ありがとう、すぅちゃん

2012年5月30日(水) 23:59 | アイドル

さらば11号すぅちゃんの旅立ちング!!!
アイドリング!!!11号の「すぅちゃん」こと森田涼花さんの、Zeppダイバーシティでの卒業ライブ「さらば11号すぅちゃんの旅立ちング!!!」が終わって、3時間が経ちました。
チケットの整理番号は100番台の前半だったので、わりと前の方で見ることができました。

いろんなステージで何度も歌った歌を、みんなが噛み締めるように歌っていました。
すぅちゃんがいる「犯人はあなたです?」も、すぅちゃんがいる「GO EAST!!! GO WEST!!!」も、すぅちゃんがいる「バッキューン!」も、そしてすぅちゃんがいる「まけへんで」も今日のライブが最後です。
2期生から4期生までの関西出身メンバー5人で歌う「まけへんで」では、まなちゃんが最初から泣いてて、最後はこの曲を初披露したNGKのときみたいに、みんな目に涙を浮かべていました。

つかみどころのないすぅちゃんのトークには、今までたくさん笑わされ、癒されました。アンコール直後の2期生同士の思い出話でも、やっぱりいつものすぅちゃんワールド。いつもと違ったのは、ときおり涙声になるすぅちゃんと、涙がこらえられないあみみとあさひ。このゆかいなやり取りも、アイドリングではこれが最後なんですね。

すぅちゃんがみんなに愛され、慕われるのは、性格がまじめでやさしいから。番組では、メンバーに何かあったときに、誰よりも早くメンバーのもとへ駆け寄る姿を何度も見ました。すぅちゃんのやさしさはほかのメンバーにも伝わっていて、それがグループ全体を包むあのふわっとした感じを作る、とても大切な要素になっている気がします。

多彩な表情を見せてくれるところも好きです。うれしいときの目を細めた顔や、驚いたときの目を見開いた表情、ちょっと困ったときのむすっとした顔。表情ひとつでいろんなことを表現できるコメディエンヌ。すぅちゃんの言葉は、あの表情によって破壊力が何倍にも増幅されます。アイドリングですぅちゃんの変幻自在の表情を見ることはもうできませんが、その力は女優業で存分に生かされることでしょう。

ライブの終わりには、ホリプロ大阪の後輩のまなちゃんと、同じ2期生のあさひから花束とメッセージが届けられました。泣き虫のまなちゃん、やっぱり涙が止まらず、まともにしゃべれませんでした。朝日さんも泣いていましたが、いつものように発する言葉がいちいちおもしろくて、感動的なシーンのはずなのに客席やステージから笑いが漏れるという、アイドリングではおなじみの光景。そう、みんなが笑ってくれれば、みんなが幸せになれるんだ。朝日さんありがとう。
そして、今日は来ないと思っていたバカリズム升野さんがまさかの登場。升野さんらしい言葉ですぅちゃんをねぎらうと、さらにスペシャルゲストとして、アイドリングの卒業生でホリプロ大阪の先輩、5号滝口ミラさんが登場。会場がいちばん盛り上がった瞬間でした。アイドリング時代と変わらない空気を読まないトークで、会場をミラっちょ色に染めてみせました。泣いていたメンバーも、涙が引っ込んでしまいました。さすがアイドリングの基礎を築いた偉大な先輩です。
ミラっちょは明日東京ですぅちゃんといっしょの仕事があるから、ライブにも何らかの形で出るだろうと思っていたので意外ではありませんでした。むしろ升野さんが来たことの方が驚きました。

最後の曲は「さよなら・またね・だいすき」。2期生のうめ子もせりなも、ずっと我慢していたひぃちゃんとさかっちも、もう涙が止まりません。
すべての曲を歌い終えたら、すぅちゃんがメンバーひとりひとりと抱擁。1期生のルリカちゃんまで涙で顔をくしゃくしゃにしていました。祐奈ちゃんは泣きすぎて、ひぃちゃんに体を支えてもらうほどでした。
ステージにひとり残ったすぅちゃん。アイドリング!!!11号の森田涼花が、森田涼花になる瞬間。しっかりとファンの方を向いてから、アイドリングとしての最後のステージを静かに去っていきました。

すぅちゃんには、明確な「未来」がある。それが、これまでの卒業ライブとの大きな違いでした。
3年前の5thライブでミラっちょたち4人が卒業したときも、去年の年末に谷澤さんとフォンチーが卒業したときも、どちらかというと「アイドリングというホームを離れて、芸能界という未知の世界に踏み出していく」という雰囲気で、どこか名残惜しさというか、アイドリングとしてすべてやりきったんだけど後ろ髪を引かれる感じというか、もっと突っ込んで言うと「未来への不安」的な何かがあったような気がします。
すぅちゃんの卒業ライブは、本人の言葉も、ライブの演出も、すべて「進むべき道へ進む者を祝福する」という信念に貫かれていました。今も必死に試行錯誤を繰り返すミラっちょとの対比、というとミラっちょのファンに怒られてしまいますが、女優としての未来、おそらくアイドリングよりずっと注目度の高い場所で活躍できる可能性が見えているから、さびしさはあっても迷いはないわけです。「卒業おめでとう!」と、心に一点の曇りも迷いもなく言えるわけです。もちろんさびしいけど。さびしくてたまらないけど。

だって、今日のライブでのすぅちゃん、すっごくいい表情だったんですよ。
これまでのライブでもそうだったけど、周りの人たちがすぅちゃんにとって本当にいい仲間なんだなあ、と思わせてくれる表情。
すぅちゃんがこれから女優として大成するとして、アイドリングでの4年間は結果として回り道になったかもしれないけど、本人にとってこの4年間がそれほど悪いものではなかった、それを今日のすぅちゃんの笑顔を見て確認できたことがうれしかった。
アイドリングは、ライブや番組でいつも見る人を笑わせたり、幸せな気持ちにさせてくれる。それが当たり前だと思ってしまっているけれど、実はそれってすごく難しいことで、メンバー間に信頼関係がなかったり、ぎくしゃくしたところがあると、それは絶対に見る人に伝わります。アイドリングは決して歌の技術で魅せるアイドルではなく、歌や企画を通して「人間そのもの」を伝える壮大なコメディですから。
今では、欠かさずに見るテレビ番組はアイドリングくらいしかありません。なぜほかのテレビ番組を見ないのにアイドリングだけは見るかというと、メンバーがかわいいとか、企画がおもしろいというだけでなく、「なんか幸せな気分になれる」から。その「幸せな感じ」を支えているもののひとつがすぅちゃんの人柄で、今日のライブでそのことをあらためて確認できました。

僕もすぅちゃんからたくさんの幸せと元気をもらいました。アイドリングですぅちゃんの姿が見られるのは、おそらく今日のCS放送と明日の地上波アイドリングが最後だと思います。さびしいけど、今までの感謝の思いと、すぅちゃんの幸せを願う気持ちを、この場を借りて伝えたいと思います。
森田涼花というアイドルに出会えてよかったと、心から思います。

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