京都市長の「優先雇用」発言と同和問題について(前編)

2006年7月30日(日) 06:12 | 日記

「同和行政の柱として行った優先雇用での甘い採用が大きな要因の1つ」(産経新聞より)

京都市の桝本頼兼市長が、京都市職員の逮捕者が今年度だけで8人にのぼっていることを受けて、このように述べたそうです。

僕が京都に住んでいた時に市長選挙があって、その時に当選したのが桝本氏だから、かれこれ9年以上も市長を務めていることになります。
桝本氏は与党候補でした。なのにこの発言。ものすごく驚きました。桝本さんがまだ市長だったことにも驚きましたが。
でも本当に驚いたのは、当の京都市民でしょう。

愛知県より東の人は「同和」とか「部落」とか言われても「えっ、まだそんなものがあるの?」と思うかもしれません。しかし、三重県より西の人にとっては、いまだに大きな社会問題です。というより、問題にすらできないタブーというか、パンドラの箱というか、とにかく人前で大きな声で話せないような問題なのです。

2000年の夏から2004年の春まで、僕は名古屋で風俗誌の編集者をしていました。
風俗の周辺知識としてヤクザのことを知ろうと思い、2002年頃から「実話時代」という雑誌を毎月読んでいました。
雑誌やインターネットの掲示板レベルの知識とはいえ、ヤクザのことがある程度分かるようになると、そのバックボーンやルーツについても興味がわいてきました。
被差別部落についていろいろと知ることになったのは、こうした経緯があったからです。

2001年の狂牛病騒ぎの時、雪印食品や日本ハムが農水省の牛肉買い取り制度を悪用して、国産ではない牛肉を国産と偽って買い取らせ、不当に利益を得ていました。この詐欺事件は2002年に発覚し、のちに雪印食品は倒産しました。
しかし、この両社と同じ手口で、さらに多額の詐欺を行ったのが「ハンナン」という会社でした。
雪印食品などの詐欺が発覚した時、ニュースや新聞には「ハンナン」という名前は登場しません。一部の雑誌やインターネットでは「牛肉偽装事件の真の黒幕はハンナン」だと、早くから書かれていましたが。
結局、ハンナンの浅田満元会長が逮捕されたのは、雪印食品から遅れること2年以上。業界内の人だけでなく、警察もハンナンがクロだということは前から分かっていたんでしょうけどね。なぜ早く立件しなかったのでしょうか。

もともと食肉業界は部落解放同盟(解同)とのつながりが強いことが多く、大阪府のハンナンはまさにそうした会社の代表格でした。
逮捕された浅田満元会長は、かつて元自民党の鈴木宗男代議士の有力なスポンサーであり、山口組前組長の渡辺芳則氏との関係も深かったようです。
大阪府も大阪市も大阪府警も、解同には弱いようです。太田知事をはじめ、上層部は完全に解同に囲われているんでしょうね。太田知事の顔を見るだけで不愉快な気分になるのは僕だけではないでしょう。

2003年、自民党の野中広務が政界を引退しました。自民党の中では、最も同和と深い関係がある代議士のひとりでした。野中の引退により警察に対する同和からの圧力もいくぶんか弱まったのでしょうか、2004年にハンナンの浅田が逮捕されました。

大阪の隣、京都に目を移すと、やはり「同和」が力を握る社会です。桝本市長が言ったとおり、市職員には「同和枠」というものがあり、同和地区出身者が一定以上採用されるように決まっていたそうです。市長によると2002年度までこの制度が続けられていたようですが、今はどうなっているのか分かりません。
このことはよく「逆差別」として問題視されてきました。通常、公務員というのは試験や面接の結果で採用が決まるのですが、こうしたプロセスを経ずに公務員になった人が少なからずいるわけです。
職場においても、勤務態度が悪いことを叱ったりすれば「差別だ」と言われる。無断欠勤を続けた者に対してそれなりの処分を科そうとしても「差別だ」と言われる。彼らのバックには部落解放同盟という圧力団体の存在があります。そのまたバックには自民党がいて、民主党がいます。山口組もいます。解同に逆らえるのは共産党くらいなものです。
だから、いくら働かない部下がいても、絶対にクビにはできないわけです。
そんな甘やかされた環境で市から給料をもらっているから、麻薬やらヒロポンやらで捕まるというわけです。

ちなみに、解同の幹部は市長の発言に対して、このように答えています。
「一元的な切り口で評価されるのは心外だ。たとえ同和地区の出身者であっても、職場での人間関係や上司との関係など、今生きている環境が人をつくっているはず。このような発言は、差別や偏見を助長するものだ」。(産経新聞より)
そもそも、「裏口採用」や給与面などでのさまざまな優遇、圧力を恐れるあまり上司が仕事のミスを叱れないなど、「職場での人間関係や上司との関係」が歪んだところからスタートしているわけですから、解同の言い分は的外れです。

もちろん、出自がどこであろうと、大半の人は真面目に働いているはずです。心ある被差別部落出身の人たちは、税金を食い物にするうえ、犯罪にまで手を染める人間をどんな思いで見ているのでしょう。

そんな情勢も、京都府園部町(現・南丹市)出身の野中広務が政界を引退したことで、徐々に変わってきたんでしょうね。冒頭の桝本市長の発言が、京都市と解同の関係が大きく様変わりしたことを示します。

長くなったので、次回に続きます。

コメント

フォーキーさんの認識には基本的に賛成しますが、野中氏のことを調べていくと、あなたが言われるように単純な問題ではないことが分かりました。
野中氏は大阪の国税局と解放同盟との間の脱税に関する密約を国会質問で鋭く追求しています。野中氏はこのような不正がかえって差別を助長させることを危惧しているようです。下記は野中氏の国会質問の記録です。京都の同和問題を鋭く追求してきた寺園氏のサイトからたどれます。
http://www15.ocn.ne.jp/~almarid/box/taxnonaka.html

醍醐東市営住宅は一応立て前は公開抽選に当選しないと入居できない事になっているが老朽化したコンクリートブロック住宅を建て替える際先ず醍醐中市営住宅を5棟を新築しそこに全世帯入居させた。そこで終わらず、その少し上の丘陵地に醍醐東市営住宅を20棟新築した。その醍醐東市営住宅に一旦中市営住宅に入居して1年半程度しか住んでいない世帯を数件再入居させるという裏技を使った。引越しの度にかかる引越し費用は全て京都市の公費つまり税金である。その東市営住宅には京都市の元正職員が住む。団地の約半分の世帯がペットを飼育。偽装の精神疾患や障害者が殆どその人間達に共益費や駐車場代金を集金させそのうちの4割程度を助成金等と称して一部の人間達に手渡していた。表向きは団地住民の為に使うという事になってはいるが領収書等の報告義務はないので一部の人間にわたる。これら政務活動費を偽宗教法人に垂れ流した市議が庇護する地域での出来事。他にも生活保護を受給し続けベンツ2台所有し山科区に家を建て古い家財道具を公費で処分させた女。深夜に床を鈍器のようなもので殴り続け階下女性宅へ騒音を出す女、偽装障害者は出かける時だけ車椅子に乗り普段は共用廊下に置きっぱなし、犬の予防接種も無料、偽装女は20年以上生活保護を受給し車を所有し週末になると男が出入りし男の黒の大型車は団地の駐車場の来客用スペースにに堂々と止めている。そしてシラをきれるようあらゆる不正不法行為は閉庁後に行われている。それらを黙認しているのはそれらを取り締まるべき筈の市職員も地区出身者が殆どで指定職と呼ばれる係長以上の職員もこの地区出身者が突出している。何もかも黙認している。

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