまったため、予約録画が17時でいったんストップして、東京ダイナマイトのネタが切れてしまいました。地上波の方でも録画しておいたのでいいのですが。

磁石がおもしろかった

2010年12月26日(日) 17:02 | テレビ・芸能

磁石
今のところ、敗者復活の最有力候補だと思います。

M-1敗者復活戦

2010年12月26日(日) 14:28 | テレビ・芸能

デスペラード
バイク屋さんへ行ったら、今度は「エンジンがかからない」というトラブルが発生したために修理に時間がかかり、12時までの帰宅はかないませんでした。
今はM-1敗者復活戦の生放送を見ています。僕が帰る前にオンエアされた分はCM中にビデオで見たので、いちおうここまでの漫才はすべて見ました。
現時点でいちばんおもしろいと思ったのが、写真の「デスペラード」です。右の人はイラン人ということで、イランでもお笑いがブームだという設定での、漫才とアメリカのテロをからめたネタが絶妙でした。ただこのネタを地上波で流すのは難しいでしょうね。
次点が「エレファントジョン」。「怖い話」というネタで、わりとベタな漫才でしたが、僕の笑いのツボにぴったりはまって、笑いすぎてたいへんでした。

今さらですがR-1ぐらんぷりの感想

2010年2月25日(木) 02:40 | テレビ・芸能

個人的には、なだぎ武さんがツボでした。
最初の暴走族ネタでは、変わった声色やミッキーマウスのキャラに頼ることなく、しゃべり方やせりふの細部まで作りこんでいたからこそ笑えました。
決勝のドラえもんネタも大笑いしました。ドラえもんに似ても似つかない目覚まし時計に足が4本あったのと、ドラえもんの主題歌の歌詞で「タケコプター」を英語風に言ったところは、心をえぐられるような衝撃でした。

優勝したあべこうじさんは、小道具に頼らず、話芸だけで臨んだことが勝因だったでしょうか。ネタの中身も、誰でも入っていきやすい内容でしたし。逆に、受け手を特定の世代に限定したり、特定のアニメや芸能人などに関する知識がないと分からないようなネタは、ベテランの芸人さんが審査した今回のR-1では厳しかったと思います。なだぎさんの決勝のネタも、その部分が引っかかったのでしょう。

期待していたバカリズムさんは、確かにすごくおもしろかったのですが、突破力が欠けていた気がしました。
次回からはR-1に出ないだそうで。残念です。

R-1ぐらんぷりサバイバルステージを見て

2010年2月22日(月) 01:53 | テレビ・芸能

ビデオに録画してついさっき見たばかりなのですが、先にネットのニュースで結果を知ってしまったのが失敗でした。
1位になったCOWCOWの山田さんは、ネタと小道具の作り込みがものすごくて、納得の結果でした。
2位の友近さんも相変わらずの芸達者ぶり。いつも安心して見ていられます。今回ばかりは相手が悪かったでしょうか。決勝で見られないのが残念でなりません。

意外だったのが、3位の田上よしえさん。サバイバルステージのメンバーを見て、「なぜこのベテランがこの場所にいるんだろう」とびっくりしました。
田上さんは、確か僕が学生だった頃から芸人としてテレビに出ていました。アナウンサーやエレベーターガールに扮した芸を得意とした、少し前の青木さやかさんのような芸風。でも、テクニックは田上さんの方がずっと上だったと思います。
それなのに。
今日の田上さんには、往年の切れがありませんでした。
若いお笑いファンに迎合しすぎたような、安易なあるあるネタ。彼女はそういうキャラじゃなかったはずです。
大昔のことだからよく覚えていませんが、田上さんは「ものすごくおもしろい人」というイメージがあったので、正直言って残念でした。それだけに、3位という結果は意外でした。「もう中学生」の人もがんばってたのに。

火曜日の本戦では、「アイドリング!!!」でもおなじみのバカリズムさんに期待したいと思います。